ねぇ! みんな、夏っぽいことってなにかした? インスタとか見てると、毎日、お祭りや海やフェス、諸々に行ってる人と、冷房の効いた部屋から、ほぼほぼ出ない人の二極化がすごいわよね。

 

ちなみに、私は今の所、断然後者(笑)夏をおもいっきり楽しんでる友達のインスタを見て、自分も行った気になって満足してお昼寝(苦笑)

 

今はだって、暑すぎる……。もう少し暑さが収まってから活動開始かな。

 

そんな私の家に、近所に住む友達、A美が突然やってきたの。お気に入りのカフェのコーヒーとハンバーガーまで持って。この子がこうしてお土産を持ってくる時は、たいがい私に相談がある時。今日もきっと、そうなんだろうな~なんて思っていたら、いきなりこう来た。

 

A美「ねぇりか。私ね……呪われてるかもしれない」

 

りか「え~なにそれ!(ちょっと面白い)どういうことそれ?」

 

でも実際に聞いてみると、彼女の話は、聞いてるこちらまで鳥肌がたつほどのものだったの……。

 

彼女にはね、今年に入って2年ぶりにできた彼氏がいるんだけど。この前彼女が家に来た時は、たしか「一緒に暮らそうかどうか迷ってる」って相談だったのよね。その後、いよいよ同棲を決めたって連絡がきていたから、今回は「一緒に住み始めて嫌なところが見えてきた~」とかそんな感じかと思っていたんだけど……。

 

同棲場所は、元々住んでいる彼女の部屋。彼女の方が彼よりも結構広めの部屋に住んでいたから、彼が来ることになったんですって。これから始まる彼との新生活が楽しみでたまらなかった彼女は、彼の荷物の片づけを一緒に手伝っていたの。その時、彼女が何気なく手にした段ボールの中には、どこにでもあるような小さめの仏壇が。

 

その時は、彼女も全く気にすることなく「心身深い人なのね」くらいにしか思っていなかったらしい。

 

ところが、恐怖は同棲一日目の夜から始まったの。

 

引越しの片づけの疲れで、夜の22時くらいには寝てしまった2人。彼女は、眠りながらも「あ~これからは、ずっと彼と暮らせるのか~。大変なこともあるだろうけど、やっぱりうれしいな」と彼の温もりを感じながら眠っていたそう。でも、2人が眠りについて数時間後、ふと彼女が目を開けると彼の姿が見えない。

 

「リビングでお水でも飲んでいるのかな」そう思って彼女がリビングの扉を開くと……。

そこには、片付けきれていない、散らかったリビングで、段ボールから取り出した仏壇を前に1人お経を唱えている彼の姿が。

 

思わず「な……何やってんの?」と声をかけた瞬間

 

「お経中に話しかけんな!!!!」とすごい剣幕で怒鳴られたそうなの。

 

プチパニックに陥った彼女は、とにかく冷静になろうと一旦寝室へ戻り、彼を待つことにしたんですって。待つこと1時間、戻ってきた彼の手には数珠と何かが入っている小瓶が。彼女が黙っていると、彼がぽつりぽつりと話し始めた。

 

「今まで黙っていてごめん。俺が入っている宗派は、一般的なものとは違うんだけど、とても素晴らしいものなんだ。毎日深夜1時にお経を唱えるのは決まり事なんだ。だから、これからもしなくちゃいけない。さっきみたいな、途中で話しかけるなんて真似は今後絶対に辞めて欲しい。それからね、これは俺からの同棲記念のプレゼントなんだけど……」

 

そう言って渡されたのが、彼が持っていた数珠と明らかに怪しい小瓶

 

「これからは、お前も一緒に唱えてほしい」

 

A美「……。ごめん。全部が全部いきなりすぎて、ちょっとすぐには答えられない。第一、私浄土真宗に入ってるから無理かもしれない。あとさ、この小瓶の中身って。もしかして、水?」

 

「そう! なんでわかったのお前、すごいじゃん! これはね、入信している人の中でも選ばれた人しかいただくことができない、ありがたいお水なの。これ、俺のなんだけど、お前に預けるから。これから、よろしくな」

 

もうお分かりだと思うけど、彼が話した一般的な宗派の名前は、聞いたこともない新興宗教だったの。

 

A美「……。ちょっと、考えさせてほしい。これからのこと自体」

 

というのが、私の元へやってくるまでの話。彼女が呪われているかもしれないと言ったのは、この子、こういう目に遭うのが今回でなんと3度目。小瓶の液体が水だと分かったのもこれまでの経験があったからこそ(苦笑)彼女が、ぼそっと言った。

 

A美「私、こういう星のもとに生まれちゃったのかな……」

 

私、思うのよね。

 

たしかに、それはあるかもしれない。

 

ある人は「付き合う時はいつも略奪愛の星のもと」、またある人は「好きと言ってきてくれるのは、なぜか個人事業主という星のもと」そしてA美は「付き合う相手が新興宗教という星のもと」……。

 

ぱっと聞くと、どうしても抗えない何かがありそうよね。でも結局それって、本人自体が引き寄せているのよ、その星を。

 

だからA美、あなたは呪われてはいない。そういう男を選んでいるだけ。

 

彼女曰く、この“呪い”を心の奥底で楽しんでいる自分が消えない限りは、このループからは逃れられないと思うわ。

 

だって結局、そういう人が、好きなのよ。それを受け入れるか受け入れないかは、本人次第だけどね。

 

でも確かに、普通に聞けばめちゃくちゃ、怖いわよね。彼氏が知らぬ間に起きだしてお経唱えるとか、想像するだけでこわい。

 

それにしても最近って、小さい小瓶にありがたい水をいれるって手法が流行ってるのかしらね(苦笑)

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