コロナ禍になってはや1年超え。初めて緊急事態宣言が発令された時、大変なことになったなと思いつつ、ふと頭をよぎったのは「コロナ婚、コロナ離婚、そして出生率それぞれが上がるんだろうな」ということだった。

 

でも実際のところは、今年1月の出生数は、前年同月と比べてマイナス14.6%!!

 

2000年以降で最大の減少率ですって。コロナウィルスの感染拡大によって、妊娠出産を控える動きが数字に表れたようね。全然私の予想と違った!!

 

でもね、あくまでも私の周りの話なんだけど、今ものすごい勢いでベビーブームが到来しているのよ。

 

この1年で「子供が生まれました!」と連絡をくれた人数はざっと数えても8人。それもみんな、「ここのところご無沙汰でさ(涙)子づくりどころかキスさえしてない」って言ってた人ばかり。ふたり目、3人目の子もいれば、初めて授かりました、という子だっている。

 

その中でもね、レス期間は約6年。でも子供は欲しいと悩んでいた女友達から「子供ができた!!! ついにできた~!!!」と連絡を受けた時は、思わず一緒に叫んでしまったほど嬉しかった。レス修復から始まりそこからの妊活となると、本当に色々と大変だったみたい。でもね、その子がふと言った言葉で、私も改めて気づいたことがある。

 

女友達「コロナ自体はマジで勘弁してほしい。でも、いいのか悪いのか、主人がリモートで家にいる時間が増えたことで、ふたりでいる時間と向き合える時間も増えていったんだよね。たまに近所のカフェでお茶もしたりね。ちょっと結婚前に戻ったような感じでくすぐったかったけどね(笑)もしね、リモートっていうのがなかったら、うちらは今でもレスだった気がする」

 

 

 

私、思うのよね。

 

足りないのは、ただただ単純に、「一緒にいる時間」だっただけなのかもしれないなって。

 

この事って、コロナがきっかけで別れたカップル、結婚を決めたカップル、離婚に至ってしまった夫婦、そして今回みたいに赤ちゃんが授かった夫婦、みんなに共通して言えることなんじゃないかしら。

 

カップルたちは、コロナ禍になってから「一緒にいる時間」が極端に減った。会えない時間に互いの将来のことを考えるきっかけにもなったはずよね。

 

「一緒にいなくても、案外このままでも大丈夫かも」と思ったカップルもいれば、「これから先、こんな状況にまたなった時は離れ離れになりたくない。一緒にいたい」と思ったカップルもいたことでしょう。

 

一概には言えないけど、前者の場合はすぐには結婚とはならないだろうし、相手の存在意義について疑問に思い始めるかもしれない。もしくは片方が「会えなくても大丈夫」だけど、もう片方は「会えないときつい」って場合。ふたりの結末は別れになった可能性が高いと思う。

 

対して後者の場合は、ふたりにとっての「結婚」が現実味を帯びてくる。それぞれの大切さに気付くきっかけになったっていうカップルの話は、この1年で本当に多かった。

 

そして夫婦たち。離婚をした夫婦と、子供が授かった夫婦。このどちらも、やっぱり「一緒にいる時間」に起因しているんじゃないかしら。

 

離婚をした夫婦は「今までより相手といる時間が増えて耐えられない。てか、もう私たちの関係ってすでに終わっちゃってたんだ」とふたりの冷め切った関係に改めて気づかされる夫婦が多かったらしい。

 

そして子供を授かった夫婦は、「一緒に過ごして向き合える時間が増えたことで、妊活にも励みやすくなった」ってことがすごく大きいはず……。

 

時間の価値観

 

会えない時間が増えて、その大切さに気付いたふたり。そのまた逆も然り。

一緒にいる時間が増えて、相手に辟易したふたり。そのまた逆も然り。

 

結婚も離婚も、そして新しい命の誕生も、きっと全てに意味があるもの。時間は、人に何かを気づかせるものなのかもしれない。

 

今、一日24時間自由に使えるはずの「時間」というものは、いろんな規制によって選択肢を失いつつあるわよね。以前よりも増して、時間は「限られた時間」になってしまった。

 

でも、そんな中であなたが導きだした「あなたが一緒にいたい人」は、きっと正しい答えのはず。

 

コロナ自体は本当に招かれざる客だけど、大切なことに気づく人も多かったんじゃないかしら。

 

まぁそれにしても、いい加減落ち着いてほしいけどね。海外行きたい!!!

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