いつも機嫌がいい人。対していつも機嫌が悪い人。どちらもあなたの周りにいるんじゃない?
これって実はすっごくシンプルなことだけど、自分の機嫌の取り方がうまいかどうかなのよね。
この前、地元の男友達からLINEがきて、「今年は思い立ってお世話になってるやつらに地元のクラフトビールとコーヒー豆送ろうと思って。りかのところにも送るわ!」ってお中元をいただくことに。
彼とは中学からの付き合いだから、かれこれもう20年……言葉にするとびびるわね(苦笑)お互いに思春期まっさかり、田舎っ子、真っ盛りだった頃からの付き合いだからか、帰省して久しぶりに飲んでも、中学時代に戻れる大切な仲間の一人。
そんな彼も今では結婚して4歳の可愛い女の子のパパ! 彼の奥さんとも仲良くさせてもらってるんだけど、前にその奥さんと飲んだ時に言っていた言葉が印象的だったの。あれはたしか4年前だったかな。夏に私が帰省して、地元のみんなでキャンプをしていた時のこと。
昼からビールを飲みはじめ、18時くらいにはみんなもなかなかいい酔い具合。例の男友達がみんなにコーヒーを淹れてくれて、焚火の前で思い出話をしていたの。ああでもないこうでもないって言ってるうちに、それぞれの結婚相手の「結婚の決め手」を話しはじめることに(今思えば、ものすごい恥ずかしい話題ね……)
照れ隠しで、「顔だよ顔!」とか「体の相性も大事だよね(笑)」とかみんなが言ってる中、男友達の奥さんがほろ酔いの最高の笑顔でこう言ったの。
奥さん「あの人、自分自身の機嫌の取り方をわかってるんだよねぇ。いつでも自分を機嫌よく保てる術を持ってるっていうのかな。それが、超~!!!! 楽なの!!」
一同「おぉぉぉぉぉぉぉぉ……」
奥さん「生きてるとさ、大きなことじゃなくても小さなイライラってたっくさんあるじゃん? でも、どんな時でも隣りで余裕な顔しニコニコしてるあの人を見ると、私自身もイライラしている自分が馬鹿らしく思えてきて、気づけば私もイライラが消えてるんだよね」
一同「おぉぉぉぉぉぉ。確かにあいつって、昔っからそんな感じだったかも」
奥さん「やっぱあれは昔からか~。あの人と結婚する前に付き合っていた人ってね、少しのことですぐに機嫌が悪くなる人だったの。他にいい部分はもちろんたくさんあったけど、なんっか私までどんどん性格ブスになってきてる感覚がすーっごいこわかった」
一同「ふむふむ」
奥さん「だからこそと言ったらあれだけど、生涯の伴侶は“誰かに機嫌よくしてもらう”人じゃなくて“自分で自分のことを機嫌よくしてあげられる人”がいいと思ったの。で、あいつはまさにそういう神様みたいな人だったんだよね~」
一同「おぉぉぉぉぉぉぉ」
という、ね。その後はもう、みんな夜更けまで語りつくしたっけ(笑)
私、思うのよね。
彼女が言う、「いつでも上機嫌をキープできる人」っていうのは、「気持ちの切り替えが上手な人。そして、少し冷静な人」だと思う。
機嫌が悪い状態が長く続くことはデメリットしか引き寄せないこと・機嫌がいい方が、何より自分の気持ちがいいってことを気づいている人なのかもしれないわね。
対して、少しのことで機嫌が悪くなって、周りの空気も悪くさせてしまう人というのは、まだそのことに気づけていない。自分が結果的に損をしていることなんて、微塵にも思っていないことでしょう。
とは言っても、実際どんな時でも上機嫌って、やっぱりなかなか難しいわよね。あの男友達はいまだに、自分のことを機嫌よくしてあげられているのかしら。そんなことを思って、彼の奥さんにLINEしてみたの。
そしたら3分後に返ってきたのは、
「うん。いまだにずっと上機嫌(苦笑)あ、でもこの前初めて怒ったところ見たよ。娘が犬に吠えられてさ。犬にガチギレしてたわ。旦那も娘のことになると我を忘れちゃうんだな~って新発見したとこだったよ~(笑)」
りか「シアワセイッパイ!!!!」
私も今度また結婚するなら、そういう人と一緒になろう。そして私自身、そういう人になれるといい。
旦那であれ彼であれ、友達であれ。周りにそういう人がいるって幸せなことよね。
さ、私達も自分のこと、機嫌よくさせてあげましょうね。



