まだ6月。梅雨も始まっていないのになにこの暑さ……。早くも今年も猛暑の予感。みなさん、バテてない? 極寒の冬よりはましだけど、暑すぎるのもやっぱり辛い。なんでもそうだけど、何事も適度が大事よね。この前遭遇したカップルにも、同じことが言えると思うの。そう、何事も○○しすぎはよくないもの……。
ここ最近、自宅のwifiの調子が良くなくて、仕事をする時は近くの電源カフェに行ってるんだけどね。カウンターでコーヒー片手に仕事をしていると、まぁ本当にいろんな人々がくるのよ。そんな中、今日の主人公のカップルが私の隣りの席に来た。
座った瞬間、彼女は堰を切ったように話し始めた。彼女はアパレルショップで働いているみたいなんだけど、そこであった日々のことをずーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、彼氏に向かって話していたの。まぁ、女の人ってよくあることなんだけどね。でもね、彼女の怒涛の話しぶりは尋常ではないほど。息継ぎどこでしてるのかと思うほど、次から次へと話題が出てくる。でも、それ以上に驚いたのが
彼氏が彼女に対してほとんど無反応だったということ。
普通、ここまで明らかに「自分その話全く興味ないです」感を出されたら彼女も黙りそうなものだけど、彼女はおそらくそのことに全く気付いていない。
話しすぎな彼女と、反応がなさすぎな彼氏。両極端すぎるのよ、この2人。
なんとなく気になってそっとカップルの方に目をやると、なんと彼氏、携帯をいじってるではありませんか。それを気付いてなのか、気づかないふりをあえてしているのかは謎だけど、それでもひたすら話し続ける彼女。
そんな時間が10分ほどたった時、彼女がふと彼氏に聞いたの。「ねえ、もしかして、歩き疲れちゃった?」そこで彼氏が待ってましたというように「うん、少し」と返答(笑)
そこから2人は、このあと、どうしようかという展望のある会話に入ったんだけど、またしても会話が成り立たない。
彼女「疲れたなら、うちで休む? ちょっと最近また太ったんじゃない? ○○さんの家、体重計ないから、うちではかればいんじゃない?」
彼氏「えーべつに太ってないでしょ。そう見えるだけじゃない? まぁでも疲れたし外でやりたいこともないし、○○ん家に行こうか~」
彼女「え? まじ? 今ね、部屋すげえ汚いんだけど! かなりレベルたけーよ!? 洗濯物もまわしたまま出掛けてきたし、今ほんと足の踏み場もないよ!? かなりレベルたけーよ!?」
おそらく相当焦ったのか、なぜか言葉使いがいきなり”べらんめえ口調”になった彼女。個人的には面白かったんだけど、彼氏からしたら面白くないわよね。だって、彼女のほうから「うちにきたら?」って言ったのに、いざ賛同したらなぜかの拒否。案の定、彼氏の反応はというと、無反応に逆戻り。
彼女「え、どうしたの? なんか、まだもし歩けるなら御茶ノ水とかまで行ってみる? あぁでも疲れてるんだよね、じゃあホテルとか、行く?(笑)」
彼氏「……とりあえず、ここ、出よっか」
……うん。私、思うのよね。
彼氏にとっての無反応は、もしかしたら最大限の優しさだったかもしれない。でもせめて、「うん」「へえ」「そうなんだ」くらいは聞いてなくてもしてあげてほしい(笑) どうでもいい人なら話は別だけど、彼女はあなたの彼女でしょう?
でもそれ以上に、そこの勝手な彼女よ。彼氏の反応でなにかを察するということはしないのかしら。そして、自分から誘っておいて拒否ってどういうこと? 彼女からしたら、「体重をはかるのは今日ってことじゃなくて、いつかそのうちって意味だったの~!」ってことなのかもしれないけど、その話の流れだと、彼氏がこれから行くって捉えても無理はないわよ。
そう、何事も適度が大事。
○○しすぎは、やっぱりよくない。
カフェって、人がくつろげる場所。いろんな人間模様が繰り出されているのよね。
だから、カフェに行くことがヤメられないわ。