この前姉夫婦と、最近できたカフェバーにランチをしに行った時のこと。そこはランチセットのドリンクメニューにビールやワインもついていて、私以上に無類の酒好きの姉は大喜び。陳列されているカクテルリキュールの種類もとっても多くて、それこそお昼から飲みたい時には最適かも。
でもねそのお店、料理もお酒も去ることながら、コーヒーが断然美味しかったの。私と姉の旦那はカフェラテを頼んだんだけど、豆を挽いた途端、空気にのって流れてくる香りにしばしうっとり。更に提供されたカフェラテにはハロウィンのラテアートが! 可愛すぎた。もちろん味も最高、お砂糖を入れない方がコーヒーの味を楽しめるからおすすめね。
そんな、私がカフェラテに舌鼓をうっていたときに、横から姉がなにか言ってきた。「でね! ねえ、……聞いてる?」って。すっかり姉の話を聞き流してしまっていたらしい私は、もう一度聞き直したの。
「ごめん。ほんとごめんなんだけど、最初からお願いしていい?(苦笑)」姉が「やっぱり聞いてないと思った!」と言いながらも話してくれた内容に、「その出会い方……すごすぎる」って驚いたのが今日のお話。
みんなも一緒に姉の話、よかったら聞いてくれる?
姉「あのね、私が所属している吹奏楽団のメンバーの話なんだけど。その子ね、今度の12月に赤ちゃんを産むの! まだ練習に来てるんだけど、会う度におなかがどんどん大きくなっててね~、今から楽団のみんなで赤ちゃんの名前考えてるんだよね。絶対採用してくれないだろうけど(苦笑)
でね、その子の結婚相手の見つけ方がすごかったのよ。その子が30歳くらいの時に、いきなり“そろそろ結婚したいな”って思ったんですって。でもその時点で彼氏はなし。これから自然の出会いを待つには時間がかかりそうと思った彼女は、婚活をすることにしたの。
でもね、その婚活方法がかなり画期的だったのよ。ねえねえ、なんだと思う?」
りか「ん~……。あれじゃない? よくテレビでやってる婚活番組に出たとか?」
姉「あ、それもいいよね。でも、もっとなんかぶっ飛んでいるよ(笑)あのね、その子、自分のSNSに“自分と結婚したいと思ってくれる方と面接をします。真剣に考えてくれる方だけメッセージをください。その際に面接日時をお知らせします”って投稿したんだって。」
りか「……え~!!!!!! なんかもう色々とすごい。たしかにかなり画期的(笑)そもそもこの婚活方法、自分に自信がないと出てこない発想だよね。私とかお姉ちゃんにはちょっと出てこない発想だと思う。
いやでも……めちゃくちゃ効率的(苦笑)なかなかいいねそれ。でもさ~それ実際結果はどうなったの? 本当にその面接した中の誰かと結婚したの~?」
姉「でしょ、すごいでしょ。私もすっごくびっくりしちゃったよ。でもなんか “なるほど! その手があったか~!” って。りかも思わなかった?(笑)実際にちゃんと何人もの方と面接で会ったそうよ。で、結果はというと……。もうわかるよね。そう、今の旦那さん、なんとその面接に応募してくれてきた人の中の一人なんだって~!」
りか「……まじか。すごい……。 ちなみにさ、投稿した時って結構条件とかもいれたのかしら彼女。婚活なら見境なく会っても時間の無駄そうな気もするんだけど」
姉「その子ぬかりないよ。しっかり自分の条件も提示して、それに合った方だけと会ったみたいだよ。ちなみに彼女の条件は、子供を2人以上産んでもいいと言ってくれる人、次男、実家が東京含む関東近辺、収入は400万以上とかだったかな」
りか「しっかりしてる。しかも夢見てない感じがリアル。地に足ついてるね~。でも、この発想はやっぱり聞かない限り思いつかないかもな~。ちなみにさ、その子めっちゃ可愛いとか?」
姉「や、いたって本当に普通の子。別にブサイクでもなければものすごく美人とかいうわけでもないから私も驚いたわけ」
りか「なるほど。へ~、なるほどね(ただひたすら感心)」
私、思うのよね。
本当に結婚したいと願う方にとって、この方法は結構アリなのかも。
要はこれって、お見合いサイトやマッチングアプリがしてくれることを全部自分で全てしているってことよね。
準備や段取り、相手とのやりとりは面倒かもしれないけど、その時点から相手を見られるってこと。結婚を目的とする女性にとっては逆にメチャクチャいいんじゃないかしら。
最近はネットでの婚活も普通になってきたけど、この方法はほんっとに初耳。漫画とかだと、結果旦那はひどい人だったとかありがちだけど、かなーりうまくいっているそうよ、その夫婦。
ちなみにそれまでずっと黙って話を聞いてくれていた姉の旦那に感想を求めるてみると。
姉の旦那「その子なかなか賢いよね。ただ闇雲にSNSで出会い求める子たちとは全然違うかもね。うん、一つの選択肢としては全然ありなんじゃない?」
新しい婚活のカタチ。なのかもしれないわね。
まぁ、あとは「私と結婚したい人、手~あげて」と言える勇気があるかどうか、よね(苦笑)

