恋愛に繋がる出会いって、実はものすごく色んな場所にあるのよね。

 

例えばそれは、打合せ前に入ったカフェだったり、仕事帰りにふらっと立ち寄った居酒屋だったり、はたまた午後20時過ぎのスーパーマーケットだったりね。そして最近で言うならそうね、マッチングアプリだって出会いの1つ。

 

少し前までは「え? 出会い系?」と少し距離をとっていた人たちも、今では普通にいくつものマッチングアプリに登録しているのが当然の世の中。私の周りも、こぞってマッチングアプリしているわよ。今では「この前アプリで出会った人さ~」という会話が出ても誰も驚きやしない。

 

マッチング。うん、いいんじゃない? いい出会いはどこにだって転がっているはずだからね。でも……、その出会いを生かすも殺すも自分次第だってことは分かっておいた方がいいかも。今回は、偶然にも私の友達2人が同じ男性と出会ってしまってたっていう話(爆)※当の本人同士は友達じゃないから、ぎりぎりセーフだったんだけどね……。

 

お気に入りのカフェでテイクアウトしたマフィンと挽きたてのコーヒーで寛いでいた週末のある日。午前中に、まずは友達Aからのオンライン。

 

友達A:「ねえりか聞いて! アプリで知り合った人、まじで顔も中身も共通の趣味もどんぴしゃな人だったの! でも相手はそうでもなかったみたいでね、うまくいかなかった……。マッチングアプリってバカにしてたけど、こんなに素敵な人がいるんだって感動したのに。見て、この人。かっこよくない? やっぱりアプリなんて信用するんじゃなかった。てか実は結構前のことなのに、まだ忘れらんなくてさ……」と泣きのオンラインが。

 

そして午後お昼過ぎに友達Bからのオンライン。

友達B:「ねえりか聞いて! 私、マッチングアプリで初めて彼氏できた……(笑)すごくない? ねえすごくない? いや~やってみるものだね! その彼氏ね、顔も中身も共通の趣味もどんぴしゃなの。こんな素敵な人もアプリにいるのかって感心しちゃったよ。顔見る? この人この人!」

 

そう、この2人が私に見せてきた男性が、全く同じ人だったの。世間って、こわいほどに狭い時があるものよね。友達Aに見せられた時は、私もまだこの事態に気づいてないから「あぁ確かにイケメンね。残念だったねぇ。次いこ次!」とか言ってたけど、友達Bに見せられた時は「……。なんかどこかで会ったような……。え。え!?」となったわけ。

 

実際、友達AとBから聞く男性は確かに誠実そうな人だった。外見がいいのは確かにポイント高いけど、女が見るのは外見以上に清潔感。その彼は、イケメンな上に清潔感も漂わせていたそうよ。更には頭の回転が速いという点も、キャリアウーマンの2人には魅力的だったみたいね。

 

2人とも何度か直接彼に会ったそうなんだけど、その時に「マッチングアプリをする上で決めていることは、同時期に複数の女性と会わないことなんだ」と言われたんですって。そして相手にもそれを求めるみたい。

 

「とは言いながら同時期に AとB、両方と会ってたんじゃないの?」と疑い深い私は2人に彼と出会った時期を聞いてみたの。でも彼は完全なる白だった(苦笑)Aと会うのをやめた後に、彼はBと出会ったようね。彼は言葉通り行動する人だったのね~(疑ってごめんなさいね……)

 

きっと真面目に真剣に、出会いや将来を考えているからこその行動なんでしょう。それを聞いた時、たしかに素敵な人だと私も思った。

 

そんな彼が選んだのが、Bだった。AとB、私にとってはどちらも大好きな友達よ? でもね、この出会いを殺したAと、出会いを活かしたBには、彼にとってものすごく大きな違いがあったの。それは、「女性側も同時期に複数の男性と会わないこと」ができる人かどうかと。そして「女性が嘘をつくかどうか」という点も、どうやら隠されていたみたい。

 

友達Aは、彼には「OKわかった! まだちゃんと付き合ってるわけじゃないけど、そういうの大事だよね。私もあなたにしか会わないし、その間はアプリも休む」と言いつつ、実際は何人かの人と連絡を取り合っていたそうよ。対する友達Bは、彼に投げかけた言葉はAと全く同じだったけど、言葉通りに行動した。

 

2人が認めるほど頭の回転が速いという彼だもの。きっとAの嘘を見抜いたんでしょうね。そして彼が選んだのは嘘をつかなかったBの方。

 

私、思うのよね。

 

出会いを生かすも殺すも自分次第。

 

結局Aは、魅力的な彼に惹かれながらも、彼に嘘をついた。「もっと他にいい人がいるかも」という淡い期待が捨てきれなかったのよね。二兎を追う者は一兎をも得ずとはまさにこのこと。あ〜もったいない。だけどこれは自業自得ね。

 

どれだけ素敵な出会いがあったところで、その時の自分にその器があるかどうかで結果は違ってくるものよ。嘘をついたAと、言葉の通りに行動したB。心の赴くままに行動したAは、自分の心には嘘はついていなかったのかもしれない。でも、結果的に後悔したのはやっぱりAだったのよね。

 

後悔したってほら、あとの祭り。自分自身にも相手にも、嘘つくことなく誠実でいられる自分だったらよかったのにね。てかその彼に嘘がばれる以前に、自分自身はもう「自分が彼に嘘をついた」っていう事実を知ってるからね。あなた、それでいいの? って話。その辺りはよーくAに考えてもらいたいものよね。

 

とは言え文頭で言った通り、出会いの数は山ほどある。今回はAがよくなかった。でもまたいつかAに素敵な出会いが訪れた時、自分自身にも相手にも誠実なAに成長しているはず……よね(笑)

 

一応、信じて見守るつもり。

 

 

 

 

 

 

 

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