そろそろバレンタインね~。この時期は、いつも以上にチョコレートとコーヒーのセットが好きになる季節。特に大好きなのが、ドイツのチョコレートブランド「リッタースポーツチョコレート」!
このチョコ、すっっごく美味しいのよね。更に言っちゃえば、コーヒーとの相性が最高なの。
今のところ、正規輸入されている場所は限られているからPLAZAやカルディで発見したら超チャンス。たま~にカフェで売っていることもあるから、見つけたらぜひ食べてみてね。
この前めちゃくちゃラッキーなことに、ふと入ったカフェにこの「リッタースポーツ」を発見! バレンタインの期間限定でのキャンペーンだったみたいね。るんるん気分でチョコとコーヒーを堪能していたら、カフェ巡りをしているであろう男性2人の会話が聞こえてきたの。この前37歳になったばかりの私にとっても、会話の内容がめっちゃくちゃリアルだったんだけどね……。
男性A「てかさ~この前付き合い始めた彼女いるでしょ? めちゃくちゃいい子なんだけど、まさかの年齢詐称されてたの俺(笑)俺より2つ上って話だったんだけどさ、実際は5歳年上だった(笑)別に俺は、何歳でもよかったんだけどな」
男性B「えっ!てことは、彼女今37歳!? 写真だとお前よりも若く見えるよな。え~37歳!? きっつ!(笑)俺らのこの年で2つ上でも結構な年なのに37って、アラフォーじゃんwww で? なんでわかったの?」
男性A「彼女が自分から言ってきた。出会いたての頃は年齢がネックになったら嫌だなと思ってサバ読んじゃったけど、嘘ついてるのが苦しくなってきたって。ごめんって」
男性B「いやいやいや、やばいっしょその差! 34歳ならぎりOKだけど、37歳はきちーって(笑)どうすんのお前、結婚迫られたりしてない?(笑)いや~、お疲れ様でした! 大変だったな。でもなんでさ~、彼女もそういう大事なこと言わないかな。めちゃくちゃ大事だよな、特に俺らの年代ってさ。罪重いね~彼女(笑)」
男性A「……。俺ら男が、そんなんだからじゃねーの?」
男性B「は?」
男性A「だから、俺ら男が年齢だけで女を見るから、俺の彼女みたいに嘘をつかなくちゃいけなくなんじゃねーのかっつってんの。確かに嘘をつかれていたのは多少ショックだったけど、俺としては年齢は別に。彼女が34歳だろうが37歳だろうが、彼女と付き合おうと思ってたしな。
でも彼女と話してて思ったの。たぶん、俺らが思ってる以上に女性って自分の年齢をプレッシャーに感じてるんだなって。で、そういうプレッシャーを作り上げてんのは、他ならない俺ら男なんだろうなーとも思った。お前みたいな考えのやつが何も考えずにぺらぺら言うから、言いづらくなってんだろうなーってな」
男性B「んだよそれ~。だって本当じゃん。あでもお前の彼女は37歳でも可愛いからな。許す。許す! ごめんって。な!」
男性A「話なんねえわこいつ(苦笑)まぁ俺の意見としてはね、少なくとも俺の横では、彼女もその呪縛から解き放たれてほしいなって思ったわけ。だってさ、女も男も、いい感じに年とっていってる人ってめちゃくちゃ魅力的じゃね? 俺の彼女もそうだし。みんなそういう風に思えるようになったら、もっと堂々とサバなんか読まずに生きてけれるのにな。日本の男って、小さいよな」
男性Aよ。最高の感性の持ち主ねあなた。そして男性Bよ。一度何かしらで地獄を見そうねこの人。(いや今すぐにでも、地獄に突き落としてあげようかしら。)まぁでも、年齢でしか判断しない男なんて、話してもものすごくつまらなそうだけどね……。
私、思うのよね。
男性Aの言う通り、女が年齢という呪縛に捉われるのって、日本人男性の「女は若ければ若いほど価値がある。30過ぎたらおばさん」という考えがまかり通ってしまっているからだと思う。当たり前のように「37歳!?きっちーそれ! お疲れした!」とかカフェで言えちゃう時点で残念日本!って感じよね。でも、もちろん腹は立つけど、きっとすぐにはこういう考えって変わっていかない。
ただこの呪縛、意外と簡単に解ける方法があるのよ?
年齢呪縛から解き放たれるにはただひとつ。
それは、「私? 37歳ですよ」と堂々と言える自分でいること。シンプルだけど、それが一番。とりあえず37年生きてきたけど、楽しいことはもちろん、できるなら思い出したくないような経験もしてきた。でも、全部ひっくるめて今の自分だからね。37年分の経験があってこその今だから、サバなんて読みたくないわけよ。もし万が一今20代に間違われたら、私だったら逆にいや。サバを読むなんてもったいない。そして、そんな風に思える女性が増えてほしい。
生き続けてれば歳をとる。それって至極当然のこと。そこに必要以上に固執しているってのが実はおかしいことなのよ。そこに、女性も男性も気づいてほしいものよね。
でもこの男性A。この人はきっとわかっているんでしょうね。彼は、ちゃんと彼女の中身を好きになった。年齢だけにこだわっている男性Bとは器の違いが明らかすぎる。この彼となら、彼女はきっと自分の年齢を受け入れていけるはず。そして笑って、自分の年齢を言える日がくるはずよ。
体の衰えや肌の劣化とは日々戦わなきゃいけないけどさ、歳をとるって、結構楽しい。あらがった所で、人は平等に歳をとっていくんだし。
私たち女性自身も、どこかで「若い子の方がいいに決まってる」っていう風潮に染まっていることも理解しないとね。だからサバを読むなんていう事態が発生しちゃうのよ。
これからは堂々と言いましょうよ。「私? 今年○○です!(何か問題でも?)」ってね。

