この前、職場の先輩が習っているフラメンコの発表会を主人と見に行ってきたの。
もともと1人で観に行く予定だったんだけど、主人が「え、フラメンコ?興味ある、行きたい!」となり、「あら興味なんてあったのね?意外。じゃぁ一緒に行きましょうか。」という感じで、図らずも久しぶりのデートとなったわけ。
その先輩は、まさに私の憧れ。
仕事は出来る、気遣いが出来る、性格は面白い上にかなり良い、そして、モデル級のスタイルの良さ、細さ、美しさ・・・・・・。
だって、身長156㎝の私と170㎝の先輩の体重が同じなのよ?
ということは、40㎏台ということ!
あぁ、なんだか書いていて悲しくなってきちゃった。
先輩はそのスラッと伸びた手足と小さな小さなお顔で、情熱的なフラメンコを踊っていて、本当に、かっこよかった。
問題が起きたのは、その後。
発表会が終わったあと、近くの珈琲が美味しいカフェに入って談笑して、さぁ家に帰ろうとした、電車の中での出来事。
その日は休日だったから、電車が来る前からホームには長い列が。
運良く列の一番前に並んでいた私たち。電車がホームに入ってきて、いざ乗り込もうとした時。
後ろ側からキャーキャー言ってる声が近付いてきたなぁ・・・・・・。と思った瞬間
どんっ!!!!
と後ろからの攻撃をふいにうけた私。
よろめいた体をどうにか戻して、何者!?と見て見ると、そこにはそれこそモデル級のスタイル抜群の女性二人が私たちの先に走って車両に乗り込んでたわけ。
ぶつかったことを一瞬忘れるくらいスタイル良かったけど(苦笑)
どうにか私たちも座れることが出来て、向かい側の席には例の美女二人が。間に、先に乗っていた女性をはさんだ形で座っていたの。
私たちもちょうどそんな感じで、おじさまを間に挟んだ感じで席に座っていたんだけど。
そこから、とんでもない光景を私たちは目にすることに。
例の二人、間に挟まれた女性の存在は完全に無視。
まるで元々三人でしたと言わんばかりに、その人を挟んでおしゃべりを始めたの。
更には、携帯をとりだして「ねぇ、ここのお店良くない??」と、間に挟まれた人の目の前に携帯を出して話し出す始末。
目の前には知らない人の携帯。
両サイドから自分を挟んで大声で話す二人。
当人になってみないと、それがどれだけ不快できまずくて、常識がないということが分からないの?この人たち。
さすがに間に挟まれている女性がとても気の毒になって、そっとその方を見て見たら・・・・・・。
死んだ魚の目してたわ。
そりゃぁそうよね。本当に、見ているこちらも不快だった。
間に挟まれた女性が電車から降りたあと、その二人は何事もなかったかのように隣に座って、そのながーい手足を放り出してだらしなく座っていた二人。
二人が隣に座ってから、ようやく人もすいてきて、こちらも遠慮なく見させてもらったわ。
年齢は30代後半から40代。
おそらく、昔レースクイーン系とかのちょっと芸能活動かじってたんじゃないのかな?という雰囲気顔立ち、スタイルの良さ。
足の長い人って、電車の椅子って座りづらそうよね。まぁそのくらい二人とも足が長い。
でも化粧、まじで古臭い。なにその眉、なにその口紅の色、なにその濃すぎる香水。
なに?その(一番言いたかったのはこれ)、常識の無さ。
昔レースクイーンやモデルをかじっていた人で残念な結果になるのが「私は美人だから」という自信過剰。
そして、その自信過剰からくる、自分より美人じゃない人は無意識のうちに見下している感。
もちろん全てのレースクイーンやモデルがそういうわけじゃない。むしろトップに君臨する人たちは、気遣いや配慮が出来る人だらけ。
どれだけスタイルや顔が良くてもトップになれない人たちが、こういうものすごく、残念な大人になっていってる。
もちろん、私たちは、間におじさまがいる間は全然話さなかった。
それが偉いというよりは、それが普通。マナーじゃない?
電車を降りてホームに出てから、互いの一言目が
「あのおばさんたち、やばかったね。」だったので笑っちゃったわ。
そして「お前すごい形相であの人たちのこと見てたよ、吹き出しそうになった。」と言われ、私は私で反省。
どれだけ容姿がきれいで、歳の割に美しくても。
行い次第で一瞬にして「キレイなお姉さん」からクソババアにも、おばさんにも成り下がる。
その細くて長い手足も小さな頭も。棒と能無しにしか見えなくなる。持ち腐れ。
そんなに美しい容姿をもって生まれたのに、あー本当にもったいない。
同じ容姿の美しさを持っていても中身も美しい職場の先輩とは、雲泥の差。
「あーどっかにいいオトコ転がってないかなぁ。」って話も、関係のない女性を挟んで出来るんだもの。
まずそのコメント自体古臭い。化石なのかしら。
久しぶりに不快なものを見ちゃったから、家に帰って落ち着こうとなり。
挽きたての珈琲と近所の美味しいシュークリームで(その日二度目のお茶)少し荒れてた心を通常運転へ。
でも、最後に言わせてちょうだい。
万が一、あなた達の前にいいオトコが転がっていたとする。
2人を目にしたら、一瞬だけその容姿にときめいて、2秒後には一目散に逃げているわよ。絶対。
賭けてもいいわ。
あんな女性には絶対になりたくない。ならないように、気を付けよう。

