今年のGWは天気の良い日が続きましたね。 最高で9連休だっていうんだから、あぁうらやましい限り。

 

そんなに休めない私は、まぁ少しでもGW気分を味わおうと、バルコニーでコラムを書いているのだけど。 ほんの少しの気分転換だけど、かなり気持ちいい。

でも、今日のコラムはこんな気持ちの良い天気とは、正反対(苦笑)

 

昨日、いつも行く自宅近くのカフェに行ったとき、鳥肌もののの話が聞こえてきちゃったの。

今日は、ちょっと覚悟して聞いてちょうだい。

 

天気が良かったから、昨日はホットじゃなくてアイスコーヒーを注文。 私が通された席は、いつも大型テーブル。私の向かい側には、カップルの先客が。

 

アイスコーヒー

そのカップル、なんだかどうやら不穏な空気。 ケンカかしら・・・・・・と思いながら知らないふりしていたんだけど、 あれ、これはどうやらケンカというより、別れ話・・・・・・?

 

あー気まずい席に通されちゃったわね・・・・・・と思いながら、少し好奇心が出てきてしまう私。 でも、彼から発せられた別れの理由が聞こえてきた途端、そんな好奇心、ふっとんでしまったの。 そのフレーズがこれ。

 

「今までお前に言ってきた経歴も職種も全部、嘘なんだよね。」

「このカードも、母親の。」

「ていうか、俺働いてないの。全部母親の。だから、お前が求める結婚はたぶん無理。別れて。」

「だって、俺。フリーター・・・・・・ってより、ニートみたいなもんだから。」

※この会話の間、彼女はフリーズしたように固まっていたわ。

 

彼女よりも先に頭の中で「うわ、まじ・・・・・・」と答えてしまった私。恐ろしい、恐ろしすぎる。まさかそんなことが現実にあり得るとは。

 

 

向かいに座る彼。仕立てのいいスーツに身をまとい、清潔感溢れています。えぐすぎる会話の内容からは想像できないほど、爽やかな笑顔。

 

さっき会話に出てきた、例の「このカード」はキラキラ輝くゴールドカード。ブラックじゃなくて良かったとなんだか少し安心。問題の年齢はおそらく30代前半・・・・・・。

 

あっけにとられる彼女。でも、たぶんどこかあやしいと思っていたようね。だって、しばらくしてから最初に出た彼女の言葉は 「まさか、そこまでとは・・・・・・」だったもの。

 

その彼女の年齢はというと、たぶん彼よりも少し年下、26~28歳あたり。そりゃあ、付き合っている彼氏がいたら、結婚を考える年頃よね。

 

彼女に将来の話をされて、もうどうにもならないと思った彼。覚悟を決めて告白したみたいね。

フリーズしていた彼女は、そのフリーズが溶けていくにつれて攻撃を開始。

 

「毎月付き合った記念にくれてたプレゼントは?」

「証券会社ってのも嘘?」

「留学してたっていうのも嘘?」

「実家がお金持ちってのは?・・・・・・あ、そこは本当か。」

 

なんて1人乗り突っ込みしちゃうほどテンパっている彼女。 ここから彼女は、また新しい運命の結婚相手を探さなければいけないと思うと、気の毒な気持ちになったんだけど。   彼の言葉にも、一理あると感じてしまったの。

 

「だって、お前。お前が見てたのって、俺っていうより、俺の外見と、条件だけじゃん。」

 

まさかこんなクズの彼から、真っ当な理由を聞くことになるなんて。

 

彼はクズ。そこは間違いない。 彼女とのデート代も生活費も全て、全て全て全て全て、親のお金で払っていた。しかもその年で、正社員歴はゼロの模様。

あまりにも現実とかけ離れている彼。そして、結婚適齢期の女性をだましたその罪は、相当の報いをうけるべき。

 

 

でも。私思うのよね。

彼の言ったことは、きっと間違ってない。

 

その彼女。結婚適齢期だからこそなのか、もともとそうなのか。 彼というより、条件を愛してしまったのでしょうね。

 

条件を追い求めるがあまり、簡単にだまされてしまった。   だました彼が圧倒的に悪いけど、彼女も、なんだか浅はかに見えてしまったの。

 

プライドが高いからこそ、男の人は、自分を見下す態度はすぐ察知。あと、お金だけ目当ての女のことも案外わかってしまうものなのよ。

 

条件ばかり気にする女と、ちゃんと自分の中身を見る女。

彼女は、前者だったようね。

 

交際相手や結婚相手に、条件を求めるはもちろん大事だと思う。でもそればっかりに気を取られて、一番大事な 【相手が本当に好きなのか】という、ものすごくシンプルなことを忘れないでいて欲しいものよね。

 

 

さぁ、そこの騙された彼女。今までの自分を振り返ってみて、十分反省して。 その後は、一皮むけたあなたで、結婚相手のハンティング、頑張って。

 

でも。 条件なんて抜きにしても、【その人が好き】っていうシンプルかつ一番大事なことは、もう絶対、忘れないで。

 

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