この前の続き。
私の仲良しの女友達の話なんだけど。この前までのをざっくり話すと長年(8年も)付き合った彼を振って、職場の後輩と結婚した彼女。
お金はあるけど時間がなかった元カレ。
お金もまぁないことはない、共有できる時間も与えてくれる職場の後輩。
彼女が理想とする結婚生活は、後者の方だったの。だから、しっかり別れを告げて幸せになったの。
でも・・・・・・その元カレが最近結婚をしたという噂が・・・・・・。
別れてからも、長年の付き合いだからこそ互いに理解者だった2人。
気まずくないからこそ、彼女は身勝手この上なく、こんなことを考え始めた。
あのまま、この人と結婚してたら、どーだったんだろう。
それはもう夢にでてくるほど、切実な想いとなっていったの。
そんな彼女に、チャンスが訪れた。
それはちょうど私とその子が飲んでる時。旦那が実家に泊まるから、その日、家には帰ってこないことに。
時間気にしないで飲める! やったね! となり、お互いにほろ酔いになってきた頃、その子がポツリと言ったの。
「ねぇ、りか、あいつに連絡してくれない?今から飲もうって。」
あんたって子は、もうほんとに勝手なんだから。
でも、断ることができなかった。そのくらい、切羽詰まってる感じだった。
勝手なことはわかるんだけど、なんだかこっちまで、切なくなるくらいだったの。
まぁ誘ったところで来るかどうかはあっちが決めることだし、とりあえず誘ってみようということに。
意外とすぐに返信はきて。
【急な誘いだったし、仕事がまだ終わらないからまた今度!】
そうきたから、【おけ、またね!】って返信したのよ?私はね?
そこから、その子の猛烈アピール!
【今日しかないの!!みんなで会えるのは!!飲みたい、会いたい!!!】と。
これは、8年付き合ってきたからできる技よね。ここまでわがままになっても大丈夫、という信頼があるからこそできる、わがまま。
で、結局どうなったと思う?
来たのよ、その元カレ。
でもって、なんかやっぱり2人はすごく、お似合いなわけ。
2人とも結婚してるのに、相手を見つめる眼差しが、あったかいのよね。
なんなのよ、もう(苦笑)
でもね。その子がトイレに行った時に、そいつが言ったの。
「もうほんと、あいつから振ったのになんなんだよねーほんと(苦笑)なんかでも、忘れたくないんだよね。」って。
忘れられない男。
忘れたくない女。
長いこと付き合ってきて、それぞれ他の人を結婚相手にしたこの2人は、この先どうなっていくんだろうね。
その日は朝まで年甲斐もなくカラオケでオール。たぶん、思い出の曲なんでしょう、元カレが歌う歌を聴いて、泣いてたその子(苦笑)
そして、ある意味とても健康的に一同解散したあと、その日1番ぞっとすることが。
帰りの電車で、彼女からのLINE。
【りか、今日はほんとにありがとう!!! 今FB開いたらさ、〇〇←(元カレ)の奥さん、タグ付けして2人の結婚式の写真アップしてる。しかもその投稿時間、午前4時・・・・・・。】
酔いが一気に冷めて代わりに寒気がどっと押し寄せた瞬間だった。
元カレは、1度家に帰って荷物置いてからこっちに来たの。奥さんにはもちろん、ただ飲んでくるとしか言ってないって言ってた。
でも。きっと。なにかを感じたのよね、奥さん。
家にいながらもできる、彼は私のものになったのよアピール。SNSって、そんな使い方もできるのよね。
女の勘の怖さを、改めて思い知らされたオール明けの早朝だったわ。
ぞっとしながら、早朝珈琲をいただきながら考えていた。
この先2人はどうなっていくんだろう。
どうにもならないで欲しいけど。。
でも、それはもう、
神様のみぞ、知ることね。

