このカフェには一人で来るつもりではなかったのだけど、体調悪いのをごまかしごまかし過ごしていたら、集合の時間を間違えてしまって、小一時間ほど、ぽっかりと時間が空いてしまった。
一度、家にも帰れたのだけど、ここはひとつ週末は人気でなかなか入れないカフェにでもと、訪れてみた。

ここのカフェはクリームがこっくりとしながらも、爽やかで、甘すぎず大好きなので、ショートケーキかロールケーキがおすすめなのだけど、月替わりで提供されるパフェも捨てがたい。
とショーケースで悩む数分は何物にも代え難い幸せ。

食べづらいのはわかっていながらも、まあ一人だしと、いちごの魅力に耐えられず、ミルフィーユをお願いすることに。
コーヒーはカフェラテに。

体調もイマイチで、気持ちも沈みがちだったところで、いちごのピンクはテンションがあがる。
さて、一口と思ったところで、入り口にカップルが入ってきた。
声のする方に目をやると、知り合いにそっくりなので、まさかと見つめてしまった。
いや、正確に言うと、わたしは極度の近視で乱視で、コンタクトレンズを入れているものの遠くの視点がイマイチ合わない。
要はよく見えなかったので、凝視してしまったのだけど。

とにかく、その昔好きだった彼にそっくりだったのだ。
まさか本人か?いや、こんな場所のカフェに来るはずない。。と脳内でいろんなことを考えるものの、そのまさかもあるかもしれないじゃないか!などと無駄に頭の中でぐるぐると。
その頃には視線も外しているものの、急に気になって仕方がない。。
もはやケーキの味もよくわからなくなっている苦笑。
だいたい、現状このカフェのなかで空席は私の隣のみなのだ。

ショーケースで注文を終えた二人は空いている私の隣の席へきたのだけど、恐る恐る隣をのぞくと、まったくの人違いで、よく見ればどうしてそんなことを思ったのだろうと思うほどに似てはいない。
100歩ゆずって脳内解析してみるに、塩顔の長身でシンプルな服装がただ好みだっただけくらい。
脳内補正たるや恐ろしい。

聞こうとしているわけではないけれど、聞こえてきてしまう会話。
「ほんと○○くんって私より女子力あるよね〜」
って、また顔を盗み見しちゃったよね。
え?この顔で女子力も高いの?
そして、取り出すは、一眼レフ。

「あーケーキってほんと被写体として最高」
って、趣味は写真ですか!
と、脳内一人ツッコミ。
その後も写真の話題で盛り上がるお隣。

ああ、わたしもこのカフェで大好きなケーキと、女子力高い塩顔イケメンと写真の話で盛り上がりたい。
ああ、わたしならそんなつまらない返答じゃなく、なんなら……もっといろんな話が広げられるのに!!
と思ったところで、わたしはどうにも好みのタイプには、さっぱりモテないので(というか基本的にかなりモテナイので、)、永遠に叶わぬ願いである。
わかってる、わかってるけど、脳内で隣の彼氏が目の前で喋ってると脳内補完しながらケーキを食べていたらあっという間に時間になってしまった。悲しい。

どうして今日に限って時間制限があるのだ。
そもそも時間調整のために入ったのだから、偶然に感謝しなければいけないのかもしれないけれど。

関連キーワード
  • 夢にまで見るパンケーキ
  • クロワッサンへの葛藤と矛盾
  • ハンドドリップの入れ方を動画で解説!【基本のコーヒー抽出を覚えよう】
  • 一杯のコーヒー
  • 花粉症とコーヒーとドーナツ
  • 【滞在・訪問記】インドネシ・バリ名産!幻のコーヒー『コピ・ルアク』を求めて

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事
カフェっ子リカちゃん
この前ね、この前と言っても、夏の終わりあたりかしら。 仕事抜きで湯河原へ小旅行してきたの。 湯河原って、地名はよく耳にするけど、今まで一度も...
エディターズブログ
毎年薬を飲まずともなんとか乗り越えているので、今年もいけるはずと毎年思う。 そう、花粉症。。 昨年はシーズンの終わり頃になってから、どうして...