この前ね、ある女性とふかーい話をしてきたの。
お互いコーヒーが好きだから、ランチタイムだけこだわりのコーヒーが飲み放題というお店で待ち合わせをして。
ランチタイム、2時間ずーっとしっとり話をしてたんだけど。
まぁもう、目から鱗が出まくりの2時間だったわ。
その女性はね、今は60代後半。
彼女の話は、肌と同じくとてもみずみずしくって楽しくて。
特に恋愛論に至っては私の出る幕など、さすがになかったわね(苦笑)
そう、人生は年の功。恋愛だって、年の功なのかも。
そこらへんの美魔女や、もてはやされてる女性に教えを乞うより、上品なマダムの恋愛遍歴を伺う方がよっぽどためになるわよ、確実に。
今日はそんな彼女から教えてもらった教訓を、ここでお話しするわね。
今でも充分魅力的だから、若い頃もずっと男性はほっとかなかったのでは? とお伺いしたら。
「まあ、恋愛はたーっくさんしたわよ」って笑顔。
「でもね、私も今の主人と出会うまでは、ずっと愛されてきたわけでもないの。捨てられる時だって、多かったのよ?その度に、泣いて、泣いて、泣いて。
でもね、本当に心から自分のことを愛してくれる人、まぁ今の主人よね。そんな人に出会えたのは、私がそれまでたくさん泣いてきたからだと思ってるの。
だってもしよ?最初から出会っちゃってたら、そのありがたみ、今の半分くらいしか感じなかったかもしれないじゃない!笑」
あぁ、なるほど。妙に納得。
そして、そうやって笑う彼女はやっぱりとても、魅力的だった。
私、思うのよね。
愛され女は、過去のどこかで、きっとものすごい悲しみや失敗を経験済み。
もちろん、そうじゃない人もいるわよ?
できるなら、悲しい思いなんてしたくないもの。 でも私が知る限り、とても魅力的&今愛されている女性って、よくよく話を伺うとそういうことが多いのよね。
最初からそのありがたみを感じられる人ももちろんいると思う。
でもね、彼女みたいに捨てられた経験がある人の方が、きっと人に優しい。
そして、今自分がどれだけ幸せでありがたいことなのかを客観的に見ることができると思うの。
捨ててばかりでもなければ、捨てられてばかりでもない。
どんな人でも、きっとそうなのね。
今もしだれかに捨てられたあなた。
きっと大丈夫。
傷ついた分だけ、優しくなれる。
そしていつか、必ずあなたは愛される。
・・・・・・っていうか、
「私。捨てられたこともあるのよ?」
って、笑って言えるほどの気持ちを持てたら、もうこっちのものなのかもね。笑



