世界のコーヒー通に愛されているカナダのコーヒー器具メーカー・ESPRO社より、世界最軽量級と驚きの軽さを実現したマグボトル型のコーヒープレス『ウルトラライト コーヒープレス』が登場しました!
クラウドファンディングでの先行販売で大反響を巻き起こした話題のNEWアイテム。今回、実際の製品を手にすることができましたので、その使用感なども交えたレビューをお届けします。
マグボトル+フレンチプレスでたったの280グラム!
クラウドファンディングサービス・Makuakeでの先行販売において、なんと目標額の11倍以上! 500人を超える支援者を瞬く間に獲得し、大きな話題を呼んだ『ウルトラライト コーヒープレス』。
ここ数年エコアイテムとしても注目されているマグボトルに、フレンチプレスの抽出機構を合体させた、まさに目からウロコのアイデア商品なんです。
じつはこの『ウルトラライト コーヒープレス』、2017年のSCAJに出展され、注目を集めた『トラベルプレス』の姉妹品。
『トラベルプレス』の優れた携帯性と抽出機構はそのままに、各部パーツやデザインなどを見直すことで大幅にシェイプアップ。世界最軽量級の軽さを実現しています。
その背景には、熱狂的なコーヒーマニアを自認するESPRO創業者ブルース・コンスタンティン氏の「フレンチプレスタイプのコーヒー器具をもっと世に広めたい」という熱い思いが込められているのだとか。
実際、製品を手にしてみると、500ml近い容量を持つマグボトルとしてはごく標準的な重量(約280グラム)に感じますが、これはフレンチプレスとしての機構(フィルターやシャフト)も含めた重さ。
抽出機構を外したマグボトル単体での重量は、たったの210グラム。身近なものではiPhone XR(194グラム)やマンガの単行本(200グラム前後)とほぼ変わらないくらい軽い!
いつもコーヒーを持ち歩いている筆者は、これまでさまざまなメーカーのマグボトルを使ってきましたが、こんなに軽いマグボトルは初めて。「ウルトラライト」と名付けたメーカーの本気度がよくわかる、マグボトルの常識を超えた軽さといっても過言ではないでしょう。
おいしさのヒミツはダブル・マイクロフィルター
『ウルトラライト コーヒープレス』のもうひとつの特長がフレンチプレスとしての抽出機構です。
コーヒーの味わいや舌触りに大きく影響するフィルター部分には、ESPRO社の独自技術で国際特許も取得している「ダブル・マイクロフィルター」を採用。
ステンレスメッシュと一体になったバスケット型のフィルターをふたつ重ねる構造になっていて、それぞれに従来品よりはるかに目の細かいメッシュを使用することで、ザラザラとした舌触りの原因、コーヒーの微粉をしっかりキャッチしてくれます。
もはや目では見えないほどに微細なステンレスメッシュの二重構造。さらにバスケットの外側には二重のシリコンパッキンも付いていて、わずかな微粉の混入も許さない作りになっています。
また、「ダブル・マイクロフィルター」はコーヒー抽出後、ボトル内での過抽出もしっかり防いでくれるため、淹れてから時間が経ってもコーヒーの味が損なわれる心配はないそうです。
実際、抽出直後と1時間後、3時間後で飲み比べてみましたが、時間が経っても過抽出で極端に濃くなっていたり、嫌な酸味や渋みを感じたりすることはなく、強いて言うなら「ちょっと風味が落ちたかな?」という程度。
温度も多少下がってはいましたが(抽出直後94.8℃→1時間後85.5℃)、飲み頃を逃すほどではなく、保温性能も文句なし。最後の一口までおいしく味わうことができました。
いつでもどこでも、誰が淹れてもおいしい!
では、実際に『ウルトラライト コーヒープレス』を使って、コーヒーを淹れてみましょう!
淹れ方は一般的なフレンチプレスと同じです。今回は、メーカー推奨の以下のレシピで淹れてみました。
■レシピ(カップ2~3杯分)
コーヒー豆:中粗挽きで15~20グラム お湯:500ccほど |
シャフト付きフィルター部分を外した『ウルトラライト コーヒープレス』本体にコーヒー粉を入れます。
今回使ったコーヒー豆はやや深めに焙煎したブラジル・サントスを20グラム。あまり細かく挽いてしまうと、フィルターの目詰まりが起き、コーヒーオイルがうまく抽出できなくなるので、ペーパードリップより少し粗めの「中粗挽き」くらいがオススメです。
続いて、お湯を注ぎます。本体内側に満水容量を表す「MAX」の表示があるので、それを目安に注いだらスプーンなどを使って軽く全体を撹拌します。
本体をしっかり持ってフィルターを浅くはめ込みます。この段階ではまだシャフトはそのまま、シャフトに付いている飲み口だけを下げ、本体に軽く乗せておきましょう。
この状態で約4分間、抽出を待ちます。
4分経ったら本体に飲み口をはめ込み、シャフト上部のツマミをゆっくりと押し下げていきます。ツマミが飲み口近くまで下がったら出来上がりです!
一気にツマミを押し込むと中身が噴き出したり、本体が倒れたりすることもあるので気をつけましょう。
さて、気になるコーヒーの味ですが、他社のフレンチプレスと飲み比べてみたところ、『ウルトラライト コーヒープレス』のほうが飲み口は軽く、後味もすっきりクリアで飲みやすいと感じました。
もちろん、フレンチプレス特有のコーヒーオイルの甘みや香りもしっかりと出ています。
微粉の混入もごくわずかで、底に近い部分になると少し感じるかな、という程度。これならフレンチプレス特有のザラつく感じが苦手という方でも大丈夫そう。さすが国際特許取得の技術、ダテじゃありません!
一度にコーヒーカップ3杯分くらいのコーヒーが作れるので、ひとりでじっくりと楽しむもよし。仲間とシェアして飲むのにもちょうどいいですね。
旅行やアウトドア、お散歩のお供にも
筆者がすごく気に入っているもうひとつのポイントが、フタの上部がループ状になっているところ。
これ、持ち歩きにとっても便利なんです。
指先に引っ掛けて持ち運べるので、ちょっとしたお出かけくらいならカバンいらずでラクラク。この気軽さも『ウルトラライト コーヒープレス』の魅力のひとつです。
フレンチプレスのいいところは、分量と時間をきっちり計れば、誰が淹れても同じ味に仕上がるところ。
加えて『ウルトラライト コーヒープレス』は場所も選ばないので、いつでもどこでもすぐに淹れたてのコーヒーを楽しむことができます。コーヒーLOVERにとってはまさに夢のアイテムですね。
真夏の暑さが一段落して、これから山登りやキャンプ、魚釣りなどアウトドアのレジャーが楽しい季節がやってきます。
そんなレジャーのお供に『ウルトラライト コーヒープレス』は、最高の相棒になってくれること間違いなし。景色のいいアウトドアで飲むコーヒーはきっと格別ですよ!
また、「ダブル・マイクロフィルター」で淹れるコーヒーの味が気に入ったら、ご自宅用のフレンチプレス『ESPRO PRESS』シリーズもオススメ。
優れたデザイン性はインテリアとしても映え、プレゼントにもピッタリですね!
ウルトラライト コーヒープレス
■サイズ:Φ75×H235(mm)
■重量:280g
■カラー:ブラック/ホワイト/グレー/ステンレス
■価格:5,600円(税別)