いらっしゃいませ、ここは仮想占いカフェ。
今回は、働く人ならば誰もが一度は抱く「この仕事は自分には向いていないのではないか」「スキルアップはしたいが具体的な方向が見えない」という悩みを持つお客様3名様のご来店です。
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目次
ケース01.20代大学生~将来のビジョンが見えない~
「ねぇ、マー君(仮名)のために来たんだから」「俺はいいよ、占いなんか信じねぇし」のやりとりが始まったカップルのお客様。
どうやら、彼女の目的は彼氏をここへ連れて来ることだったようで、「大学を辞めるつもりなんでしょ?辞めた後、どうするの?働くっていっても何も資格ないでしょ?」という質問を矢継ぎ早に投げかけています。
「いらっしゃいませ。コーヒーをお出しするまでのあいだ、ちょっとしたおしゃべりだと思って、よかったら聞かせてください」と促すと、彼氏マー君はしぶしぶといった様子で話し始めました。
在籍している大学もなんとなく無難に決めただけで、今後に控えている就職活動や進路のことを思うとユウウツ。
いっそのこと大学を辞めて、働きながら進路を見つけていった方がいいのかも……
そこで、マー君の星を確認するとこのようなことがわかりました。
●安定した大きな組織に身を置く働き方が向いている
●愛嬌を武器に人間関係をそつなくこなす才能がある
●保守的で小心者なところがあるため、仕事はうまくまとめる。規模は小さくなりがちだが安定感あり
●とりあえず働きながら探すという手段にはストレスを感じそう
●動きのある職場・業種向き(移動が多い・人とよく話す機会がある等)
●名誉や肩書き、教育、法律に関することが開運につながる
愛嬌があり、手を抜くところが解るので息の長いタイプ。
様々な職業を経験する方法よりも、ひとつの会社で頑張る道筋の方が精神的に安定するようです。となれば、多少なりとも専門分野ですとか、専門の資格を有することを視野に入れた方がいいでしょう。
マー君は神妙な面持ちになり、「ふぅーん」と言うとコーヒーを飲んでお帰りになりました。
1ヶ月から2ヶ月ほど経った頃でしょうか、マー君がひとりでご来店になりました。なんと、法律を学べる大学に編入することに決めたのだそうです。
子どもの頃にドラマで観てから、なんとなく憧れていた弁護士や検察官の世界。
自分には無理だとはじめから諦めていたけれど、この前の占いを聞いて、なんとなく書店やネットで調べているうちに「チャレンジするなら今だ」と思ったとのこと。
「親には絶対に反対されると思っていたのに、応援してくれることになって」と、嬉しそうにはにかみながらも、「バイトも大変だろうし、家賃の節約のために友人とシェアハウスすることになるかもしれない」と、覚悟を噛み締めるようでもありました。
ケース02.30代男性~スキルアップとライフデザイン~
サイトウさんは30代前半の男性、貴金属系の販売店に勤務しチーフという立場です。
サイトウさんのお店で開催されるイベントに、筆者が占いコーナーを担当させていただくことになり、打ち合わせを兼ねてご来店くださるようになりました。
「実は占いに興味がなくて、一度も占ったことがないんです」とサイトウさん。
「イベントの前に占いというものを経験してみませんか?」と持ちかけましたら、「そうですね、どんな感じかお願います」とコーヒーをおかわりされました。
彼女からは、本当は日曜日休みの職種にしてほしいとも言われていますし。
年齢やタイミングを考えると、今、動くときなのではないか?なんて思ったりしてるんですよね
サイトウさんの星を見てみましょう。
●ウチ(プライベートの顔)とソト(社会的な顔)を自分で強く意識して分けている。それは大変に繊細な性格のため
●ある程度は個人で成立する仕事や役割分担が明確な働き方が向いている
●エビデンスが明確でない行動や指示にややストレスを感じる
●デスクワーク系技術者向き(建築、設計、プログラムなど)
●クリスマスにイルミネーションを観に行くようなイベント好きな一面があり、人々が幸せそうな顔をするのを見てひっそり喜ぶタイプ
●気は利かないところはあるが家族思いの夫・パパになるでしょう。察してほしい・察するのが夫婦という考えがもしあったら、完全撤廃しましょう
筆者「ノルマを課せられる営業販売や、その場で完結しない接客販売は苦手ではありませんか?今のお仕事に辛さは感じますか?」
サイトウさん「個人ではなく、店の目標としてみんなで頑張っているのでそこまでプレッシャーはないんですけど……。確かに販売のノルマは苦手ですね。作業のノルマは頑張れる方だと思いますが」
サイトウさんのお店で開催されたイベントが無事に大盛況を収めたその2ヶ月後。
サイトウさんが勤務しているお店で扱っている商品を購入したく、せっかくなのでサイトウさんに会いに行きました。
サイトウさんは、「ちょうど、そちらに行こうと思っていたんですよ」とにこやかに話し始めました。
「実は、以前からプログラムに興味がありまして、夜間学校の資料を取り寄せたんです。そのことをwebデザイナーの友人に話したら、友人が勤務しているデザイン事務所に転職できることになって。はじめは営業同行や補佐がメインなんで、あとは私の頑張り次第なのですが」と、期せずして転職が決まったと言うのです。
「占いを信じない」と言った男性おふたりの行動がたいへん早いことに驚きました。
もともと現状を変えたいという考えがあり、そこに何かしら興味の引く情報が入ってきたときに、自分で調べてみる、友人や知人にリアルな話しを聞きに行く、資料を取り寄せる、などの行動が具体的でした。
運気もタイミングも、「ちょうど動くとき」だったのでしょう。
ケース03.40代女性のケース~運気のトンネル期間~
いらっしゃいませ、キムラさん(仮名)。お久しぶりですね、ちょっとお疲れですか?
異動などせずあのまま安定した仕事をしていた方がプライベートも充実していたのになぁ……今後の見通しが知りたいわ
カプチーノの泡をスプーンでもてあそびながら悩みを話してくれたキムラさんは40代の女性、専門職のバリキャリです。
キムラさんの星を眺めてみると、異動を決意した年までが活動的で意欲的な運気でした。
活動的で意欲的な運気の翌年、「コツコツやる」という運気の年に異動しました。
資格取得や技能技術を深めたり内省するにはいいときですが、自由な精神と行動を司る星をぐっと押さえ込むので今は余計に閉塞感を覚えやすいでしょう。
どのように過ごしても、不満を感じやすい時期ではあります。長中期スパンで運気を眺めたときに、今年来年は運気のトンネルを走行しているような雰囲気だからです。
しかし、それは決して停滞期であるとか不運な時期であるということではありません。
●人生は堅実に生きるべしという価値観と、自由気ままに暮らしたいという欲求が同列にあるので、巡ってくる運気によって時々大きな冒険をする(しかし無茶はしない)
●今年は閉塞感を覚えやすい年なので旅行や趣味などでまめに気分転換を
●ひとりでまじめに頑張る姿勢よりも、周囲に甘えたり依頼したりして仕事を振り分ける・人に仕事を任せるスキルも磨く
●今年は新しい技術を会得する年、来年から人材育成の運気に入る
●しっかり者ですが、責任に縛られて身動きが取れなくなるのは嫌だという感覚がある
●来年、おそくとも再来年からの10年は主役を張ることになります。責任ある立場や生き方を楽しむことになるでしょう
スキルアップはしたいがキャリアアップにはさほど意欲的でない、しかし、年齢的にそうも言っていられない……そんな葛藤が見えます。
今年、特に来年からは人材育成やディレクション業務が増えていくでしょう。
人生の道にも時折、トンネルがあるものです。
トンネルのなかでの運転は慎重になりますし、景色は何も見えませんから不安になったり、もしかしたら戻りたくなったりするかもしれません。
【こちら】と【あちら】の境目がトンネルです。これまでとは違う景色がこの境目を越えた先に広がっています。それは、キムラさんが思っているよりもずっと楽しそうですよ!
占ってほしい方~応募方法~
占いをご希望の方がいらっしゃいましたら、カフェンド読者さま限定で抽選にて占います。
占い結果はカフェンドwebサイトに掲載いたしますので、団体名や地名、職業などは個人情報が特定できないよう変更、かつ掲載における文字数などの都合上、編集を致します。また、占いは不定期となります。ご了承くださいませ。
応募の際には、
①名前(仮名やニックネームでOK)
②占って欲しい内容
③あなたの生年月日
④生まれた時間
⑤生まれた場所(都道府県まででOK)
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