ドイツで人気の観光地、ローテンブルク

最近では世界各地のカフェで修行したり、バリスタとして活躍する日本人も増えました。

 

チャンスがあれば外国のカフェで働いてみたい、と考えている人もいるかもしれませんね。これから留学やワーキングホリデーを予定している人なら、カフェは有力なバイト先候補ですよ。

 

今回は、ドイツのカフェでの雇用事情がテーマ。なぜドイツかって? それは筆者が住んでいる国だから。職種は一般的なサービススタッフにフォーカスしましょう。勤務形態や給与、為替レートについては、201812月現在のデータを参照しました。

ドイツのカフェで働いているのはどんな人?

ドイツのカフェスタッフは国際色豊か日本のカフェでは、サービススタッフとして働く学生や主婦の方が多いですね。中には、将来独立するため、正社員で働いている方もいるのでは?

 

ドイツのカフェでは、日本と同じように学生やパートタイムも多いのですが、フルタイムのスタッフも目立ちます。スターバックスのような完全セルフサービスのコーヒーショップには若いスタッフが多く、人種も多彩。一方、老舗カフェでは勤続年数が相当長いベテランもよく見かけます。

 

スペシャルティコーヒーに特化したカフェになると、スタッフのほとんどが専門教育を受けたフルタイムのバリスタという例もしばしば。有名店のバリスタともなれば、バリスタ世界大会入賞者など、世界を渡り歩く強者だったりすることも。 

ドイツのカフェの勤務形態は?

コーヒーを淹れるスキルも磨けるカフェサービススタッフの勤務スタイルは、おもに「フルタイム」「パートタイム」「職業訓練」「ミニジョブ」の4パターンに分けられます。

 フルタイム

労働契約が無期・有期でも、基本的な待遇は同じです。1日の労働時間は最長8時間で、週56日勤務。ただし、1週間の合計労働時間は48時間以内である必要があります。年次有給の最低日数は、週5日勤務なら20日、週6日なら24日です。有給は毎年すべて消化するのが当然!

パートタイム

勤務日数や時間が少ないこと以外は、原則として待遇はフルタイムと一緒。フルタイムより勤務時間が短ければパートタイム、というざっくりとした規定しかありません。求人にも具体的な記述が少ないので、勤務日や時間は人それぞれなのでしょう。

 

年次有給の最低日数は、勤務時間ではなく週当たりの勤務日数がベース。週勤務1日あたり、年間4日の有給がもらえる計算なので、週3日勤務の場合、最低12日の年次有給が保証されます。

ミニジョブ

カフェを含む飲食業に勤務する人の半数以上が「ミニジョブ」枠での採用です。ミニジョブとは、次の2パターンのいずれかに該当する働き方です。

 

  1. 給与月額が450ユーロ(約57,000円)未満
  2. 年間の勤務が3ヶ月未満、または、勤務日数が合計70日未満

 

ミニジョブの場合、社会保険加入の義務や所得課税がないため、雇用主や副業ならメリットがありますね。ただし、本業なしのミニジョブは、保障なしの安価な労働となってしまうため問題視されています。

 

職業訓練に関しては、若年労働者保護法の適用もあり複雑なので、今回は省略します。 

ドイツのカフェ、どのくらい稼げるの?チップの有無はいかに!

誰もが気になるお金の話いちばん気になるのは、やっぱり給与事情ではありませんか?

 

2018年のドイツの最低賃金は時給8.84ユーロ(約1,110円)。正確な統計はありませんが、カフェでは最低賃金ラインが非常に多いようです。

 

もちろん、年俸や月給が決まっているケースもあります。州の条例やカフェの規模によって開きがありますが、月給は額面1,6002,000ユーロ(約2025万円)程度が目安です。独身者の場合、少なくとも3割強~4割が税金や社会保険などで差し引かれます。

 

そして、ヨーロッパのカフェで忘れてはならないのがチップの存在。チップの金額は、サービスの満足度に応じて、支払い金額の510%が一般的。法的には、チップは担当したサービススタッフがすべて受け取ってよいことになっていますが、実際はケースバイケースです。

 

1:時給は最低賃金、でもチップは全部サービススタッフ個人のもの

2:よい時給を支払う代わり、チップの一部を雇用主に分配

3:すべてのチップを一度回収し、スタッフ全員で均等に分配

 

また、現在のところチップは非課税。カフェのスタッフにとって、チップのウェイトは小さくありません。 

ドイツのカフェで働く魅力とは?

会計時にはチップをお忘れなく日本と同様、フルタイム勤務が難しい人にとって、カフェはドイツでも働きやすい職場です。高度なドイツ語も必須ではなく、観光地では観光客と同じ言語を話せることが有利になるので、外国人スタッフも受け入れられやすいでしょう。

 

人気のカフェや、ハイシーズンの観光名所では、チップで高収入を目指す人もいます。スペシャルティコーヒーのお店では、独立を目標にして実現する人も珍しくなくなりました。独立せずとも、熟練のスタッフがよりよい職場にステップアップするのも当たり前。

 

ドイツのカフェでフルタイム勤務するには、収入面に不安がありますから、勤務スタイルや人生の目標とぴったりでないと長続きは難しいかもしれません。ドイツに限らず、これは日本でもいえることですね。

 

参照元:

“Gehalt Kellner“. GehaltsReporter.de

http-://gehaltsreporter.de/gehaelter-von-a-bis-z/hotellerie-gastronomie/kellner/, (参照2018-12-23)

 

“ Wie viel Trinkgeld gibt man in Deutschland?“. ARBEITSRECHTE.de

https://www.arbeitsrechte.de/trinkgeld/,(参照2018-12-23)

 

Minijob Zentrale

https://www.minijob-zentrale.de/DE/01_minijobs/01_basiswissen/01_grundlagen/01_was_sind_minijobs/node.html,(参照2018-12-23)

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