インフルエンザにかからないためには、日ごろから予防することが大切です。インフルエンザ予防策がたくさんありますが、みなさんは、どのような予防を心がけていますか?
実は、紅茶によるインフルエンザ予防も高い効果を発揮されるといわれており、インフルエンザウイルスをブロックする働きがあるとされています。
今回は、緑茶うがいの効果にも劣らないインフルエンザ予防策として、紅茶うがいをする際のポイントを紹介します。
目次
インフルエンザの流行は毎年だけど、今冬は半端ない!
この冬もインフルエンザが各地で大流行。子どもから大人まで多くの人たちがダウンし、相次いで学級閉鎖に追い込まれています。
そして、1999年の感染症法に基づく調査が始まって以来、今冬のインフルエンザの感染者が1週間あたり約222万人という史上最多の推定患者数となったという発表もありました(2019年2月1日時点)。
毎冬インフルエンザが流行るからこそ、日頃からの予防を習慣化しておきたいもの。近年ではさまざまな予防策がテレビやメディアでも公開されていますが、その中でも日常生活に採り入れしやすい紅茶が注目されています。
次の項目では紅茶にまつわるインフルエンザ予防について紹介していきましょう。
かなり強力?紅茶の抗菌・抗ウイルス効果について
紅茶は、緑茶と同じ茶葉を使っていますが、その違いは茶葉が「発酵」しているかいないかという点です。
緑茶のカテキンが発酵する段階で、抗ウイルス・テアフラビンという紅茶ポリフェノールが発生します。このテアフラビンが体内に浸透していれば、インフルエンザウイルスが体内に入り込んでも感染力を失わせる強い力を発揮。わずか15秒でインフルエンザウイルスを99.9%死滅させるといわれています。
まさに恐るべし、紅茶の抗菌・抗ウイルス効果といえるでしょう。
【カフェインレスでもOK・アッサムが◎】予防・うがいに適した紅茶の選び方、作り方
手軽に手に入る紅茶が、インフルエンザ予防になるのはとても魅力的です。
ただ、どのような紅茶を選べばインフルエンザ予防に効果的なのか、気になる方もいるでしょう。インフルエンザ予防に最適な紅茶の選び方および作り方を説明します。
紅茶には、茶葉から抽出するタイプとティーバッグで浸出させるタイプがあります。うがい用の紅茶のタイプに関しては、特に決まりがなく、どちらでも活用できます。
また、最近ではデカフェ(カフェインレス)の紅茶もラインナップされていますが、カフェインレスのものだとしてもウイルスを撃退する紅茶ポリフェノールが含まれているので、問題なく予防として使えます。お子さんなど、カフェインをなるべく控えたい方のおすすめです。
そして、紅茶にはたくさんの茶葉の種類がありますが、その中でもテアフラビンを多く含む「アッサム」がおすすめです。
うがいとして使う紅茶は、ポットに茶葉2gまたはティーバッグ1袋と80℃くらいのお湯150~200㏄を入れて、約4~5分抽出(浸出)。そして、抽出(浸出)した熱湯の量の約2~4倍の水を入れて、薄めます。
衛生上、作った紅茶はその日のうちに使い切るのがポイントです。また、水分補給としても飲むができます。紅茶を薄めても予防の効果が弱ることもないので、お好みで濃さを調節も可能です。
効果的な紅茶のうがいのやり方
紅茶うがいの温度は、熱すぎず冷たすぎない人肌くらいの温度がベストです。
そして、うがいのときは真上を向いてガラガラとうがいをします。うがいした紅茶は、排水口に向かってペッとはきだしても、そのまま飲んでも問題はありません。
飲みこんだ場合、喉に付着していたバイ菌が消滅し、紅茶と一緒に流れるので、うっかり飲んでしまっても心配ありません。
仕事先や外出先でうがいができないという方は、ボトルに紅茶を入れてこまめに飲んでもインフルエンザの予防につながります。
また、ペットボトルの紅茶に関しては、商品によっては製造の段階で肝心なテアフラビンを含有する量が減っているケースもあるため、うがいとしてはあまり適していません。
【ミルクはNG】紅茶にも「うがい」できるものとできないものがある
紅茶はストレートで飲むこともありますが、ミルクを入れるとテアフラビンが失われるので、この状態でうがいするはNGです。ミルクを入れた紅茶は飲み物として活用しましょう。
紅茶に砂糖・シナモン・レモンが含まれている場合は、テアフラビンがそのまま含まれているので、うがいとしても活用できます。
紅茶うがいは万能なインフルエンザ予防!だからこそ実践を
インフルエンザの予防方法は数多くあります。そのなかでも紅茶はウイルスを撃退するテアフラビンが含まれており、約15秒で99.9%のウイルスを撃退するという結果も。
茶葉やティーバッグがあればいつでも作れ、インフルエンザの予防につながります。ぜひ、健康な身体をキープするためにも紅茶でうがいする習慣を採り入れてみてはいかがでしょうか。
参考サイト
緑茶うがいでインフル対策|日刊スポーツ
2019年2月1日ニュース「インフルエンザの流行、1週222万人を超えて統計上過去最多に」 | SciencePortal
紅茶の抗インフルエンザ活性に注目集まる “テアフラビン”で感染拡大を阻止|食品産業新聞社ニュースWEB
紅茶のインフルエンザウイルス感染阻止力の研究について|三井農林 お茶科学研究所
出がらしの紅茶もムダなくECO『紅茶うがい液』を作ろう!|ハーブティー 世界のお茶の専門店 Tea Boutique(ティーブティック)