汗ばむ日も増えてきました。薄着になる時期はボディラインもなんとなく気になるところ。
夏までにスリムに! そう願っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
健康志向が高まる近年、野菜やハーブなどに含まれる、ポリフェノールやフラボノイドなどのフィトケミカル成分が注目されています。
今回はそんなハーブの中でも、不足しがちな栄養素を補給しながら、健康的にダイエットサポートしてくれるハーブ、モチノキ科のマテ茶をご紹介します。
日本ではあまり馴染みのない印象かもしれませんが、実はこのマテ茶、珈琲、茶(緑茶、紅茶、中国茶)に次ぐ、世界三大ティーのひとつに数えられるほど、多くの人々に楽しまれているお茶なのです。
目次
マテ茶ってどんなお茶?
アルゼンチン・パラグアイやブラジルなど南米地域で盛んに飲まれているこのお茶は、野菜が育ちにくい、標高が高く空気の薄い地域において、栄養補給や体を強壮するドリンクとして重宝されています。
南米諸国では、野菜を食べる習慣があまりなく、日本人の何倍もお肉を食べると言われています。お肉が中心で野菜不足で不健康と思いきや何故か生活習慣病の発病率がそれほど高くありません。
その秘訣は、マテ茶と言われています。
ビタミンB群やC群をはじめ、カルシウム、マグネシウム、鉄分など豊富な栄養素を含み、「飲むサラダ」という呼び名もあるほど。
そこまで言われるなら、飲んでみたいと思う人も多いはず!
最近では日本でも輸入され、健康意識の高い人は注目されている健康茶なんです。
若草のような香りの茶葉を乾燥させた「グリーンマテ」と、それをさらに焙煎させた「ブラックマテ」の二種類のタイプがあります。
『マテ茶の効果と効能』 カフェイン量とは?
医学的にマテ茶の研究がされ始めたのは、まだまだ最近らしいですが、マテ茶にはお茶には珍しいミネラルが豊富なんです。「食欲抑制」「生理機能の改善」「利尿作用」「老化防止」「強壮作用」「消化促進」「心身の疲労回復」などの効果が期待できます。
様々な効果効能が期待できるマテ茶ですが、特に今回、オススメしたいのは、脂肪燃焼の効果やアンチエイジング。
ポリフェノールの一種、フラボノイドが抗酸化作用でアンチエイジングして体を守ってくれます。
主成分であるカルシウム・マグネシウム・鉄分は、生活で不足されがちなミネラルですのでお茶で気軽に摂取できるのは嬉しいですよね。
またカルシウムはイライラ予防になりますし、女性は貧血に悩まれてる方も多いので鉄分が多く含まれていることも魅力の一つです。
それ以外にも、動脈硬化を防いだりコレステロール値を下げてくれるので肥満や糖尿病の予防にも期待できると言われています。そして脂肪燃焼の効果があり、むくみをとってくれます。
気になるカフェインの量は、茶葉の製法や商品によって異なるようですが、コーヒーの1/3、紅茶1/3ほどと言われていて、他のお茶よりも少ないのは事実でしょう。
オススメは、運動の前のマテ茶が効く!
適度なカフェインの摂取は交感神経を活発にして脳に活力を与えます。マテ茶をウォーキングやジョギングなどの有酸素運動の30分位前に飲んでおくのがオススメ。
分解された脂肪分のエネルギー燃焼をサポートしてくれます。
マテ茶の楽しみ方、アレンジいろいろ
少し前までは、あまり日本では見かけず、なじみも薄かったマテ茶ですが、大手飲料会社がペットボトルで販売をスタートさせてテレビCMも放映したので、ご存知の方も増えたと思いますが、
マテ茶を茶葉で購入することもできます。大規模スーパーや通販サイトでも売っているので、自宅で淹れてみましょう。
手軽に楽しめる「水出しマテ茶」冷やしてマイボトルで持ち歩いても!
気温の高い時期、熱いティーはちょっと…という場合にも手軽に楽しめる水出し。水出しマテ茶のことを南米では「テレレ」といい、広く親しまれている方法のひとつです。
ティーパックタイプのマテ茶ならそのまま、茶葉なら市販のお茶パックに詰め、お水にポンと入れて3~4時間程度で楽しめます。
ジムやジョギングの際にすぐに楽しめるよう、マイボトルに入れて持ち歩くのもいいですね。
ほうじ茶や緑茶との「ブレンドマテ茶」肉料理に添えるお食事ティーとして!
私たち日本人が慣れ親しんでいるお茶にマテ茶をブレンドしても、飲みやすいでしょう。ほうじ茶または緑茶に、グリーンマテ、ブラックマテ、どちらでも合います。
肉料理のお供に「飲むサラダ」マテ茶を。栄養素をパワーアップしたお茶を、お食事ティーとして楽しんでみてはいかがでしょうか。
ミルクで割って「マテ茶ラテ」「マテ茶チャイ」砂糖代わり?! 天然ハーブのステビアで甘味をつけても!
マテ茶にミルクや砂糖を加えて楽しむ方法を南米では「コシード」といいます。鍋にマテ茶と砂糖を入れて煮だしてからミルクを加えます。
ダイエット中で砂糖を控えたいという場合は、天然ハーブの甘味料、ステビアを砂糖の代用に使うのもオススメ。ドライハーブのステビアをマテ茶と一緒に煮出せば、甘味がつきます。
さらに、クローブやカルダモン、ジンジャーなどのスパイスハーブを加え、マテ茶チャイにして楽しむのも美味です。
今シーズンは、毎日のお飲み物にマテ茶をプラスして健康的に美しく。不足しがちな栄養素を補いながらハーブティーを楽しみ、夏までにスリムなボディを手に入れてみませんか?
注意事項
※マテ茶はカフェインを含むため、長期間にわたる多量の飲用は控え、妊娠中、授乳中、お子様の利用には十分ご注意ください。
※既往症のある方、お薬を服用されている方の飲用については、医師の指示にしたがってください。
※体質や体調、利用法によっては健康を損ねる場合もあります。十分ご注意のうえ、自己責任で飲用してください。