3月に入り、本格的に花粉が飛散する時期となりました。
厚生労働省の資料(2014年)によると、国民の4人に1人はスギの花粉症になっているというデータ結果もあり、花粉症は、私たちを悩ませる国民病の1つとなっています。
皆さんもご存知の通り、花粉症を抑える対策や方法はたくさんありますが、実は私たちが普段口にしているコーヒーにも花粉症を抑える効果があるそうです!今回はそんなコーヒーと花粉症の意外な関係についてご紹介します。
目次
コーヒーで花粉症を抑えることってできるの、できないの?
コーヒーを飲むことで花粉症の緩和につながるという情報を調べたところ、様々な情報が出回っているのが現状。そのせいもあって、コーヒーと花粉症の緩和に関しては、何が正しい情報なのかよくわからなくなっている方もいるかもしれません。
ただ、結論から言うと、コーヒーには花粉症を抑える成分が含まれています。次の項目で詳しくご紹介します。
カフェインとポリフェノールに花粉症を抑える力があった!?
花粉症の方がコーヒーを飲むと、身体に一体どんな変化があるのでしょうか。
コーヒーに含まれているカフェインが、免疫システムの働きをコントロールし、アレルギーの症状も抑えられるという効果があるとされています。また、コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが存在し、花粉症の原因であるヒスタミンを追い出す作用も備わっているそうです。
このように、カフェインとクロロゲン酸の力で、花粉症の症状が和らぐことが実感できるかもしれません。
コーヒーの飲みすぎにはやはり注意が必要
コーヒーにも花粉症を抑える成分がありますが、効果があるからといってカフェインを過剰摂取すると、身体へのダメージを与えると言われています。もしコーヒーで花粉症を和らげるなら、一日あたりのコーヒーの摂取量を3杯くらい(※成人の場合)にしておくのがベターです。
そして、空腹時にブラック無糖のブラックを飲むと胃が荒れることもあります。摂取する量だけでなく、飲むタイミングにも注意を払うと良いでしょう。
知っておくと役に立つ!花粉症予防にならないコーヒーとは?
コーヒーを飲む量やタイミングを守っていても、花粉症の予防にならないケースもあるのでご紹介します。
ポーションミルクを入れる
ポーションタイプでおなじみのミルクですが、成分にアレルギーの抵抗力を下げるとされるトランス脂肪酸が含まれています。
白砂糖を加える
砂糖にはご存知の通り、いくつかの種類があります。特に白砂糖は体を冷やす性質があるとされています。体が冷えると免疫が落ちることもあり、花粉症の症状が改善されない可能性もあるので注意が必要です。
花粉症の緩和につながる、コーヒーのアレンジについて
先述では花粉症の予防にならない事例について触れましたが、中には「コーヒーに何かを入れたい!」という方もいるかと思います。
もし、甘味を足したいなら、ハチミツがオススメです。
古くから体の内外を治すと言われている万能な食材であるハチミツは、花粉症の原因であるヒスタミンを体内から放出する作用があるとされています。
ただし、市販のハチミツには砂糖や水あめを混ぜている商品が一部あるので、ほかの成分が含まれていない純粋なハチミツをチョイスしましょう。
花粉症とコーヒーの関係 まとめ
コーヒーには花粉症を緩和するとされるカフェインとポリフェノールが含まれているので、予防につながるとされています。
ただし、飲む量やタイミングに気をつけないと身体のダメージを与えかねません。
また、トランス脂肪酸が含まれているミルクにはアレルギーの抵抗力が下がる、白砂糖に免疫力が下がるという理由もあり、花粉症の緩和として使うには向いていません。
花粉症を緩和するには体の負担も考え、1日3杯にとどめましょう。ときにはハチミツを入れるなどで花粉シーズンを乗り越えてみてはいかがでしょうか。
参照先:
コーヒーの花粉症効果!コーヒーは花粉症に効くのか悪化するのか| Hack Coffee Beans
花粉症対策がダイエットにも!症状の悪化を防いで脂肪の蓄積も防ぐ| マイクロダイエットネット
プロポリスのスギ花粉症軽減作用 | ミツバチ産品研究 | みつばち健康科学研究所・山田養蜂場