いつも人の多さに圧倒される渋谷。メイン通りから少し離れたところに、街に馴染むコーヒーショップがあります。それが「Garage Coffee Shibuya 円山焙煎所」(ガレージ コーヒー シブヤ マルヤマバイセンジョ)です。
2018年3月現在、おしまれつつ閉店となってしまいましたが、またリニューアルオープンしてくれることを期待して再編して、お届けいたします。
目次
店内のワゴン車が目を惹く。Garage Coffee Shibuya 円山焙煎所
店外からの光が差し込むガラス張りの外観のコーヒーショップ。
なにかのアトリエかと思うくらいに渋谷の街並みに馴染みます。メニューやサービスが書かれた黒板も雰囲気があります。
店に入ると一番初めに目に入るのが、この大きな白いワゴン車。
ワゴン車の後ろには店名の『GARAGE COFFEE SHIBUYA』の文字。大きく掲げられ可愛いく、おしゃれです。
こだわりのコーヒーは自家焙煎で。目の前でじっくり淹れてくれるコーヒーをいただく
店内に入ると目を惹くのはお洒落に並べられた5種類のコーヒー豆です。
この日は「ケニア・ギキリマAB」「ルワンダ・ニャブメラ」「円山町(まるやまちょう)ブレンド」「松涛(ショウトウ)ブレンド」「DECAFコロンビア」から選べるようになっていました。
こちらの店舗では、まず豆を選ぶところからスタートし、その後その豆をどのように飲むのか淹れ方を8種類から選ぶことができます。
例えば、豆は「円山町(まるやまちょう)ブレンド」で、「カフェ・ラテ」。「DECAF コロンビア」で「ドリップコーヒー」といった具合です。
基本的なメニューの他にも、コーヒーが苦手な人のためにカフェインレスのコーヒーや、ココアも用意されています。
カフェ自慢のコーヒー「円山町ブレンド」を味わってみた
オーナーの山下さん曰く、「Garage Coffee Shibuyaは、飲みやすいコーヒー」を作ることを心がけています。自分たちが美味しいと思うだけでなくて、お客様が美味しいと思うコーヒーを作りたいと思っています。」とのこと。
私が選んだのは「円山町ブレンド」。そして淹れ方は豆の味がよくわかる、ドリップコーヒーを選びました。
こちらのブレンドは、エチオピア、パプア・ニューギニア、ブラジルなどの様々な国で採れた6種の豆をブレンドしているとのこと。
多くの豆を混ぜて複雑にすることで、お店独自のブレンドコーヒーに仕上がります。
焙煎されたコーヒー豆の瓶から豆を取り、機械で挽いていきます。細かくなった豆はフィルターを通して、ゆっくりとお湯をかけられ、ポタポタとコーヒーを落としていきます。
ドリップしている時には、美味しさの証拠である、ぷっくりと膨らんだ泡立ちも見られました。じっくりと時間をかけるからこそ、旨みが、どんどん引き出されるのです。
そして完成した円山町ブレンド。味わってみると苦味が少なくて、コクのある味。香りも良くバランスの良いブレンドコーヒーです。冷めても美味しくいただけました。
「コーヒーは100円でも2,000円でも飲める、その懐の広さが魅力です。お酒が飲めない人も飲めるし、宗教だって関係ありません。誰でも買って飲めるところが僕は好きなんです。」
オーナー、山下さんのコーヒーへの愛情が美味しいコーヒーを作る上での秘訣なのだと感じました。