はじめて入ったカフェのメニューを見ると、そこには見たことのない文字ばかり。頼むものに困った……なんて経験はありませんか?名前からは味や形が想像できないコーヒーですが、店員さんに聞くのも恥ずかしい、なんてこともあるはずです。

 

シアトル系のカフェが一般化し、カフェラテやカフェモカといったメニューは馴染み深いものとなりましたが、最近になってまたメニュー名は多様化を見せています。今回はエスプレッソ系カフェで見かけるようになった「ショートブラック」と「ロングブラック」というメニューの違いについてご紹介します。

 

ショートブラックとロングブラック……いったい何が長くて短いの?2つにはどんな違いがるの?

 

今回は、そんな疑問にお答えします。

中身は普通?ショートブラックとロングブラックとは

ショートブラックとロングブラックは、もともとオーストラリアやニュージーランドのカフェでで使用されている呼び名です。オーストラリアやニュージーランドには、ヨーロッパ系移民によって持ち込まれたエスプレッソが独自に進化したコーヒー文化が存在し、他の国と異なる呼び方をするメニューがあります。

 

日本でもエスプレッソドリンクをメインとするカフェが、メニュー名に取り入れることが増えてきた「ショートブラック」と「ロングブラック」ですが、その中身は意外と一般的なもの。

 

●ショートブラックはいわゆる「エスプレッソ」

 

●ロングブラックは、ダブルのエスプレッソを熱湯で割ったドリンク(=アメリカーノ)

 

のことを指します。普通のブラックコーヒーが飲みたい人はロングブラックが近いと言えるでしょう。

なぜオーストラリアやニュージーランドの呼び方が日本へ?


ミルクとエスプレッソが大好きなオーストラリアは、カフェラテやカプチーノはもちろん、スチームミルクの分量がそれらと異なる「フラット・ホワイト」などのラテ系ドリンクへの関心が高いです。飲みやすいそれらのメニューは、日本人にも受け入れやすく、観光客や留学生によって持ち帰られたことにより認知され始めました。

 

オーストラリアやニュージーランドで修行を積んだバリスタだけでなく、エスプレッソのフレーバーを飲みやすくした「アメリカーノ」の魅力を紹介したいバリスタが、「アメリカンコーヒー(ドリップコーヒーをお湯で薄めたコーヒーのこと)」と混同されないようにロングブラックという呼称を使用するというというケースも多いです。

ショートブラック・ロングブラックはオセアニア系カフェの意思表示なのかも?


このようなオーストラリア、ニュージーランドスタイルのメニューに出会った時、少量でストロングフレーバーのエスプレッソが飲みたい人はショートブラックを、慣れ親しんだブラックコーヒーが飲みたい人はロングブラックを注文すれば大きな間違いはないでしょう。

 

イタリアから持ち込まれたエスプレッソが様々な国で独自の文化を形成し、日本という島国にも多様なカタチで浸透しつつあるということを考えると非常に興味深いです。

 

コーヒーメニューに「○○ブラック」という表記があるカフェは、オーストラリアやニュージーランドの文化を大切にしている、オセアニア系のカフェだと主張しているのかもしれません。様々なコーヒーに出会うことができる日本ですから、世界のまだ見ぬコーヒーを探し調べてみるのも楽しいですね。

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