タンパク質は、筋肉・体内のホルモン・肌・髪・免疫物質を作る上で欠かせない必須栄養素の1つであり、主に豆・豆製品や乳製品、プロテインドリンクなどに含まれている代表的な栄養素として知られています。
実は、ミルクや豆乳を入れていないブラックコーヒーにもタンパク質は含まれてるんだとか。今回は、そんなコーヒーに含まれているタンパク質とコーヒーの関係について説明していきます。
また、普段の生活シーンでコーヒーそのものが持っているタンパク質を有効的に摂取する方法も触れていきます!
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タンパク質ってどんな栄養素?
タンパク質は、脂質と糖質とともに「三大栄養素」の1つであり、身体を健やかに維持するために欠かせないエネルギーの源です。体内の約15~20%がタンパク質で構成されています。
タンパク質を含む主な食材と言えば、肉類や豆類・豆製品、卵など。
身体を構成している筋肉・血液・骨・皮膚・ホルモンなどの原料が、約20種のアミノ酸が結合した形となったものがタンパク質です。
また、タンパク質は、身体の筋肉量のアップやキープだけでなく、脳の活性化や代謝のアップなどの効果も見込まれています。
タンパク質が少なく、栄養バランスが偏った食事になってしまうと、思考力が鈍くなったり、抵抗力が低下して病気になりやすかったりする……など、日常生活にも支障をきたすこともあります。
成人が摂るべきたんぱく質の量とは?
タンパク質を普段の食生活で正しく摂ることは、健康のためにも大切なことであるとわかっていながら、1日あたりのタンパク質の量をどのくらい摂ったら良いかわからないという方もいるかもしれません。
成人が1日あたりに摂るべきタンパク質の量について次の通りまとめていますので、ご参考にしてみて下さい。
【成人(18歳以上)が摂るべきタンパク質の量(1日あたり)】
男性:推奨平均必要量・50g/日、推奨量・60g/日
女性:推奨平均必要量・40g/日、推奨量・50g/日 ※妊娠や授乳をしていない場合の数値
いつまでも健康でいるためにも上記の量を目安にしながら、タンパク質をバランス良く摂取することをおすすめします。
また、食事で不足していたタンパク質をカフェブレイクの時間を利用するなどして摂取する方法もあるので、次の項目で詳しくご紹介します。
コーヒービーンズチョコなら効率的にタンパク質を摂取可能!
文部科学省が公開している情報によると、100gあたりのタンパク質の量は、浸出したコーヒーが0.2g、インスタントコーヒーが14.7gとなっています。
したがって、先述の1日あたりの推奨量(40~60g)と食事の栄養バランスの観点から考えてみると、コーヒーを飲むだけでタンパク質を摂取するのは難しいと言えるでしょう。
しかし、コーヒーは浸出する工程前の焙煎豆だと、タンパク質が100gあたり約13gと言われています。
浸出したコーヒーよりもはるかに高い数値です。
豆の状態でコーヒーそのものを手軽に摂取する方法の1つとして、焙煎豆を加工し、チョコレートでコーティングした「コーヒービーンズチョコ」があります。
これらをおやつの時間などにコーヒーと一緒に食べることで、効率よくコーヒーからタンパク質を摂取することができるでしょう。
コーヒービーンズチョコレートは、スーパーや通販でも扱っていますので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
参考商品:
イートリアル ダークチョコレート コーヒー豆 (85g/タンパク質 :3g)
ドトールコーヒービーンズチョコ(39g/タンパク質:2.6 g)
タンパク質の不足分をコーヒーで補う感覚で捉えよう
三大栄養素の1つでもあるタンパク質は、コーヒーにも含まれています。
ただし、1杯当たりのタンパク質の量は、浸出したコーヒーなら0.2g、インスタントコーヒーなら14.7gなので、当然のことながらコーヒーを飲むことをメインにタンパク質を補うのは難しいということがわかります。
コーヒーでタンパク質を有効的に摂取できる方法の1つとして挙げられるのは、100gあたり8gのタンパク質を含む焙煎豆を原料としたコーヒービーンズチョコレートなどと組み合わせて摂取することです。
あくまでもコーヒーは脂肪燃焼などが主な効果ということを意識しつつ、コーヒーに含まれているタンパク質を普段の食事の不足分を補う位置づけとして摂取することをおすすめします。
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<参考先>
タンパク質とは【タンパク質の種類、機能、働きなどを解説】|【森永製菓】プロテイン公式サイト
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