今回は、コーヒーの種類を女性に例えると、だいたいこんなイメージになるのではないか? という面白ネタ。
さて、こんな内容の会話を耳にしたことはないだろうか。
――彼女いるんですか?
――いや、いませんよ。
――好みの女性のタイプは?
――そうですね……。 ……。

周期的にやってくるうんざりするこの質問。

しかし、僕は「好みの女性のタイプは?」という問いのベストアンサーを知らない。

 

テンプレートとして「好きになった人が好みです」や「家庭的な人です」など当たり障りの無い解答を述べてはみるが、実際のところ『人を好きになる』というのは、そんな単純なことじゃないのだ! ……と、力説すると不思議なもので周囲から笑みは消え “空気が読めない男” というレッテルを貼られてしまう。

 

そこで、普段から飲んでいる身近なコーヒーを女性に例えて『好みのタイプ』をはっきり言える男になろうかと思う。

僕が思い描くコーヒー女子とは?? 例えてみたらこうなった!

エスプレッソ女子

エスプレッソ女子

評定:女性らしからぬ雰囲気を持っている女性ほど心優しい人が多いような気がする。しかし「なぜ、女性らしくしないのか?」ということを掘り下げていくと、そこにはかなり女性らしい悩みや葛藤が垣間見える。

 

頼れる男ならば「俺の前では素のままでいろ」くらい言うのだが、残念なことに僕は稀にみる軟弱者のためエスプレッソ女子の苦味を中和することはできない。万が一、付き合えたとしても尻に敷かれる危険がある。

 

カプチーノ女子

カプチーノ女子

評定:男という生き物は、だいたいが、「ぶりっ子」が大好きである。それは僕も例外ではない。しかし、この類の女性と関係を持つとき一抹の不安を覚えるのは何故だろうか? 得てしてカプチーノ女子というものは関係を持ったあとが大変なのである。

 

まず、いちいち下らん発言にツッコまなければならない(通称:カプ女子はツッコミ待ちの奴がほとんど)。また、気分屋な一面もあり相手にし過ぎると疲れるし、放っておくと必要以上の恨みを買ってしまう。

 

スペシャルティコーヒー女子

specialコーヒー女子

評定:女性は男性に比べて清潔感がある。服装や髪、体臭など日々気を使っているんだなぁと感心する。しかし、特に気を使っている様子もなく清潔感を醸しだしているのがスペシャルティコーヒー女子である。

 

外見はもちろん所作、佇まい――その全てが気品に溢れている。良い女だとは思うけどLINEを聞くのすら重大犯罪を犯しているような気分に陥るので付き合う対象としては考えられない。(ただし僕の場合)

 

缶コーヒー女子

缶コーヒー女子

基本的に『良い人』なのだと思う。ただ、好きか嫌いかで言えば嫌いな部類に入るであろう。缶コーヒー女子は他人に同調しすぎてストレスを溜め込む傾向がある。

 

そのため、いきなり怒ったり、ふて腐れたりするので恐いし面倒。また、人の話を聞くには聞くが、実はほとんど理解していないというのも残念なところ。それと、そのヒッピーみたいなパンツはやめろ。

僕が好きになった女性

好き放題に僕なりにコーヒーと女性を例えてみた。ちなみにここで僕がどんなやつかって気になると思うので、少し紹介しとこうと思う。

まず好みの女性は、年齢と共に人を好きになる基準みたいなものは変化していった。

 

10代。綺麗な女性が好きだった。
僕は恋愛することに対して自分も他人も納得させる理由が欲しかった。
付き合う女性が「綺麗」だということは、当時の僕や周りの連中を納得させるのに至極単純な上、十分な理由となったのだ。つまり今回でいうところのカプチーノ女子と付き合うことが多かった。

 

20代。理解してくれる女性が好きだった。
10代の頃よりも幼く、物事の分別がつかなかったのが僕の20代であった。
無闇に人を傷つけたり、裏切ったり、自暴自棄になったりと今思い返すと目を覆いたくなるほどだ。それらの行為は上手くいかない毎日に対しての八つ当たりのようなもので、鬱憤を晴らしたあとは無性に寂しくなり帰る場所が欲しかった(今考えればまったくもって勝手な話だが)。なので、当時付き合っていた女性は精神年齢の高いスペシャルティコーヒー女子や都合の良い缶コーヒー女子らだった。

 

30代。僕はどんな女性が好きなのか分からなくなってしまった。
他人の容姿にこだわるような歳でもないし、誰かに理解してほしいと思うほど気持ちは揺れていない。結局のところ特に恋愛したいとは思っていないのだ。ただ、いつだって寂しいという気持ちは抱えていて、これがこの先ずっと続くかと思うとげんなりしてしまう。
寂しさを埋めるために恋愛しようかと思っても、ここまで酸化の進んだコーヒー男(子)がおいそれと恋愛できるほど女性は甘くない。そんな現実がそこにはあった。

総評まとめ

やはりコーヒーを女性に例えると癖の強い女性ばかりになってしまったのが正直な感想。

ただ、よくよく考えてみると癖の弱い人間なんていないとも思う。

もしかしたら「好みのタイプ」というのはその「癖」の中にあるのかもしれない。

みなさんは、どうだろうか?

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