世界各国のユニークなキッチンツールなどを取り扱うコーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドより、持ち運びに便利な携帯ボトルとコーヒードリッパーがひとつになったポータブルコーヒーメーカー『GO BREW』が登場しました。
携帯ボトルとドリッパーが2in1
先月、盛大に行われたアジア最大級のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ2019」。
その会場で筆者が見つけた、とってもユニークで斬新なコーヒーウェアが今回ご紹介する『GO BREW』です。
一見すると、とくに変わったところもない普通の携帯ボトルですが、実はこれ、コーヒードリッパーとしての機能も兼ね備えたポータブルなコーヒーメーカーなんです!
ボトル本体をひねると上下ふたつのパーツに分離でき、上側はひっくり返してドリッパーに、下側はそのままサーバーとして使えます。
「これで本当にドリップできるの~?」と思ったそこのアナタ! 百聞は一見にしかず、ということで『GO BREW』で実際に淹れてみましょう。
『GO BREW』で淹れてみよう!
まずは『GO BREW』本体の準備から。
本体から上部のキャップとドリッパーを外し、ドリッパーを逆さにしてカップ(サーバー)に乗せます。
ドリッパーに付属のペーパーフィルターをセットしたら、粉に挽いたコーヒー豆を投入。今回は中細挽きにした豆を18グラム使ってみました。
続いてお湯を注ぎます。お湯は全部で270ccを使用。最初に豆全体が湿る程度の少量のお湯を注ぎ、30秒ほど蒸らしたら、残りのお湯を数回に分けて注いでいきます。
ドリッパーの容量が小さめなので、お湯はこまめに継ぎ足していく感じで。とくに新鮮なコーヒー豆はお湯を吸うと大きく膨らむので、あふれないように注意です。
ドリッパーのお湯が全部落ちたら出来上がり。カップでおおよそ8分目くらいの分量になります。
もっと多めに淹れたい場合は、カップに付いているスリーブを上へスライドさせてドリッパースタンドに。これでドリッパーが抽出液に触れることなく、400cc弱まで抽出が可能です。
ドリッパーの底部には、しずく形をした直径5ミリほどの抽出穴が8つ。抽出スピードは定番のHARIO『V60ドリッパー』と比べると、ちょっと遅めくらい。
しかし、前述の通りドリッパーの容量が小さく、ウェーブ状のフィルターでお湯の抜けも良いため、コーヒーの仕上がりは(筆者の感覚では)若干軽めもバランスはよく、味わいもクリア。しっかりペーパードリップしていました!
濃いめのコーヒーが好きな方は、少しお湯の分量を減らすといいかもしれません。このあたりはお好みで加減してみてください。
なお、ペーパーフィルターは付属のものの他、市販の1~2杯用でも代用できるそうです。
持ち歩きたくなるデザイン、サイズ感も魅力
いつでもどこでもコレひとつで淹れたてのドリップコーヒーが楽しめる『GO BREW』。
持ち歩くのに邪魔にならないコンパクトさも魅力のひとつです。
大きさは500ml入りのペットボトルとほぼ同じで、重さも約280グラムと標準的なマグボトルと変わらないサイズ感。
また、本体上部のキャップに近い部分がシェイプされているので、手にフィットして握りやすいのもいい感じです。
ショッピングや散歩のお供はもちろん、荷物が多くなりがちな旅行、アウトドアレジャーにも気軽に持っていけるコンパクトさなので、ドリップコーヒー好きには手放せないアイテムになりそうですね!
カラーバリエーションはレッド、ブラック、アイボリーの3種類を用意。
ポータブルコーヒーメーカー GO BREW
■サイズ:Φ80×H205(mm)
■重量:283グラム
■カラー:レッド/ブラック/アイボリー
■価格:4,000円(税別)