LINEの既読無視なんてものがあるが、そんなのはまだ可愛いほうで、既読すら付かず永遠に返事が返ってこないことがある。未読スルーだかなんだか知らないが、精神的ショックが大きいので頼むから止めてくれ。大概、このパターンは自然消滅になる可能性が高いのだが、この“自然消滅”という文化は諸外国では少なく、逆に日本では多く見られるそうだ。日本の文化は“お・も・て・な・し”から“し・ぜ・ん・し・ょ・う・め・つ”に変更するべきである。ただ、それは日本の一面であって全てではない。
例えばアイスコーヒー。アイスコーヒー発祥の地は諸説あるが、好んで飲んでいるのは日本人がほとんどで、諸外国ではあまり親しみがないそうだ。ここでは、日本のコーヒー文化について解説します。
アイスコーヒーが日本に浸透した理由とは?
日本では多くの人がアイスコーヒーを飲んでいますよね。カフェや自動販売機、自宅で作る人も珍しくありません。もちろん諸外国でもアイスコーヒーは販売されていますが、ホットコーヒーに比べるとそのシェアはかなり低いのです。理由としては、コーヒーを冷やすと香りが飛んでしまうという点が挙げられます。また、アメリカで最初に作られていたアイスコーヒーはホットコーヒーに氷を入れただけのものだったので味が薄く、あまり人気が出なかったという説もあります。
大正時代の日本ではアイスコーヒーを氷ではなく、井戸水などで冷やした記録が残っています。つまり、味の薄まっていない美味しいアイスコーヒーが飲めたということも、日本にアイスコーヒーが浸透した一つの理由ではないでしょうか。
諸外国のアイスコーヒー
大手カフェチェーンの躍進により諸外国でも“コーヒーを冷やす”ことが浸透しています。日本でよく飲まれるアイスコーヒーの形式はコーヒーの中に氷を入れたものですが、諸外国ではアイスコーヒーの上にアイスクリームやホイップクリームなどを乗せたものの方が“アイスコーヒー”として飲まれているようです。
コーヒーの本場であるイタリアではエスプレッソと氷、砂糖、シロップなどをシェーカーで攪拌した「カフェシュケラート」というアイスコーヒーが人気です。諸外国でのアイスコーヒーはコーヒーを飲むというよりデザート感覚で楽しむ人が多い傾向にあります。
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缶コーヒーも日本の文化
日本特有のコーヒー文化で代表的なものといえば缶コーヒーではないでしょうか。缶コーヒーが初めて作られたのは1958年に外山食品が製造した「ダイヤモンド缶入りコーヒー」と言われています。そして日本中に缶コーヒー浸透させたのは1969年にUCCが製造した「UCCコーヒー(ミルク入り)」という商品です。
日本で缶コーヒーが流行った理由としては喫茶店ブームやインスタントコーヒーブーム、そして極めつけは自動販売機の設置数の多さと言われています。日本では多く見かける自動販売機ですが、諸外国では治安の問題のためあまり設置されていません。もしかしたら、アイスコーヒーが日本で親しまれているのも自動販売機の存在が一役買っているのではないでしょうか。
既読無視からの生還
自分の国を褒めるほど恥ずかしいことはないが日本人は頭が良いと思う。それ故に慎重なのだ。既読無視や未読スルーなどがそれを物語っている。「あぁ、この男は駄目だな」と思いつつも、あえて本心を突きつけず、無かったことにしてしまうのは非情でもあるが、とてもクレバーな選択だとも思う。稀に既読無視された数週間後に返事がくることがある。そんなとき意気揚々と遊ぶ約束を漕ぎ着けようとするのだが…僕ももう少しクレバーにならないといけないのかもしれない。