最新カルチャーの中心地といっても過言ではないニューヨーク。そんなニューヨーク・ブルックリンにあるスペシャルティコーヒー専門店「Gotham Coffee Roasters」から、なんとも可愛らしい新ブランドが誕生しました。
本記事では、アメリカのコーヒーフリークの間で話題となっている新ブランド『Little Cat Coffee』の試みについて詳しくご紹介します。
目次
NY・ブルックリン発「Gotham Coffee Roasters」とは?
エネルギッシュなニューヨークの街には、コーヒー好きな人々を魅了する個性的なコーヒーショップがたくさん集まっています。「Gotham Coffee Roasters」も、そんな本格的なコーヒーショップを代表するお店のひとつです。
こだわりのコーヒーを提供する「Gotham Coffee Roasters」
ニューヨーク・ブルックリンに本拠地を構える「Gotham Coffee Roasters」は、品質にとことんこだわったコーヒー豆を提供しているコーヒー製造業者です。
「Gotham Coffee Roasters」の創設者はサードウェーブコーヒー発祥の地であるアメリカ西海岸で初のコーヒー専門チェーン店をはじめた人物で、現在に至るまで最高品質のコーヒーを提供することに並々ならぬ情熱を注いでいます。
サードウェーブコーヒーとは?
サードウェーブコーヒーとは、アメリカの第3波となるコーヒーブームのことで、コーヒー豆の価値を重視する風潮を指します。原産国や生産地、生産者が明らかにされた単一種の豆のみを使用したシングルオリジンコーヒーを浅煎りに焙煎し、ハンドドリップで丁寧に淹れるなどがサードウェーブコーヒーの主な特徴です。コーヒー業界には新たにフォースウェーブが到来したといわれていますが、サードウェーブもまだまだ収まる気配がありません。
「Gotham Coffee Roasters」もサードウェーブコーヒーの流れをくむコーヒーショップで、いかに高品質なコーヒー豆を調達するかに全力を傾けています。仲介業者を挟まずにコーヒー生産者と直接取引をするダイレクトトレードと呼ばれる方法を取ることにより、品質管理がしっかり行われたコーヒー豆を確保することに成功しました。
そんなコーヒー好きのニューヨーカーが愛してやまない「Gotham Coffee Roasters」ですが、このほど新しいコーヒーブランドを立ち上げ注目を集めています。
コーヒー初心者にもオススメな『Little Cat Coffee』
「Gotham Coffee Roasters」の兄弟ブランドとして誕生した『『Little Cat Coffee』には、どのような特徴があるのでしょうか?
『Little Cat Coffee』立ち上げの理由は?
2020年における「Gotham Coffee Roasters」のオンライン売上高は、かつてないほど増加しました。2020年は全世界で猛威を振るった新型コロナウィルスの影響で、たくさんの人々が自粛生活を余儀なくされ、コーヒーショップに行くことを諦める代わりに、自宅でおいしいコーヒーを淹れることにした人々が増えたようです。
そのような人々が、コーヒーショップで提供されているのと同等の最高級コーヒーを求めるのは当然のことかもしれません。しかし、コーヒーにあまり詳しくない人にとって、スペシャルティコーヒーを購入することは清水の舞台から飛び降りるようなもの。とくにコーヒーフリークの間で人気の高い「Gotham Coffee Roasters」の商品は、コーヒー初心者には手に取りにくい硬派な雰囲気があります。
そのような背景もあってか、「Gotham Coffee Roasters」の創設者の一人であるAndrew Richter氏は新ブランドの立ち上げについて、「これまでスペシャルティコーヒーを購入したことがない人たちのために、高品質であると同時に親しみやすい商品を作ろうと思い付いたんです。」と述べました。
ブラックとホワイトを基調としたクールな「Gotham Coffee Roasters」とは一転して、『Little Cat Coffee』は淡いピンク色がイメージカラーに起用されています。加えて、オシャレな猫のイラストがブランドの顔になっているため親しみやすく、コーヒー初心者も手に取りやすい商品なのではないでしょうか。
コーヒーを飲んで動物保護に貢献
スペシャルティコーヒー購入の経験がない人をターゲットにした『Little Cat Coffee』は、さらなるコーヒーファンの獲得を狙ったブランドです。しかし同時に、ブランドの商品を購入することで、動物の命を守るための動物保護活動を支援することが可能になるのだそう。
「動物保護団体からペットを迎え入れているわたしたちにとって、動物たちの救助は大きな関心事です。動物保護団体やレスキュー団体に貢献したいと常々考えていたので、新しいブランドの立ち上げは、飼い主のいない動物たちを助ける絶好の機会だと思いました。」と、Andrew Richter氏は語ります。
同氏の言葉通り、『Little Cat Coffee』の販売収益の一部は、動物保護団体や動物レスキュー団体に寄付されることに。さらに、これから年に数回行われる予定の募金プロジェクトでは、期間限定で販売された商品の全利益を、動物保護活動を行っている各団体に寄付することが計画されています。
『Little Cat Coffee』のユニークなラインナップ
南アメリカ大陸のコーヒー産地から、季節ごとに調達され焙煎された『Little Cat Coffee』のコーヒー。そのユニークなラインナップをご紹介します。
すばらしい朝の目覚めに『Calico Breakfast Blend(キャリコ・ブレックファスト・ブレンド)』
キャリコとは三毛猫のことなので、日本語にすれば「三毛猫の朝食ブレンド」。可愛らしい名前のコーヒーは、南アメリカ産のコーヒーをブレンドして焙煎しています。ミルクチョコレートやクルミのほか、ヌガーのような風味が味わえ、幸せな朝を彩ってくれるでしょう。
午後のブレイクタイムに『Tuxedo Cat Dark Roast(タキシードキャット・ダークロースト)』
タキシードキャットとはハチワレ猫のことです。ホッとしたい午後のブレイクタイムには、「ハチワレ猫のダークロースト」を選んでみてはいかがでしょうか。深煎りなのに苦味が少なく、重厚なボディのコーヒーは、ダークチョコレートやチェリー、香ばしいアーモンドの風味がします。
デザートのような『Tabby Cat - Half & Half Blend(タビーキャット・ハーフ・アンド・ハーフブレンド)』
酸味と苦味、コクと甘さを兼ね備えた「ハチワレ猫のハーフ&ハーフブレンド」は重厚感のあるボディなのにスッキリ飲みやすいコーヒーで、ミルクチョコレートやチェリー、トフィーの風味が特徴です。
眠る前のひと時に『Cat Nap - Decaf(キャットナップ・デカフェ)』
キャットナップとはうたた寝のこと。猫たちは、1日に16時間以上も眠ることがあるのだといいます。「うたた寝」と名づけられたこちらのコーヒーは、ニカラグア産のコーヒーを水で丁寧にカフェイン抜き加工したものですから、たとえ夜に飲んでも睡眠不足になることはないでしょう。こちらは、猫のようにまどろむのがお好きな方におすすめのコーヒーです。
日本未発売だからこそ
可愛らしいパッケージでプレゼントにも最適な『Little Cat Coffee』のコーヒーですが、非常に残念ながら、現在のところ日本での販売・商品発送は行われていません。
兄弟ブランドの「Gotham Coffee Roasters」も含めて、自由に海外旅行ができるようになったらぜひニューヨークにある店舗を訪れてみたいですね。
『Little Cat Coffee』以外にも、下記のような猫のイラストが付きコーヒーがあるようです。気になる方はチェックしてみてくださいね。
参照サイトURL
:https://www.littlecatcoffee.com/
:https://www.gothamroasters.com/
\おうち時間を有意義に/
\日本国内の素敵なコーヒーショップ/