コーヒー自体が苦手という人や、コーヒーには砂糖やミルクを入れないと飲めないけれど、ブラックコーヒーを飲めるようになりたいと思っている人、いるはずです。
今回はそんな「コーヒーは飲めないけれど、飲めるようになりたい人」向けの、コーヒーを楽しむいくつかの方法を考えてみます。
なぜコーヒーは苦いのに飲みたくなってしまうのか
最初に口にした時からブラックコーヒーに病みつきだ! という人はかなり少数派でしょう。それもそのはず、苦味は人間が「毒のある食物から身を守るため」とまで言われているほど、古来より敬遠されてきた味覚なのです。
苦味は口にするたびにある程度慣れ(感じにくくなる)ますので、コーヒーを楽しむには苦味に慣れるまで飲み慣れることが一番。その上で旨味や個性を感じることができるようになるので、徐々にコーヒーは心地よい一杯となっていくのです。
とはいえ、マズイコーヒーを飲んでいても好きになれるわけがありませんので、ここはちょっとした工夫をしてみましょう。
アメリカンコーヒーを飲んでみる
アメリカンコーヒーってご存知でしょうか?これはコーヒーをお湯で割って薄めたもので、苦手な人でもガブガブと飲めてしまうくらいの濃度の物です。
コーヒーの味はイマイチ苦手だけど、良い香りだとは思うという人は少なくないでしょう。アメリカンコーヒーはこの「良い香り」のするちょっとだけ苦いお湯といったテイストの飲み物ですので、苦手なコーヒーに慣れるにはオススメです。
深煎りコーヒーは避ける
よく喫茶店などで「自家焙煎 深煎りコーヒー」などという謳い文句を見かけることがあります。深煎りとはつまり苦味がしっかり出るまでよく焼いたコーヒーのことですので、素人には飲みにくい物が多いです。苦いコーヒーが嫌いな方は避けたほうが無難でしょう。
また、若い女性にも浸透しているシアトル系カフェチェーンのコーヒーは深煎りのエスプレッソ豆がベースとなっている場合が多いですので、苦味が嫌いな人には辛いかもしれません。
微糖のコーヒーを日常的に飲んでみる
コーヒーを日常的に飲んでいる人は、そのうち加糖することが面倒になってブラックしか飲まなくなったという人が少なくありません。ですので、まずはコーヒー自体に慣れるために砂糖やミルクを少なめに入れてみることからスタートしましょう。
それを朝食時や仕事中、休憩の時などに日常的に取り入れることで、暮らしの中にコーヒーを飲むという行為が浸透するでしょう。そこで初めて、美味しいコーヒーってどんなもんだろう?と探し始めることができるのかもしれません。
専門店のラテを飲んでみる
ブラックコーヒーはダメだけど、カフェラテは大好き! という人も多いでしょう。そんな人には、シアトル系チェーンではなく、コーヒーの専門店でラテを飲んでみてください。
優れたバリスタの淹れるカフェラテは苦味とミルクの旨味がしっかり抽出されていることが多いので、楽しみながらコーヒーの美味しさに慣れることができます。またラテアートが描かれていたりもするのでビジュアルでも楽しむことができます。
まとめ
とはいえ、コーヒーは嗜好品ですので無理して楽しむのは良い方法ではありません。まずは、おしゃれなカフェ目当てだったり、美味しいケーキに合わせてみたり、イケメン店員だったりと自分の楽しめる方法を探すのが一番の近道でしょう。
お酒が美味しく感じたり、スニーカーが可愛く見えたりというプロセスと同じように、まずは楽しもうという姿勢が一番大事なのかもしれません。
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