お家の中でカフェ気分を味わいたいなら、アレンジコーヒーを作ってみるのはいかがでしょうか? ほんの少しだけ工夫を凝らせば、いつものコーヒーが特別なコーヒーに大変身すること間違いなしです。

 

本記事では、伝統的なアレンジコーヒーである「カフェ・ロワイヤル」のおいしい淹れ方についてご紹介します。

 

関連記事:コーヒー焼酎を飲んでみたい!作り方や美味しい飲み方を徹底解説!

関連記事:コーヒーベースのアレンジレシピ3選!自家製コーヒーベースの作り方も紹介します!

炎のコーヒー「カフェ・ロワイヤル」とは?

マッチの火

カフェ・ロワイヤルの醍醐味といえば、ブランデーの豊かな香りとゆらゆらと青白く燃える炎といっても過言ではありません。角砂糖にブランデーをたっぷりしみ込ませた後に着火すれば、幻想的な光景を目の前で楽しむことができます。

コニャックかブランデーか

一般的に日本でカフェ・ロワイヤルを作るときには、ブランデーが使用される場合が多いかもしれません。しかし、ある英語辞書では「コニャックとレモンの皮、さらに砂糖を加えたブラックコーヒーのこと」と定義されていました。

 

コニャックはブランデーの一種で、フランス南西部のコニャック地方で造られたものをコニャックと呼びます。カフェ・ロワイヤルの発祥地がフランスであることを考えると、ブランデーを使うことももちろん可能ですが、コニャックを使って作るとより本格的な味になるのではないでしょうか。

 

一説では、フランスの英雄として名高い、ナポレオン・ボナパルトが好んで飲んだといわれています。コーヒー愛好家でもあった彼が飲む炎のコーヒーは、瞬く間に王侯貴族たちのあいだに広まったのだそう。そのため、この贅沢かつ不思議な飲み物は、フランス語で「王の」「王室の」を意味する「ロワイヤル」という名前が付けられました。

 

関連記事:偉業を成し遂げたのはコーヒーのおかげ?フランス皇帝ナポレオンが愛したコーヒー

特別なスプーンを用意して

フランス生まれのアレンジコーヒーであるカフェ・ロワイヤルですが、じつはカクテルの一種として数え上げられることも。アルコール度数0.80%ほど(100mlのコーヒーに対し、お酒10ml)に過ぎませんが、ブランデーもしくはコニャックを使用しますから、やはり大人の飲み物だといえるでしょう。

 

お酒をしみ込ませた角砂糖を燃やす時点で、すでに特別感のあるカフェ・ロワイヤル。しかし、カフェ・ロワイヤル専用のスプーンを使えば、さらにスペシャルな雰囲気を満喫できるかもしれません。カフェ・ロワイヤル・スプーンは、ふつうのスプーンと違って、先端に引っ掛かりが付いています。

 

この引っ掛かりをコーヒーカップの上に掛かるように置き、炎に包まれた角砂糖がスプーンから落ちてしまわないように安定させるのだそう。専用スプーンがないときには、持ち手が長く、先が少し深くなっているタイプのスプーンを使用すると良いでしょう。

おいしいカフェ・ロワイヤルのレシピ

近隣の喫茶店やコーヒーショップのメニューに、カフェ・ロワイヤルがないのなら、自分で作ってみてはいかがでしょうか? ちょっとしたコツさえ押さえておけば、初めてでも上手にできるはず。下記に、カフェ・ロワイヤルのおいしいレシピをご紹介します。

カフェ・ロワイヤルを上手に作るコツ

カフェ・ロワイヤルに最適なのは、酸味や苦みが少ないコーヒーです。フレンチローストやイタリアンローストは深煎りのため、苦みが勝ってしまい、かすかに感じられるブランデーの風味を邪魔してしまうことも。上手にカフェ・ロワイヤルを作りたいのであれば、ブランデーの風味を十分に楽しめるように、浅煎りでマイルドなコクのあるコーヒーを用意すると良いでしょう。

 

カフェ・ロワイヤルを作るときには、まずスプーンを熱湯か火で温めることをおすすめします。お酒をしみ込ませた角砂糖になかなか火が付かないことがありますが、事前にスプーンを温めておけば、着火に失敗する心配もありません。スプーンの上に注いだお酒が温まって気化すると、火がつきやすくなるだけでなく、長く炎を保つこともできるのだとか。

 

ちゃんとスプーンを温めたのに火がつかない場合には、スプーンだけではなくお酒も温めるようにすると成功確率が上がるでしょう。少し面倒に思えるかもしれませんが、粋な演出が特徴のカフェ・ロワイヤルを上手に淹れるためにも、手間を惜しまないようにしたいですね。

どちらのレシピで作る? カフェ・ロワイヤルの作り方

アレンジコーヒーとしてのカフェ・ロワイヤルを作る際には、ホットコーヒーカップ1杯分と角砂糖1個、ブランデーを10~15mlほどを用意します。カップの上に温めておいたスプーンを乗せて、角砂糖を置きます。ブランデーを角砂糖に注いでしみ込ませてから、着火。角砂糖が溶けて火が消えたら、スプーンをコーヒーに入れてよく混ぜましょう。

 

もしも、カクテル色の強い大人のカフェ・ロワイヤルを味わいたいというのであれば、ホットコーヒー60mlと角砂糖1個、そしてブランデー(またはコニャック)40mlを用意しましょう。角砂糖にブランデーを注ぐときに、量が多すぎてコーヒーにこぼれるかもしれませんが、そのまま手順通りに進めましょう。

お家で贅沢なひと時を

基本的な材料も作り方も、意外にシンプルなカフェ・ロワイヤル。レモンピールやシナモンで香りづけをしたり、生クリームを浮かべてデザートコーヒーにしたりと楽しみ方もさまざま。自分だけのレシピを開発して、贅沢なひと時を楽しみましょう。

 

酒量の分量が多いレシピの場合はもちろん、角砂糖に注ぐ分だけしかお酒を使用しないレシピで作ったとしても、カフェ・ロワイヤルはカクテルにカテゴライズされる飲み物です。薬を飲んだ後に飲んだり、カフェ・ロワイヤルを飲んだ後に車やバイクの運転をしないなど、気をつけましょう。

 

参照サイトURL:https://www.foodrepublic.com/

関連キーワード
  • 電動コーヒーミルの失敗しない選び方とおすすめ商品7選
  • フルーティーコーヒー豆のおすすめ15選!酸味や甘みが強い商品を厳選
  • 簡単アレンジ自在!コーヒー酒の作り方とその楽しみ方
  • コーヒーとスパイス
    あなたの生活をガラッと変える!? フレーバーコーヒーの10のアイディア
  • 【カプセル式コーヒーメーカー】ネスカフェ・ドルチェ グスト®シリーズの種類や特徴を比較しました

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう