新色が登場し、ますます話題沸騰中のコレス『シングルカップゴールドフィルター』。
製品の仕様に関しては先日こちらの記事でお伝えしたとおりですが、今回は実際に商品を使ってみた感想なども交え、レビューをお届けしたいと思います。
コーヒータイムが楽しくなる鮮やかな色使い
まずはその特徴的な外観から。
今回、編集部が手に入れたのは新色の「チェリーレッド」なんですが、写真で見る以上に明るい発色の赤色で、名前のとおり熟したコーヒーチェリーを思わせるフレッシュで色鮮やかな印象。
フィルター部分のゴールドとの組み合わせはゴージャス感があり、ちょっとクリスマスっぽい雰囲気もかわいいです。
コーヒー関連の器具というと圧倒的に「黒」のイメージが強いので、こういうビビットな色使いアイテムが増えると、コーヒーを淹れるのも楽しくなりそうですね!
他にも白色とゴールドのコントラストがキレイな「フラワーホワイト」、落ち着きのあるマットな質感の「ブラック」もラインナップ。
1杯仕立て用にデザインされた商品だけあって、サイズもとってもコンパクト。
本体はコーヒー粉を入れるフィルターと、カップに乗せるためのホルダーにわけることができるのですが、このフィルター部は直径わずか70ミリほど。
写真のとおり一般的な1~2杯用コーヒードリッパーと並べてみると、そのコンパクトさがわかると思います。
使い終わったらフィルター部分だけ外して洗えるので、お手入れも簡単。
一番の注目点は、もちろんコレスが独自に開発した「ゴールドフィルター」です。
写真ではちょっとわかりにくいですが、「ゴールドフィルター」には縦に長いスリット状の穴が無数に開けられています。
一般的なメッシュや丸穴パンチングを施した金属フィルターは、抽出が進むと目詰まりを起こしてしまいがちですが、「ゴールドフィルター」は湯抜けのよさを考慮した形状なので、目詰まりによる過抽出の心配もなし!
また、ステンレス製のフィルターに24金メッキをコーティングすることで、金属イオンによるコーヒーの酸化を抑え、コーヒー本来の味わいを損なうことなく楽しめるともいわれています。
気になるコーヒーの味、使用感は?
では、実際にコーヒーを淹れてみましょう。
少量のお湯(分量外)を注いで温めておいたカップに、『シングルカップゴールドフィルター』を乗せたら、フィルターにコーヒー粉を入れます。
今回は、付属の説明書にならって以下のレシピです。
<レシピ> ・コーヒー豆(中挽き)……11g ・お湯……180cc
コーヒー豆は、フルーティな香りと甘みが特徴のエチオピア・コチャレのナチュラル、中煎りのハイローストを使用。 ペーパードリップよりも少し粗めの中挽きにしています。 |
最初に20ccほどのお湯を注いで、30秒間じっくり蒸らします。
コーヒー粉の中心に1円玉くらいの円を描くように、ゆっくりお湯を注いでいきます。
先述のとおり、『シングルカップゴールドフィルター』はお湯の抜けがよく、抽出液が落ちるスピードも早め。お湯を注ぐ際は「細く」「静かに」「一定の速さで」を心がけるのが、おいしく淹れるポイントです。
膨らんだコーヒーの粉がゴールドフィルターの上端近くまで上がってきたら、一旦お湯をストップ。少し水位が下がるのを待ち、再びゆっくりと注ぎます。
(蒸らしを除いて)3~4回にわけて分量のお湯を注いだら出来上がりです。
表面にうっすらとコーヒーオイルが浮いているのが見えますか?
今回はハイローストのコーヒー豆を使っているので、軽めのさっぱりした味わいに仕上がりました。エチオピアらしいフルーツのようなジューシィさや甘み、酸味もしっかりと感じられます。
抽出されたコーヒーは、ペーパードリップに比べると少し濁った感じ。
この濁りはコーヒーに含まれる微粉によるものですが、舌に残るようなザラつきを感じることはなく、個人的にはほとんど気にならないレベルでした。
カップの底に残った微粉もご覧のとおり、ごくわずか。
豆の挽き目にもよりますが、この程度なら気にならない人も多いのではないでしょうか?
一般的なコーヒードリッパーよりもフィルター部の径が小さいため、使用前は「お湯を注ぎにくいかな?」と少し気になりましたが、実際に使ってみるとまったく逆で、とても使いやすいサイズだと感じました。
むしろ、2~3杯用の大きなドリッパーで1杯だけ淹れるほうがやりづらいかも? サーバーいらずでカップにそのままドリップできるのも何気に便利。ジャストサイズのドリッパーを持っていないという方はぜひ一度試してみてください!
詳しい製品仕様に関しては、以下の記事でご紹介しています。
・人気のドリッパー、Cores『シングルカップゴールドフィルター』に新色が登場!
大石アンドアソシエイツ - シングルカップゴールドフィルター