おうちでカフェタイムを楽しむなら、コーヒーだけではなく、テーブルウェアにも凝ってみてはいかがでしょうか? 素敵な器にコーヒーを淹れて飲めば、それだけで満ち足りた気分に浸れることも。
本記事では、素敵なデザインで多くの人々を魅了している北欧食器ブランド「iittala(イッタラ)」のベストコレクションをご紹介します。
目次
北欧食器を代表するブランド「iittala(イッタラ)」
1881年、「iittala(イッタラ)」はスウェーデン人のペテロス・マグヌス・アブラハムソンにより、ガラス製品製造メーカーとしてフィンランド南部で創業しました。当時、フィンランドには熟練したガラス吹き職人がいなかったため、スウェーデンから来た職人たちが「iittala(イッタラ)」の工場でガラス製品の製造を行っていました。
「iittala(イッタラ)」が世界的に注目を浴びるようになったのは、1920年代から1930年代にかけてのこと。1929年にバルセロナで開催された世界博覧会に作品を出展して注目を集めた後、1930年代にはフィンランド人デザイナーたちにより、器の機能性に造形美が加えられていきました。使いやすいだけではなく、時代に左右されない美しさを追及した「iittala(イッタラ)」のテーブルウェアは、現在フィンランドのみならず世界中で愛されています。
コーヒーブレイクが待ち遠しくなるコレクション7選
ガラス製品にとどまらず、磁器や金属の製品なども取り扱う「iittala(イッタラ)」。オーソドックスでシンプルなデザインの器から、北欧らしいデザインのかわいい器までさまざまなコレクションがあります。「どれを選べば良いのだろう? 」という方のため、コーヒーを淹れるのにぴったりなコレクションを下記にご紹介します。
ストライプ模様がかわいいオリゴ
カラフルなマルチストライプ模様が特徴のオリゴ。温かみのある色調と両手で包み込むのにちょうど良いデザインは、カフェオレボウルにぴったりです。オリゴはラテン語で「中心」を意味するだけあり、さりげなく置くだけでテーブルの上をパッと華やかに演出してくれるでしょう。
すっきりシンプルなティーマ
無駄な装飾を省いたシンプルなデザインゆえに使いやすいティーマは、1952年にカイ・フランクによってデザインされました。すっきりしたデザインは平凡どころか抜群の存在感を放ち、毎日使っても飽きのこない器です。
おとぎ話のワンシーンのようなタイカ
幻想的で想像力を掻き立てるデザインのタイカ。フィンランド人イラストレーターのクラウス・ハーパニエミによって生み出されたタイカは、動物や植物モチーフを描いたデコラティブな器で、眺めているだけで温かな気持ちになる不思議な魅力にあふれています。ホワイトやブラックのほか、レッドやブルーのシリーズがあり、カラーごとに器の雰囲気が異なるのが特徴です。
レトロな草花モチーフのフローラ
素朴な草花のモチーフが薄口のガラスにエンボスで表現されているフローラは、1960年代に人気を博しました。フィンランド人デザイナーのオイバ・トイッカによってデザインされたフローラは、どこか懐かしさを感じさせるレトロさが魅力です。現在は復刻版が販売されていますが、よく冷えたアイスコーヒーを注ぐのに打ってつけの器だといえるでしょう。
色違いで揃えたくなるカルティオ
カイ・フランクがデザインしたカルティオは、「iittala(イッタラ)」を代表するコレクションです。片手で持つのにちょうど良いサイズと上品な色合いが特徴のカルティオ。オリーブやパープルをはじめ、ブラウンやエメラルドなどカラーバリエーションが豊富なため、いくつも欲しくなってしまうかもしれませんね。
しずくモチーフが美しいカステヘルミ
フローラと同じく、オイバ・トイッカによってデザインされたカステヘルミ。一度は廃盤になったコレクションですが、オイバ・トイッカのデザイナー生活50周年を記念して2010年に復刻しました。器の表面に施されたしずくモチーフが繊細な印象を与えるカステヘルミは、光の反射によって輝く美しい器です。また、浮き彫りされたしずくモチーフが滑り止めの役割を果たすため、手に馴染みやすく滑り落ちにくくなっています。
重厚な印象のウルティマツーレ
1968年、タピオ・ヴィルカラによってデザインされたウルティマツーレは、クラシカルで重厚な印象を与えるコレクションです。フィンランドのホテルで使用されたり、フィンランドエアーのビジネスクラスで使用されたりするなど、ウルティマツーレは美しいデザインと使いやすさに定評があります。上質で大人な雰囲気が漂うガラス食器はアルコールだけではなく、よく冷えたコーヒーを注ぐのにも重宝するはずですよ。
「iittala(イッタラ)」の素敵な器で暮らしを豊かに
おいしいコーヒーとお気に入りの器で楽しむカフェタイムは、きっと気持ちを豊かにしてくれるでしょう。北欧食器とひと口にいっても、コレクションごとに特徴が異なる「iittala(イッタラ)」。デコラティブな器からシンプルなデザインの器まで、豊富なラインナップが魅力となっています。毎日使っても飽きないと噂の「iittala(イッタラ)」の食器の中から、ぜひあなただけのお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
参照サイト:https://www.iittala.com/