世間が東京オリンピックに熱くなっていた1964(昭和39)、新宿西口・思い出横丁の角地に純喫茶を創業。その後、1987(昭和62)に現在の「但馬屋珈琲店・本店」としてリニューアルしました。

 

お店の特長は自家焙煎した味わい深いコーヒー。歴史を感じるレトロな外観と落ち着いた店内。お客様一人ひとりに合わせて提供している数々の高級カップとソーサー。店内を流れるジャズを聞きながらコーヒーに舌鼓をしていると、時間があっという間に過ぎてゆく。

 

時代の流れとともに変わりゆく新宿の街と人々を目にしながら、お店も同じ時間だけ思い出を積み重ねてきました。そんな時間の流れを感じる、「但馬屋珈琲店」の魅力をご紹介します!

 

「創業40年以上の老舗自家珈琲店3店が集結!熟練焙煎士のオリジナル珈琲豆アソート」

クラウドファンディング【Makuake】挑戦中!

純喫茶「エデン」からはじまる珈琲ストーリー

戦争が終わった1945(昭和2011)、新宿区西新宿にて創業者である故倉田数雄は旅行鞄および雑貨の卸・小売りの個人営業を始めました。1959(昭和3412)には、総合洋品店「洋品のイナバ」を開店して5店舗まで拡大しましたが、競合となる大型店舗の進出により「洋品のイナバ」を廃業し、倉田は喫茶店の開店を決意。

 

そして1964(昭和394)、同じ場所に純喫茶「エデン」を開店しました。当時、東京の喫茶店ではコーヒー1300円前後の価格に対して、但馬屋珈琲店では1500円と破格でしたが珈琲の品質や空間にこだわり続けた結果、繁盛するお店へと成長を遂げます。その後、1966(昭和41年~)新宿で純喫茶や洋食店を複数展開することに。

 

自家焙煎「但馬屋珈琲店」を開店したのは1987(昭和6210)。純喫茶「エデン」を改装してリニューアルオープンしました。店名の但馬は創業者の出身地である兵庫県但馬地方が由来なんだとか。現在は、新宿に4店舗(姉妹店1店舗含む)、吉祥寺に1店舗純喫茶を経営しています。

但馬屋珈琲店のコンセプトについて

お店のコンセプトは「大人のひととき 通の味」。自家焙煎による深い苦みと甘味のバランスが絶妙なコーヒー。その一つひとつのこだわりをご紹介します!

 

世界各国から取りそろえた豆

この道30年以上の店主の目利きにより、世界各地から厳選した生豆を入荷しています。珈琲豆は最高等級品や変わり種など常時16種類以上取り揃えています。月替わりのおすすめコーヒーもあるので、何度足を運んでも飽きません。

 

おいしいコーヒーを淹れるための焙煎

スモーキーな香味やコクとうまみにこだわり、特別に改良した直火式の焙煎機で、腕のいい職人がじっくり時間をかけて丁寧に強・深煎り焙煎をしています。直火式焙煎は火加減が難しく、焙煎に時間もかかるので、一度に大量の珈琲豆を焙煎できません。

 

それでも直火式焙煎にこだわるのは、香味と味わい深いおいしいコーヒーを提供できるからです。豆の生産国の特性を生かし、最適な焙煎度合いに仕上げています。

味のバランスを考えた特選オリジナルブレンド

但馬屋珈琲店の自慢の逸品であるブレンドコーヒーは30年以上変わっていません。日本各地の珈琲専門店を飲み歩いて研究し、独自の豆の配合に辿り着きました。コロンビア、ブラジル、エチオピア、グァマテラの豆をそれぞれ焙煎し、それぞれの特性を引き出してからブレンドする「単品焙煎」を守り通しています。

 

但馬屋珈琲店では4種の珈琲豆がお互いの良さを際立たせ、ストレートのコーヒーでは味わえない芳醇な香りと豊かなコク、絶妙な苦みと甘みをつくり出しています。

 

一滴一滴、丁寧に味を出すネルドリップ

最高の抽出方法とも言われるネルドリップでコーヒーを抽出しています。ネルドリップとは紙ではなく布をフィルターにして淹れるコーヒーのことです。「ネル」はフランネルを略した言葉。起毛加工したコットン素材のフランネル生地を指します。洋服のネルシャツと同じ素材ですが厚さは異なります。

 

袋状にしたネルの中に珈琲粉を入れ、お湯をかけてコーヒーを抽出していきます。紙と違い使い捨てではなく、何度も洗って使用。紙フィルターよりも目が粗いため、コーヒーオイルが多く抽出されて柔らかく甘い口当たりと深みを感じられるところが特長です。

 

逆にペーパードリップで抽出するとオイルが抽出されにくいため、味わいがクリアになります。通なコーヒー好きにはネルドリップで抽出した但馬屋珈琲店のコーヒーをぜひ飲んでいただきたいです。自家製の特製ネルを使用しており、コーヒーのうまみを最大限引き出した舌ざわりの滑らかな一杯。

 

注文を受けてから、たっぷりの珈琲豆を極粗挽きで粉砕して、一滴一滴じっくり時間をかけながら丁寧に抽出。このお店では1杯あたりに珈琲豆を2023gと一般的なコーヒーよりも多く使用しているため、味にコクと厚みがスゴイ!

 

粗く挽いてじっくり落とすのがコツ。極粗挽きは粗挽きよりもさらに粗くしており、味が簡単には出にくいことからじっくりと時間をかけて抽出するという方法です。コーヒーを冷まさないために、器具とカップを温め、湯の温度は8586℃を使用。提供する際に、最適な温度を心掛けて提供されています。

 

古き良き時代を感じさせるインテリア・カフェ食器

「大人のひととき 通の味」をコンセプトにした、大正ロマンを感じさせる空間と店内を彩る希少なインテリアの数々。コーヒーと共に、心に残るひとときを過ごせる空間づくりを目指されているそうです。また、棚には世界各国から集められた高級カップとソーサーがずらり!お客様一人ひとりの雰囲気に合ったものをお選びしてご提供しているところも、但馬屋珈琲店らしさのひとつ。

自宅で楽しめるオリジナルコーヒーアソート

じっくり焙煎した珈琲豆を、ネルドリップによってふんだんにうまみを抽出しながら、コクと厚みのある味を楽しめる!そんな至極の一杯をいつでも楽しめるように、但馬屋珈琲店はオリジナルコーヒーアソートのプロジェクトに加わっています。Makuakeのみでしか購入することのできないスペシャルなコーヒーの味をご自宅で楽しめるので、乞うご期待!

 

そんなコーヒーと共にスイーツを楽しみたい!という方も多いのではないでしょうか。以下にご紹介するのは、実際の但馬屋珈琲店で提供している至極のコーヒーと、それに合った料理やスイーツです。「飲んでみたい!」「コーヒーと一緒に舌鼓したい!」と思うこと間違いナシ!※店舗によりご提供メニューは異なります

 

どれを選ぶか迷ってしまうコーヒー

特選オリジナルブレンド(¥750)

但馬屋珈琲店の定番と言えば、こちら!最高の配合と焙煎で味の深みを追求し、完成されたブレンドコーヒーです。

 

デカフェ・コロンビア(カフェインレス)(¥750)

コーヒー本来の味わいを残したまま「水抽出法」にて、カフェインを除去した逸品です。

 

水だしアイスコーヒー(¥850)

何も入れずにそのままでもおいしいアイスコーヒーです。

 

コピルアック(3500円)

ストレート(一種類の豆)で飲む超高級コーヒーです。幻のコーヒーとも言われています。世界一高価なコーヒーとして、1995年にイグノーベル栄養学賞を授与されました。

 

<その他>

・クリスタルマウンテン(950円)

・ブルーマウンテン(1750円)

・ハワイコナ(1350円)

・モカ(850円)

・マラウィ芸者(750円)

・キリマンジャロ(750円)

・ペルー チャンチャマイヨ(750円)

・グァマテラ(750円)

・アイリッシュミスト・コーヒー(850円)

・ヒマラヤン アラビカ(850円)

・ガラパゴス ブルボン(850円)

など。

元気になれるおすすめの一杯

アイリッシュ珈琲

珈琲の中にアルコールを入れると風邪予防になります。アイリッシュウイスキーにハーブや、はちみつの入ったリキュールがピッタリ。アイリッシュミストを入れてコーヒーを注ぎ、最後にホイップクリームを浮かべます。アルコールはブランデーやウイスキーでも合うでしょう。

 

コーヒーとの相性もバツグンのデザート

 

2種のテリーヌショコラ ペアリングセット~オレンジピール香る濃厚テリーヌショコラと有機栽培の抹茶テリーヌ~

コーヒーとテリーヌの素敵なマリアージュを楽しめるデザートです。

 

老舗のどら焼き

あの国民的アニメに登場する「どら焼き」のモデルとなった新宿にある老舗甘味処「時屋」とコラボレーションしたメニューです。

 

珈琲ぜんざい

和洋折衷のすばらしい味わいを楽しめる贅沢な一品。

 

珈琲屋のジェラートパフェ

本格イタリアンジェラートの銘店「パンチェーラ新宿髙島屋」と共同開発したコーヒージェラートをベースに作ったパフェです。

 

永井さんのアップルパイ

厚切りしたリンゴをシナモン入りのカスタードクリームで包んだおいしいアップルパイ。

 

横丁サバラン~自家製コーヒー蒸留酒添え~

但馬屋珈琲店本店にある「思い出横丁」をイメージして作ったスイーツです。

 

鉄鍋フレンチトースト

特製の卵液にたっぷりと浸したバゲットを鉄鍋でこんがり焼いたフレンチトースト。

小腹を満たしてくれる軽食

別格チキンと蓮根のサンドイッチ

スモークチキンと蓮根が出会ったおいしいサンドイッチ。

 

但馬屋特製ナポリタンセット

生クリームをふんだんに使用した、昔懐かしい喫茶店の味です。

30年以上お店と歩んできた店主の想い

こちらが但馬屋珈琲店・本店で店長を務める大久保清作さん。大学時代、純喫茶「エデン」でアルバイトをしたことがきっかけで、お店のリニューアル後も珈琲一筋でやってきました。「コーヒーを飲んでいると心が落ち着くし、よしやるぞ! という気持ちも起こります。

 

コーヒーの味と香りに誘われてここまで続けてきてしまったという感じですね。」と語るほど、コーヒーの魅力に引き込まれた一人。焙煎で一番難しいところは、豆を出すタイミング。ほんの少しの差で焙煎が進んでしまうし、早くてもいい味にはなりません。沸騰している湯を直接入れず別の容器に入れてから温度を下げて入れる。

 

蒸らしは豆全体に湯が行き渡るように、15秒程度。真ん中から直接フィルターにかからないように「の」の字を書くように。淹れる人によって味が微妙に変わるからこそ、大久保さんはこだわりを持ってコーヒーを淹れています。これからも歴史と伝統を大切にしつつ、新たなおいしさを求めてコーヒーの提供に尽力していきます!と笑顔で語られていました。

創業35年以上の⽼舗だからこその特別感

本店以外にも店舗を展開中で、どのお店もコーヒーにこだわり、それぞれ特長をもつ但馬屋珈琲店。

今回、CAFENDがプロデュースする老舗焙煎所のみを集めた特別なコーヒーアソートでは、「但馬屋珈琲店の味をご自宅で楽しめる!」というところが魅力なので、それぞれ店舗の特徴もご紹介します!

但馬屋珈琲店・本店

自家焙煎している「美味しい」珈琲屋さんとして有名です。新宿西口の思い出横丁の角にある、二階建ての喫茶店。レトロな外観の重厚感あるドアを開けると、店内は落ち着いたインテリアの数々、BGMとしてジャズが流れる落ち着いた空間です。

 

お客様の年齢層は比較的高め。厨房の壁には、お客様に合わせて提供するさまざまな模様のカップとソーサーが並んでいます。1階は10席あるL字カウンターと1415名分のテーブル席。2階は12時から解放します。

 

・但馬屋珈琲店 本店

198710月開店

住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-2-6

アクセス:新宿駅西口より徒歩3

電話番号:03-3342-0881

営業時間:10:0023:00(ラストオーダー22:30)

2022121日現在、10:0021:00 酒類提供は20時まで

定休日:元旦

特長:全席喫煙、予約不可、焙煎機設置店

https://tajimaya-coffeeten.com/

但馬屋珈琲店・小田急店

本店とは違い、全面禁煙席。タバコを吸わない人は落ち着いて過ごせるでしょう。店内は木を中心とした造りになっており、都会の喧騒を忘れられるくつろぎの空間です。その景色を眺められるカウンター席もあります。

 

(小田急店ではアルバイト・パートスタッフを募集中。本格的なコーヒーに興味のある人は、応募してみてはいかがでしょうか。)

 

・但馬屋珈琲店 小田急店

20104月開店

住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-1-3 小田急百貨店新宿店本館7

アクセス:新宿駅西口より徒歩4(新宿駅直結)

電話番号:03-5323-2370

営業時間:施設の営業時間に準ずる(ラストオーダー開店30分前)

2022121日現在 10:0020:00 終日酒類の提供停止

定休日:施設の定休日に準ずる

特長:全面禁煙、予約不可

https://www.odakyu-dept.co.jp/shinjuku/restaurant/tajimaya/

但馬屋珈琲店・新宿南口店

全席禁煙ですが、専用の喫煙スペースを設けているため、タバコを吸う人もそうじゃない人も一緒に楽しめるお店です。木製の店内は温かみがあり、照明も暗めでバーのような雰囲気。新宿にいることを忘れてしまいそうです。(新宿南口店ではアルバイト・パートスタッフを募集中。本格的なコーヒーに興味のある人は、応募してみてはいかがでしょうか。)

 

・但馬屋珈琲店 新宿南口店

20163月開店

住所:〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-11-20 新宿島津ビル1

アクセス:新宿駅南口より徒歩5

電話番号:03-5371-2588

営業時間:10:0021:00(ラストオーダー20:30)

2022121日現在、平日7:0020:00、土日祝11:0020:00 終日酒類の提供停止

定休日:年末年始

特長:全面禁煙&喫煙専用室あり、平日のみご予約可、52席貸し切り要相談、団体様でのご利用可※202131日現在予約の受付を停止、焙煎機設置店

https://tajimaya-coffeeten.com/locations

但馬屋珈琲店・コピス吉祥寺店

コピス吉祥寺内の地下1階に位置するお店。休日は満席になるほどの人気っぷり。年齢層は幅広く若い方の利用も多いです。重厚感というよりは明るい雰囲気が特長的。全面禁煙席となっています。

 

・但馬屋珈琲店 コピス吉祥寺店

20173月開店

住所:〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1-11-5 コピス吉祥寺B1

アクセス:吉祥寺駅北口より徒歩5

電話番号:0422-29-0121

営業時間:施設の営業時間に準ずる(ラストオーダー閉店30分前)

2022121日現在、平日10:3019:00、土日祝10:3020:00 終日酒類の提供停止

定休日:施設の定休日に準ずる

特長:全席禁煙、ご予約可(平日のみ)

https://www.coppice.jp/shoplist/B001_2/453/

カフェテラス・シルエット(姉妹店)

昭和4112月に新宿駅西口地下街(現・小田急エース)にてコーヒースタンドを創業しました。その後、移転やリニューアルを経て、202110月に小田急エース南館にて再度リニューアルオープン。「窓越しにいつもお客様が移っていて寛いでいる」そんなお店になりたいと願いを込めて「シルエット」と命名しました。お店のコンセプトは、たばことコーヒーのマリアージュ。タバコに合う味わいを考え、独自に配合・焙煎したこだわりのコーヒーを提供しています。一服タイムを楽しみたい方にオススメのお店です。

 

・カフェテラス・シルエット(姉妹店)

202110月 開店

住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目西口地下街1号 小田急エース南館

アクセス:新宿駅西口より徒歩3(新宿駅直結)

電話番号:03-3344-3008

営業時間:月~木 7:0022:00/金曜 7:0022:45/土曜 7:3022:45/日曜・祝日 8:3020:00 終日酒類の提供停止

定休日:施設の定休日に準ずる

特長:全席喫煙

https://cafeterrasse-silhouette.com/

 

正真正銘の“昭和レトロ”の雰囲気と味が自宅でも味わえる!

老舗焙煎所のみを集めた特別なコーヒーをCAFENDでプロデュース。

「創業から長い歴史をもち、古くから地元に愛され続けるロースターのコーヒーは、やはり美味しい。」この実に奥深い焙煎技術の魅力を伝えつつ、今まで出会ったことのない美味しいコーヒーの味を届けたい。そんな想いから、「Makuake」にて、老舗の焙煎所だけを集めた夢のようなアソートを展開しています。

 

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