コーヒーを飲むとき、眠気覚ましの目的で飲む方もいるでしょう。
しかし、一説によると「日本人にはカフェインが効かない」というはなしを聞くこともちらほら。覚醒効果を求めて飲んでも、カフェインが効かなかったら困りものですよね。
そこで今回は、この説が本当なのかおはなししていきます。
目次
日本人はカフェインの取り過ぎ?効果が薄れているだけ
実は、日本人にカフェインの効果が効かないわけでは無く、ただ単純にカフェインの効果が薄れているだけだと言われています。日本人は日常生活でコーヒー以外の飲み物からもカフェインを摂る事が多く、耐性ができてしまっているからです。
そのため、「日本人にはカフェインが効かない?」という説がささやかれるようになったのではないでしょうか。
日本人は朝起きて目覚ましのコーヒーを飲み、お昼ごはんや夕食には紅茶や日本茶を飲む方も多いでしょう。このようにコーヒー以外の飲料でもカフェインを摂る機会が多く、体が慣れてカフェインの覚醒効果が薄れてくるのです。
覚醒効果を求めてコーヒーを飲むなら、日本茶や紅茶などのカフェインの含まれた飲料をなるべく控え、ここぞという時に飲むようにするとカフェインの効果を感じることができるかもしれません。
カフェインの効果が薄れていると感じたら体をリセットしよう
普段、カフェインが含まれた飲料やコーヒーを頻繁に飲んでいて、効き目が薄くなったかも……と感じたら、体をリセットしてみましょう。
いつもの分量から少しずつ控えていき、徐々に体からカフェインを取り除きます。このときに、頭痛やだるさ、集中力の低下などがみられるようなら、あまり無理にリセットするのはよくありません。無理せず、ゆっくり取り組みましょう。
カフェインを取るなら何時がベスト?コルチゾールとの関係性から考える
コーヒーを飲むとき、雰囲気や香りを楽しんだり、目覚まし目的など様々な理由があると思います。
特に、カフェイン効果を求めてコーヒーを飲むなら、午前10時と午後3時がおすすめ。体内には、コルチゾールというストレスホルモンがあり、このホルモンは、朝8時から9時の間と、昼12時から1時、午後は5時半から6時半の間に分泌されます。
コルチゾールが分泌されているタイミングにカフェインを摂取すると、カフェインへの耐性がついてしまいコーヒーを飲んでも効果が得られなくなってしまうのです。
コルチゾールとカフェインの関係を考えたら、コーヒーを飲む時間はコルチゾールの活動が弱まった午前10時、午後3時が望ましいでしょう。
よく考えるとこの時間、一般的な「ティーブレイク」と同じ時間帯ですよね。このように考えると、昔からいわれているティーブレイクは理にかなった時間だったことがわかりますね。
コーヒーのカフェイン効果、持続するのは何時間くらい?
覚醒目的でコーヒーを飲んだとき、どのくらいの時間で効き目が続くのか気になっている方もいるでしょう。
個人差はあるのですが、一般的な大人だと大体4時間くらいといわれています。たとえば、日中はカフェイン効果でばりばり仕事をしたいけど、夜はきっちりと寝たい!そう考えるなら寝る時間から逆算して、おやすみ前の4時間前後はコーヒーなどのカフェインを控えるのがベスト。
もし、喉が渇いて何か飲みたくなったときは、カフェインレスの麦茶などを飲むことをおすすめします。
まとめ
日本人はカフェインを頻繁に摂るため、特に耐性ができやすい環境にあります。
カフェインを摂る量や時間を少し工夫すれば、カフェインと上手に付き合っていけるのではないでしょうか。