コーヒーのおいしさがギュッと濃縮されたエスプレッソは、食後の口直しにぴったりです。
さまざまな種類の家庭用エスプレッソマシンが登場し、自宅でも気軽に飲めるようになったエスプレッソ。
本記事では、エスプレッソが好きな人はもちろん、これからエスプレッソを飲んでみたいという人にもおすすめのエスプレッソ専用コーヒー豆をご紹介します。
目次
- 1 おいしいエスプレッソはコーヒー豆から
- 2 エスプレッソ用コーヒー豆のおすすめ7選
- 2.1 台湾のコーヒーロースター『Kakalove Café(カカラブ・カフェ)』
- 2.2 アメリカ・ウィスコンシン州の『JBC Coffee Roasters(ジェー・ビー・シー・コーヒーロースターズ)』
- 2.3 台北の『Cozy House Coffee(コージー・ハウス・コーヒー)』
- 2.4 イリノイ州シカゴの『Metropolis Coffee(メトロポリス・コーヒー)』
- 2.5 ハワイの『Hula Daddy Kona Coffee(フラ・ダディ・コナ・コーヒー)』
- 2.6 北カリフォルニアの『Magnolia Coffee(マグノリア・コーヒー)』
- 2.7 カリフォルニア南部の『Regent Coffee(リージェント・コーヒー)』
- 3 おいしいエスプレッソで日々に潤いを
おいしいエスプレッソはコーヒー豆から
日本でエスプレッソが飲まれるようになったのは、昭和のことでした。しかし、コーヒーをブラックで飲むことを好む人が多かったためか、日本ではエスプレッソが普及するのに時間がかかったといわれています。現在では、カフェの定番ドリンクメニューとしてお馴染みとなったエスプレッソですが、おいしく淹れるコツがいくつかあるようです。
イタリア発祥のエスプレッソ
ひと口にコーヒーといっても、さまざまな飲み方があります。イタリア発祥の飲み方であるエスプレッソは、もっともポピュラーなコーヒーの飲み方のひとつです。また、エスプレッソは、世界一のバリスタを決定する「ワールド・バリスタ・チャンピオンシップ(World Barista Championship)」の競技で、メインの評価対象でもあります。
素晴らしいエスプレッソを淹れるのに必要なのは、最高のエスプレッソマシンや熟練したバリスタの技術だけではありません。選りすぐりのコーヒー豆を使用することも、おいしいエスプレッソを淹れるのに欠かせない要素です。
どうしてブレンドするの?
最近では、単一の産地で単一品種をシングルオリジンで飲むことを良しとする風潮がありますが、エスプレッソの本場イタリアでは、ブレンドしたコーヒー豆を使用します。「単一品種のコーヒー豆でエスプレッソを淹れたほうが、味に統一感があっておいしいのでは?」や、「安く品質の悪いコーヒー豆をブレンドすることでコストを抑えているのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、さまざまな産地や種類のコーヒー豆をブレンドすることでお互いを引き立て合い、より複雑な味わいにすることができます。一般的にロブスタ種はアラビカ種よりも安価で低評価ですが、品質の良いロブスタ種は品質の劣ったアラビカ種よりもすばらしいものです。また、苦みとコクのあるロブスタ種をブレンドすることで、エスプレッソがメリハリの利いた味になるといわれています。
厳選された美味しいコーヒーを求めて独立しました。
エスプレッソ用コーヒー豆のおすすめ7選
本当においしいエスプレッソ用コーヒー豆が広まれば、エスプレッソの人気ももっと高まるはず……。
そこで、おいしさお墨付きのエスプレッソ用コーヒー豆をご紹介します。
台湾のコーヒーロースター『Kakalove Café(カカラブ・カフェ)』
台湾南部にある嘉義市(ジャーイー、かぎし)に店舗を構える「Kakalove Café(カカラブ・カフェ)」。小規模でありながらも、コーヒーガイド「Coffee Review」の常連であるこちらのコーヒーロースターが提供する『Ethiopia Natural Guji DoReMi(エチオピア・ナチュラル・グジ・ドレミ)』は、アロマ、ボディ、フレーバー、アフターテイストの評価で高得点を獲得したエスプレッソ用コーヒー豆です。
エチオピア南部に位置するグジ地方で古くから栽培されている固有のアラビカ種を、伝統的なナチュラルプロセスで精製しました。大地を思わせるサンダルウッド、アーモンドヌガーやジンジャー、マルベリー(桑の実)の風味など、甘みと酸味が贅沢なハーモニーを奏でるコーヒーです。口当たりはクリーミーで、ミルクを加えるとキャラメルのような香ばしさがプラスされます。
https://www.kakalovecafe.com.tw/
アメリカ・ウィスコンシン州の『JBC Coffee Roasters(ジェー・ビー・シー・コーヒーロースターズ)』
「JBC Coffee Roasters(ジェー・ビー・シー・コーヒーロースターズ)」は、マイケル・ジョンソンさんとローラ・サリンジャー・ジョンソンさんご夫婦が経営するコーヒーロースターです。こちらのコーヒーロースターはアメリカではかなり有名なようで、全米のベストコーヒーロースターのひとつに選出されているほか、おいしく健康的な食品を提供する企業に捧げられる「グッド・フード・アワード(Good Food Awards)」を5回も受賞しています。
そんなコーヒーロースターが自信をもっておすすめするエスプレッソ用コーヒー豆が、「Twisted V.7 Espresso(ツゥイステッド・ブイ・セブン・エスプレッソ)」。南米、中米、エチオピアで生産されたコーヒー豆を使用したこちらのブレンドは、チョコレートとナッツ、スパイシーかつフローラルな風味が特徴です。さらりと滑らかな口当たりで、ミルクを加えると甘い香りが増幅されてさらにおいしくなります。
また、エスプレッソ用コーヒー豆ではありませんが、「JBC Coffee Roasters(ジェー・ビー・シー・コーヒーロースターズ)」の「Barokah Honey Sumatra(バロカ・ハニー・スマトラ)」も高い評価を得ているコーヒー豆です。こちらは、スマトラ島西スマトラ州グヌン・トゥジュで栽培されたものをハニープロセスで加工しました。
ハニープロセスは、コーヒーチェリーの粘液質の部分は取り除かず、天日干しにします。そうすることで、甘みや透明感を引き出せるのだそう。「Barokah Honey Sumatra(バロカ・ハニー・スマトラ)」は、ブラッドオレンジ、ブラウンシュガー、デーツの風味とスパイスの香りが特徴です。複雑で深みのある味わいのコーヒーはクリーミーな口当たりで、長く響く余韻があります。
https://jbccoffeeroasters.com/
台北の『Cozy House Coffee(コージー・ハウス・コーヒー)』
台北市内に2店舗を構える「Cozy House Coffee(コージー・ハウス・コーヒー)」は、台湾を代表するスペシャルティコーヒーロースターで、SCA公認トレーナー(AST、Authorized SCA Trainer)として活動しています。
「British Style Espresso Blend(ブリティッシュ・スタイル・エスプレッソ・ブレンド)」は、パナマ、ホンジュラス、エチオピアのコーヒー豆をエスプレッソ用に焙煎。ザクロ、ダークチョコレート、アンバー、アーモンドバターの風味で、シロップのようにさらりとした口当たりが特徴です。濃厚な甘みとジューシーな酸味のこのエスプレッソ用コーヒー豆を使ってカプチーノを作っても、リッチなダークチョコレートの風味はしっかりと存在感をアピールします。
公式ホームページを訪れると、台湾語表記なのでちょっと怯んでしまうかもしれませんが、言語設定を英語にするとコーヒー豆の名前のみ英語表記になります。詳しい説明は台湾語のままなので、辞書や翻訳ツールを活用すると良いでしょう。
https://shop.cozyhousecoffee.com/
イリノイ州シカゴの『Metropolis Coffee(メトロポリス・コーヒー)』
エスプレッソに魅了されたジェフさんとトニーさん親子が創業した「Metropolis Coffee(メトロポリス・コーヒー)」は、「すべての人に最高のコーヒーを」モットーにコーヒーの焙煎を行っているコーヒーロースターです。アメリカ・イリノイ州シカゴに本拠地を構えていますが、そのコーヒーはアメリカ本国のみならず、カナダにも数多くの顧客を持ちます。
こちらのコーヒーロースターが提供するエスプレッソ用コーヒー豆「Redline Espresso(レッドライン・エスプレッソ)」は、フラットホワイト、カプチーノ、エスプレッソマキアートなど、ミルクを加えて飲みたい人におすすめです。ダークチョコレート、オレンジの皮、ブラックチェリーの風味とマグノリアの花のような香りを持つコーヒーは、サテンのような口当たり。ミルクを加えると、甘みが増してチョコレートの風味とよく合います。
https://www.metropoliscoffee.com/
ハワイの『Hula Daddy Kona Coffee(フラ・ダディ・コナ・コーヒー)』
2002年、「Hula Daddy Kona Coffee(フラ・ダディ・コナ・コーヒー)」は、コーヒー栽培に適したハワイ島コナ地区に誕生しました。創業者のパターソン夫妻は世界レベルのコーヒー農園を作るために農学者の力を借りたり、土壌コンサルタントを雇ったり、品質向上のためにあらゆる方法を試します。コストはかかりましたが、地道な努力が実を結び、世界で認められる品質のコーヒー豆を収穫することに成功しました。
「Espresso(エスプレッソ)」は、2015年にハワイのコーヒーカッピング大会でコナコーヒー部門トップ、ハワイアンコーヒー部門トップを勝ち取った「Hula Daddy Kona Coffee(フラ・ダディ・コナ・コーヒー)」が、自信を持っておすすめするエスプレッソ用コーヒー豆です。
コーヒー栽培の中心地として有名なハワイ島西部フアラライ山中腹に位置するホルアロア村産のコーヒー豆をブレンドしたエスプレッソは、ダークチョコレート、タマリンド、ワイルドハニー、マジョラムなど甘くてスパイシーな風味が特徴です。ふっくらと芳醇な口当たりで、ミルクを加えてカプチーノにするとほのかにスパイスの香りが漂います。
北カリフォルニアの『Magnolia Coffee(マグノリア・コーヒー)』
アメリカ・北カリフォルニアに拠点を置くスペシャルティコーヒー専門のコーヒーロースター「Magnolia Coffee(マグノリア・コーヒー)」のおすすめエスプレッソ用コーヒー豆は、「Magnolia Blend Espresso(マグノリア・ブレンド・エスプレッソ)」です。
パプアニューギニアとコスタリカのコーヒー豆を焙煎してブレンドしたこちらのエスプレッソは、チョコレートとザクロ、キャラメルの風味とフリージアの花の香りが特徴となっています。絹のような滑らかな口当たりで、後味にはキャラメルの風味が強く残ります。
カリフォルニア南部の『Regent Coffee(リージェント・コーヒー)』
アメリカ・カリフォルニア州南部ロサンゼルス郡の都市グレンデールにあるコーヒーロースター「Regent Coffee(リージェント・コーヒー)」。2017年に創業した比較的新しいコーヒーロースターですが、高品質のコーヒーを提供することによりアメリカのコーヒー業界で瞬く間にその名を知らしめました。創業者である中国出身のレオンさんはこれまで10年以上もコーヒーの焙煎に携わってきた経験の持ち主で、「コーヒーは単なる飲み物ではなく、僕の人生そのものだ!」と語っています。
そんな情熱的な創業者がおすすめするエスプレッソ用コーヒー豆が、エチオピアとエルサルバドルのコーヒー豆を焙煎してブレンドした「Blossom Blend Espresso(ブロッサム・ブレンド・エスプレッソ)」です。ラズベリージャム、カカオニブ、チェリーなど甘酸っぱく繊細なフルーツの香りがするのが特徴で、サテンのように滑らかな口当たりがします。ミルクを加えてカプチーノにすると、カカオの香りが増幅されます。
おいしいエスプレッソで日々に潤いを
エスプレッソの本場イタリアでは、小さなデミタスカップに注がれたエスプレッソに砂糖を加えて、2、3口で飲み干すのが粋な飲み方とされているのだとか。抽出時間も短く、コーヒーのおいしさがギュッと濃縮されたエスプレッソは、忙しい朝に最適な飲み物です。
おいしいエスプレッソ専用コーヒー豆を購入しておけば、毎朝起きるのが楽しみになるかもしれませんね!
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