最近では多くのカフェで「チャイラテ」「チャイティーラテ」などの名前で提供されているチャイ。濃厚な味わいでコーヒーよりも好き、という方も多いですよね。
じつは手軽な方法で、自宅でも淹れられるってご存じでしたか? これからやってくる寒い季節には、甘くてスパイシーなチャイはぴったり。ぜひおうちでの定番カフェメニューにプラスしてみてくださいね。
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目次
チャイとは?ミルクティーと何が違うの?
チャイとは、本来お茶のこと。じつはインドだけでなく、ロシアやモロッコ、トルコでもお茶のことを「チャイ」と呼んでいるんです。
しかし日本では、チャイとは茶葉を煮出してミルクを入れ、砂糖をたっぷり加えたインド式のミルクティーのことを指すのが一般的。間違いではないのですが、チャイとはお茶の意味もある、と知っておくとよいですね。
ここで「あれ? スパイスは?」と思われた方も多いでしょう。スパイスを加えたものは本来「マサラチャイ」と呼ばれ、厳密にはチャイとは別物なんです。でも、チャイといえばマサラチャイを意味することも少なくありません。
カルダモンやジンジャー、クローブ、シナモンといったスパイスをお好みで加えて飲むのが本場インド流。家庭やお店によっても使用するスパイスの種類や量が違い、好みの味のお店を見つけたり、味を調整しながら自分で淹れたりするのも楽しいですよね。
ミルクティーとチャイとは、ミルクを入れるタイミングやスパイスを加えるかどうかなどの点で大きく異なります。上品なミルクティーと、アレンジ自在なチャイ、気分に合わせてチョイスしたいですね。
自宅で簡単にチャイを淹れる方法
自宅でもチャイを淹れられたら、おうちカフェで楽しめるメニューはもっとバリエーション豊かになりますよね。コツさえおさえれば簡単! さっそくおいしいチャイを淹れてみましょう。
用意する材料(2〜3杯分)
- 茶葉(CTC茶葉がおすすめ):8〜10g
- 水:150〜250ml
- 牛乳:150〜250ml
- スパイス:カルダモン、ジンジャー、クローブ、シナモンなど
- 砂糖:お好み〜大さじ2程度
作り方
- 小鍋に水を入れ、沸騰したら茶葉、スパイスを加え、弱火で2〜3分ほど煮出す
- 弱火のままミルク、砂糖を加え、ときどきかき混ぜながら5分ほど温める
- 沸騰寸前で火を止め、茶漉しを使ってカップなどに注ぐ
カップに入れるときは少し高いところから注ぐと泡が立ち、なめらかでふわふわな舌触りが楽しめます。
【おいしいチャイを淹れるコツ1】茶葉の選び方
コクがありミルクに負けない強い味のCTC茶葉を選ぶと、より本格的なチャイに近づけられます。
CTCとは、Crush(つぶす)Tear(引き裂く)Curl(丸める)の略を意味し、専用の機械で丸く仕上げた茶葉のこと。濃厚で甘みがあることが特徴です。
手に入れられなければ、アッサムやウバなどしっかりとした味の紅茶の茶葉を選ぶと、本格的なチャイに近づけられます。ティーバッグなら、中の茶葉を取り出して使うとよいでしょう。
【おいしいチャイを淹れるコツ2】スパイスはお好みで
本格的に作りたい場合は、ホールタイプのスパイスを用意しましょう。カルダモンやクローブは2粒程度、シナモンスティックは1/2本程度が目安です。ジンジャーは生ならスライスで2片ほど、ピリッとした辛みがほしいならパウダータイプがおすすめ。
もしスパイスがなければ、用意しやすいジンジャーだけでも十分おいしく仕上がります。また、手軽なパウダータイプのスパイスを利用してもOK。最近では、チャイ専用のスパイスミックスもあるので使ってみてもよいですね。
まずは手軽な方法でチャイを作ってみましょう!
気軽に飲めるインスタントチャイもおすすめ
自分で簡単に淹れられるチャイですが、忙しい朝や今すぐ飲みたい! というときには、難しいことも。
そこでおすすめなのが、お湯に溶かすだけですぐ飲めるインスタントタイプのチャイです。人気の2商品をご紹介しましょう。
ノンカフェインがうれしい『好みの濃さで味わう ルイボスジンジャーチャイ』
無印良品から発売されているインスタントチャイは、ルイボス茶仕上げのノンカフェインなので、妊娠中や授乳中の方も安心して楽しめます。
ジンジャーの風味が効いて、コクはあるのにさっぱり飲めるのも嬉しいですね。
スパイスが効いた『カルディオリジナル インスタントチャイ』
いつ行っても楽しい、コーヒーと輸入食品のお店カルディから発売されているインスタントチャイです。絶大な人気を誇り、リピ買いする人も少なくないんだとか。
8種のスパイスがミックスされ、濃厚な風味が特徴。パッケージもかわいくて、見ているだけで元気がもらえそうです。
あったかいチャイで寒い季節もホットに過ごそう
チャイを作るのは難しくありません。スパイスがなければ、とりあえず茶葉を用意して、ミルクと砂糖だけで作ってみてもOK。十分にチャイのおいしさを堪能できます。
もっと美味しく飲んでみたいと感じたら、少しずつスパイスを揃えてみるのも楽しいかもしれませんね。
今年の冬は、ぜひチャイをおうちカフェの定番に加えて、あったかく過ごしましょう!