オリーブオイルの生産、流通、販売における世界的リーダーである、スペイン産オリーブオイル専門職連携非営利団体(スペイン語名:Asociación Interprofesional del Aceite de Oliva Español)は、スペイン産オリーブオイルの販売促進キャンペーン「オリーブオイル・ワールドツアー」を今年も開催。
2年目となる今年のアンバサダーには、東京・六本木の精進料理「shojin 宗胡」のオーナーシェフを務める野村大輔氏を起用しています。
このたび野村氏がスペイン産オリーブオイルを活用した、オリジナル和食メニューを3つ考案いたしました。それらメニューをご紹介いたします。(メニューのレシピは次ページご参照)。
【紅白なます】
柿なますを胡麻ダレとオリーブオイルでアレンジした一品
材料(5人前)
▪ 柿 1個
▪ 大根 5cm
▪ 椎茸 8枚
▪ 糸三つ葉 1束
▪ 出汁 50cc
▪ 醤油・味醂・酢 各25cc
▪ 練り胡麻 40g
▪ エクストラヴァージンオリーブオイル 30cc
手順
① 分量の出汁、醤油、味醂、酢、練り胡麻を良く混ぜる。
② ①にオリーブオイルを混ぜて、なますの地を作る。
③ 柿、大根を千切りにする。大根は3%程度の塩水に20分程浸し、その後、水洗いをしてから絞る。
④ フライパンにオリーブオイルを熱し、椎茸を焼く。縦5等分にカットする。
【蓮根ねぎ味噌焼き】
材料(5人前)
▪ 蓮根 2節
▪ 長葱 1本
▪ 赤味噌 250g
▪ エクストラヴァージンオリーブオイル 20cc
手順
① 長葱を縦半分にカットして、2cmの長さに切る。
② フライパンにオリーブオイルを熱し、①の長葱を炒める。長葱に火が通ったら、赤味噌を加え、長葱と赤味噌が馴染んだら火を止める。
③ 蓮根の皮を剥き1cmの厚みに切り、蒸し器で3分蒸す。
④ ③の蓮根に片栗粉をまぶし、フライパンにオリーブオイルを熱し、両面キツネ色になるまで焼く。
⑤ ④の蓮根に②の葱味噌を乗せて表面をバーナーで焼く。
【オリーブオイル豆腐椀】
胡麻豆腐にオリーブオイルの風味を加え、お吸い物として楽しむ一品
材料(10人前)
▪ オリーブオイル豆腐用
・昆布出汁 1,200cc
・吉野葛 130g
・練り胡麻 100g
・エクストラヴァージンオリーブオイル 80cc
▪ お吸い物用
・昆布出汁 1,000cc
・野菜出汁 1,000cc
・塩 適量
・醤油 適量
手順
① 昆布出汁に吉野葛と練り胡麻を加え、強火にかけながら練る。沸いてきたら弱火~中火にして、10~15分程練る。仕上げにオリーブオイルを加えて少し練る。十分にコシが出たら容器に移し、濡らしたサランラップをかぶせて冷ます。
② 昆布出汁に野菜出汁を合わせ、好みで塩、醤油で味を整え、お吸い物を作る。
③ 1人分(4cm角)に切り分けたオリーブオイル豆腐をお椀に盛り、②のお吸い物を注ぐ。
「shojin 宗胡」
野村氏は、ミシュランガイド東京の二つ星を獲得し続ける「精進料理 醍醐」の料理長を経て、精進料理を新感覚、気軽に味わうことをコンセプトとした「shojin 宗胡」を2015年2月、六本木にオープンしました。
精進料理の可能性を広げる挑戦を続けるほか、東京都中央区や港区の食育講師や服部食育クラブの会員として食育活動の普及を推進。東京日本料理業芽生会、全日本食学会や日本料理アカデミーの会員として、日本料理の啓蒙活動も精力的に行っています。
なお、オリーブオイル・ワールドツアーは、日本の記者向けイベンを開催し、野村氏が上記メニューの調理デモンストレーションを実施。また上記メニューのうち、「蓮根ねぎ味噌焼き」は、10月9日ディナータイムから10月30日までの3週間、「shojin 宗胡」でセットやコースの中の一品として提供されます。
料金はランチセット1,800円、ランチコース6,000円~、ディナーコース8,000円~(消費税別)です。
オリーブオイル・ワールドツアー
オリーブオイル・ワールドツアーは、欧州連合(EU)の支援を受け、昨年から来年までの3年間、欧米およびアジアの主要都市で開催し、世界38億人、アジア21億人に向けてスペイン産オリーブオイルをアピールしてきました。
近年、日本のオリーブオイルの輸入量が伸びており、輸入先の多くはヨーロッパで、日本ではヨーロッパのオリーブオイルのシェアが95.5%と高いシェアを誇っています。
日本に輸入されるスペイン産オリーブオイルは、2019年第1四半期には前年同期比40%増の21,466トンにのぼり、日本がアジアで最も多くの量を輸入していることに。スペイン産オリーブオイルは日本の消費量の約64%を占めるほど、日本人に親しまれています。
オリーブオイル・ワールドツアーを通じて、ヨーロッパの素晴らしさの象徴であるオリーブオイルの魅力を伝えていきます。