自宅で入れるコーヒーをもっと美味しくしたい。せっかくハンドドリップで入れるのなら、器具やコーヒー豆にもこだわりたいものです。
例えば、僕が女性だったらバレンタインの本命チョコは手作りで渡すと思う。僕は手作りのチョコをもらったことがないが友人が彼女に作ってもらったチョコを盗み食いしたことがある。そのチョコを口に入れた瞬間、脳裏によぎったのは女性の情熱である。チョコを作る労力はもちろん、彼女の好意がたっぷりと詰まったチョコは「美味しい」ではなく「嬉しい」と感じさせてくれるのだ。
コーヒーを抽出する器具を変えることもそれと同じで、美味しさより嬉しさが勝ると思う。新鮮な気分や達成感が詰まったコーヒーこそ最高の1杯なのかもと思ったりする。
目次
手軽に淹れたてが楽しめる『コーヒーメーカー』メリット・デメリット
一般家庭に多く流通しているコーヒー抽出器具と言えば「コーヒーメーカー」が挙げられます。コーヒーメーカーの基本型は“湯沸かし器”と“ドリッパー”がセットになっているもの。水とペーパーフィルター、挽豆を各所にセットしてスイッチを押せば自動的にコーヒーを抽出することができます。また、一度に数カップ分のコーヒーを作れるのもコーヒーメーカーの特徴です。
最近のコーヒーメーカーはとても優秀でコーヒー豆の分量をしっかり測って、的確なお水をセットすれば美味しく出来立て、淹れたてのコーヒーを味わえることができます。
しかし中には、コーヒーメーカーによってはいくつかの欠点も指摘されています。それは、「注湯部が固定されているため、全体を濾すことができない」という点です。
つまり、注湯部の真下ばかり濾されてしまうので、ハンドドリップに比べ味が薄くなってしまうのです。また、抽出後、そのままにしておくと、ヒーターの熱によりコーヒーが煮詰まったり、鮮度が失われてしまいます。この他にも“抽出温度が高い”、“アクが混ざってしまう”などの欠点が挙げられます。これらの欠点が改良されているコーヒーメーカーもあるので、コーヒーメーカーを購入のときは、しっかりと選びましょう。
また、やはりハンドドリップ製法のコーヒーには及ばないという意見もあります。では、ハンドドリップ製法とはどのようなものなのでしょうか?
ハンドドリップは注湯が決め手? 器具選びは重要!
コーヒーの美味しい淹れ方を突き詰めていくとさまざまありますが「注湯の仕方」が課題となります。豆の焙煎度合や挽き方などによっても注ぎ方を変えなくてはいけません。ハンドドリップ製法は少し手間が掛かり、コツもいりますが、他の抽出器具では味わえないコーヒーを淹れることができます。
お湯を細く、静かに注げるコーヒーケトルを選びましょう。くれぐれもやかんからドバドバと荒々しく注がないようにしてください。
ここでは、あまり触れていませんが、コーヒードリッパーもとても大切なので、詳しく知りたい方は別記事を読んでください!
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コーヒードリッパーはどれがオススメ? 人気の5種を比較してみました!【前編】
コーヒードリッパーはどれがオススメ? 人気の5種を比較してみました!【後編】
さらに美味しいコーヒーを突き詰めていくと“コーヒーミル”という器具に辿りつきます。コーヒーミルとはどのような器具なのでしょうか?
“挽きたて”が美味しい理由
コーヒーの多くは“挽かれた状態”で売られているものが多いですよね。ですが、コーヒー豆は挽いた瞬間から酸化が始まり、味が劣化していくのです。これを防ぐには自分で豆を挽く“コーヒーミル”は欠かせません。
コーヒーミルは手動でハンドルを回すタイプのものや電動などがあり、誰でも簡単に豆を挽くことができます。選ぶポイントとしては、“一度に挽ける豆の量”や“刃のタイプ”などを基準にしましょう。粗挽き・中挽き・細挽き全てに対応したミルもありますが、粒度幅が限定的なミルもあります。
ミルについてもっと詳しく知りたい方は、こっちをチェック↓↓
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良質な豆を美味しく飲むコーヒー器具とは?
近年、スペシャリティコーヒーの出現により“フレンチプレス”というコーヒー抽出器具が注目されています。使い方は筒状の瓶の中に挽豆とお湯を入れ、蓋をしたあと約4分待ちます。時間が経過したら、蓋に付属されているプランジャーを引下げて完成です。
このプランジャーが挽豆を濾す役割を担っているのですが、ペーパーフィルターよりも目が粗く、使用したコーヒー豆のプロフィールを強烈に感じさせます。つまり、スペシャリティコーヒーといった良質な豆を楽しむには最適なのですが、低品質の豆を使用した場合はアクやエグ味が強調されてしまうというデメリットがあるのです。使用する挽豆に応じて器具を変えるのも美味しいコーヒーを淹れるポイントです。
コーヒーに込める気持ちとは?
もちろん、高級なコーヒー豆を使用するのも美味しさを引き出す重要なファクターになるのだが、それはあくまで舌で感じる美味しさであって、その先の美味しさを求めるのであれば、やはり「気持ち」は欠かせない。「気持ち」を具体的にいうと「真剣さ」。これに尽きるのではないだろうか。