風邪をひいたけど病院や薬局に行く時間もない……。そんなときには、コーヒーを飲むのがおすすめです。

 

コーヒーに含まれるカフェインは、頭痛の緩和や解熱、代謝をあげるなどの作用があるため、風邪の症状を抑える効果が期待できます。

 

コーヒーならすぐ手に入るため、急な風邪のときでもすぐに対処ができて安心ですよね。今回はつらい風邪のときでも、役に立つコーヒーの効果についてご説明します。

 

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風邪になるとどんな症状が出るのか。

風邪は正式には「風邪症候群」とよばれる病気で、主に空気の通り道になる上気道の急性炎症を指しています。風邪の原因のほとんどはウイルスの感染で、寒さやアレルギー・細菌が原因になる場合もあります。

 

季節によって症状に違いがあり、夏の風邪は高熱が出て脱水症状を起こしやすいので、こまめな水分補給が必要になります。

 

冬の風邪は鼻水、鼻づまりや咳が出る場合が多く、ウイルスも低温や乾燥を好むのです。ウイルスが増えるのを防ぐために室温を20℃前後にし、湿度を60~70%に保つのがおすすめといえます。

コーヒーのカフェインが風邪に効くってほんと?

コーヒーが風邪に効くといわれるのは、カフェインが体内に働きかけることにあります。カフェインを摂取することで、頭痛をおさえたり、利尿作用を促しウイルスを外に出したり、熱を下げるなどの効果が期待できます。

頭痛をおさえる

風邪の頭痛は、血管が広がり筋肉を圧迫するために起きるのです。カフェインは解熱や、頭の痛みをおさえ血管を収縮する作用があるので、風邪で頭痛になりそうだと感じたときにコーヒーを飲むと、痛みをおさえてくれます。

利尿作用でウイルスを外に出す

風邪をひいているときは、体内にウイルスが増え続けています。ウイルスの繁殖をおさえるには体の中にあるウイルスを外に出す必要がありますが、カフェインには利尿作用があるため、コーヒーを飲むことでウイルスを外に出してくれるのです。

発熱をおさえる

風邪のウイルスが体内で増え続けると、体はウイルスをやっつける準備をします。この準備が、高熱を出す原因になっているのです。カフェインの利尿作用でウイルスを外に出せば、体がウイルスの撃退行動をする必要がなくなり、発熱をおさえることができます。

代謝を上げて風邪の症状を軽くする

カフェインに覚醒作用があるのはよく知られていますが、この覚醒作用が交感神経を活発にさせるので、それによって血圧も上がり代謝も良くなるのです。代謝があがると風邪の症状も和らぐので、治りも早くなるといわれています。

カフェインと薬を一緒に飲んではいけない。その理由は?

風邪薬とコーヒーを同時に飲むのはNGです。

 

風邪薬である総合感冒薬にはカフェインが含まれているため、コーヒーと風邪の薬をいっしょに飲むとカフェインが効き過ぎて体に負担がかかります。

 

コーヒーのカフェインと薬がお互いに働きかけて影響を与えるため、心臓がドキドキし、興奮して眠りを妨げるといったことが考えられます。したがって、コーヒーと風邪薬をいっしょに飲むのは避けた方がいいでしょう。

すでにコーヒーを飲んでいたら4、5時間をおいて風邪薬を飲む

もし、風邪の薬の前にコーヒーを飲んでいたのなら、時間をあけてから風邪の薬を飲んだほうがよいでしょう。カフェインは摂取した後、4~5時間は体の中に残ります。

 

個人差がありますが、コーヒーと風邪薬を飲むときは最低でも4~5時間経ってからコーヒーを飲んだ方が体への負担を抑えられます。

コーヒーのカフェインと薬をうまく使い分ける

コーヒーのカフェインは風邪の症状をおさえてくれますが、コーヒーはあくまで飲み物。薬ではないので、風邪をひいたときは病院に行き処方された薬を飲むのが一番。

 

風邪のひき始めや病院に行く時間がないときは、とりあえずの処置としてコーヒーを飲めば風邪の悪化を防げるのではないでしょうか。

 

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参照

大正製薬 パブロン

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