コーヒーが大好きで大好きでたまらない。そんな方なら、一度はコーヒーに関する資格を取ってみたいと考えたことがあるかもしれません。
UCCプロフェッショナル? コーヒーインストラクター? コーヒーマイスター? なんて名前はよく聞くけど……うーん。実際にどんな資格が必要なのか、そもそもコーヒーの資格って役に立つの?なんて悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回はコーヒーに関する資格についてまとめてみました。バリスタになりたい方・コーヒーにより詳しくなりたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
バリスタになるには資格が必要?ほんとは不要?
そもそもの話になりますが、バリスタには国家資格や、無いといけないという必須資格は存在しません。そのため、バリスタになりたいから資格を取得しなければならない!という訳でもありません。
ただ、コーヒーに関する仕事をする以上、詳しい知識は必要です。そのために様々な資格や講座があるわけです。コーヒーの資格を持っていることで、お客さんから「このバリスタさんはちゃんと勉強してるんだな」「コーヒーに詳しいんだな!」と思ってもらえるという事もあるでしょう。
もちろん資格を持っていなくても、詳しい方や勉強熱心な方は沢山います。ただ、お客様からの信頼や、自分の知識向上にもつながると思いますので、ぜひ気になる資格は取ってみることをおすすめします。
信頼と安心の「UCCプロフェッショナル」
コーヒーを極めたいとお考えなら、UCCプロフェッショナルにトライしてみませんか?
こちらの講座は、現在は東京校と神戸校で受講ができますが、プロフェッショナルコースを受けるにはまず、ベーシックコースを修了していることが前提となります。
まずはコーヒーの基本から「ベーシックコース」
初心者向けのベーシックコース(全4回)の主な講義の内容は
・コーヒーの歴史・テイスティング
・コーヒーの基礎知識・抽出器具の解説
・ペーパードリップの解説と実技・カフェプレス、サイフォンの実技
・コーヒーの作法・フードペアリングの解説
プロフェッショナルコースでは全8回の講座を受講しますが、この2つのコースの全課程修了後、希望者は認定試験を受けることができます。
また、試験は何度でもチャレンジできるから安心です。スクールの講師には、ジャパン ハンドドリップ チャンピオ ンシップで優勝した方が在籍している点も信頼できますね。
更に深い知識と技術の「UCCプロフェッショナルコース」
UCCプロフェッショナルコースの講義内容は全8回となっており、ベーシックコースより、更に深いコーヒーの知識や技術を習得できます。
ちなみに講座の主な内容はこちら。
・コーヒーの基礎知識の復習・工程や条件ごとの味の比較・欠陥豆について
・スペシャルコーヒーについて
・ペーパードリップのテイスティングや水について
・サイフォン抽出(解説・実技)
・エスプレッソ・カプチーノ(解説・実技)
・アレンジコーヒー(解説・実技)
・ブレンド(解説・実技)
・ブレンドコンテスト
このように講座の前半は知識をメインに、後半では様々な場面での解説や実技などをしっかり学べるため、きちんとした知識や技術を得られるでしょう。コーヒーを仕事としてやっていきたい方は、ぜひUCCプロフェッショナルコースまで受けてみてくださいね!
難易度高め!?「コーヒーインストラクター」
日本スペシャルコーヒー協会が発足した試験で、コーヒー業界に携わる方からコーヒーを愛する一般消費者までが対象になっており、10代からシニア世代までと幅広い年代の方が検定を受けています。
2級の講座の合格率は約8割と難易度は高くありませんが、コーヒーについての基本的な勉強から始まり、コーヒーの対面販売に従事する場合に必要な基本的な知識や鑑定技術などを習得できます。
1級になると難易度は一気に上がり、更に高度で専門的な知識・鑑定技術やコーヒー製造業者に求められる専門的な知識や技術などを学びます。
また、その上に位置するコーヒー鑑定士は、更に難易度も上がり合格率は5%だそう。ちなみに、2015年12月時点のデータですが、2級の認定者は9,512名なのに対し、1級の認定者は812名と発表されています。
このことからも、1級の受講内容のレベルの高さが伺えますね。本気でコーヒーを学びたいという人は、1級を目標にチャレンジしてみると良いかもしれませんね。
業界で活躍したいなら「コーヒーマイスター」がオススメ
日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)が認定するこの資格は、コーヒー・カフェの歴史・生豆の産地や、産業または経済だけでなく、食器の知識やコーヒーの科学と健康についても学ぶことができます。
この資格をとるための講座は、SCAJの会員が優先で受講できます。
それ以外の方は、下記の個人会員に申し込めば講座申し込みが可能ですが、A・B・CのうちのCランクの会員は受講申し込みの優先度が低く、受講人数の定員がオーバーした場合には申し込み自体ができないことがあるので注意が必要です。
・個人会員A (年30,000円)の会員B,C以外の会員
・個人会員B (年20,000円) 起業予定者 1年限定 延長不可
・個人会員C (年10,000円) コーヒー業界に関わっていない個人の方
こちらの資格は、コーヒーについて専門的なスキルを習得できるので、コーヒー業界で活躍したい方にはおススメです。
また、中級資格のコーヒーアドバンスマイスターでは、より深いスキルを求めることも可能です。
番外編「Qグレーダー」本気のコーヒー資格ならコレ!
また、あまり知られていない専門的な認定ですが、Qグレーダーの資格もあります。
資格は3年ごとに更新。費用も30万ほどかかるため、かなりレベルが高く本気度が高い資格です。コーヒーを愛してやまない人はチャレンジしてもいいかもしれませんね。
コーヒーの資格はあくまで民間資格ですが、知識や技術を得ることのメリットは大きいもの。
資格の習得が色んな場面で、あなたの役に立つときがきっとあるかもしれませんね。