自宅で美味しいコーヒーをドリップをしてみよう! と思い立ったら、まずは道具を揃えなければなりません。ケトルとドリッパーを用意し、いざ説明書通りにコーヒーを淹れてみると、なんだか量が少ない。
きっちり量ったはずなのに……カフェで飲むコーヒーはもっと多くて、マグカップにちょうど良い量だったのに! と、こんな思いを経験した人は案外多いはず。
では、ドリップでコーヒーを淹れる場合の「量」について考えてみましょう。
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目次
ドリップコーヒーの量について ~メーカーによって量が違う?~
冒頭の経験談のように、道具の説明書やコーヒーサーバーに書いてある量でドリップしてしまうと、ほとんどの場合お気に入りのマグカップにはちょっと少なくなることがしばしば。
実はこのコーヒーの「量」は、コーヒー器具のメーカーによって規定量が異なります。歴史のある有名メーカーの器具などは喫茶店で目にするコーヒーカップをベースに量が設定されているため、アメリカ規格のマグカップではちょっと足りない量になりやすいのです。
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ドリップコーヒーの量について ~最近は200ml前後が主流~
では、一体どのくらいの量が最近のカフェでは一般的なのでしょうか。
コーヒーカップを使用しているお店では160~180ml(サイズS等)、マグカップを使用しているお店では200~300mlが最近のトレンドになっています。やはりアメリカ出身カフェの規定量は多く、チェーン系のカフェではやや抑え気味に設定されているようです。
自宅でマグカップを使用する場合は、コーヒーの量は200ml前後でちょうどいい量になるでしょう。アンティークなコーヒーカップなどを使用する際は、180mlほどがぴったりの量でしょう。
ドリップコーヒーの量について ~量はどうやって量るのか~
200mlと言われても、コーヒーサーバーにはそんな目盛りはないことがほとんど。目分量で淹れていては毎回美味しくするのは難しいので、なにか量る方法が欲しいですよね。
一番確実な方法はメジャー(はかり)を使用することです。しかし、ドリッパー内の重さも一緒に量ってしまっては意味がありませんので、ドリッパースタンドを使用するといった工夫が必要です。
他の容器で200ml量った水をコーヒーサーバーに移し、マスキングテープなどで目安をつけておくのも簡単でおすすめ。水で洗っても案外剥がれにくいので筆者のようなズボラな人には大変便利なのです。
ドリップコーヒーの量について ~まとめ~
困ったことに、「200mlにはコーヒー豆は何g」という目安が決まっていません。もちろん好みによりますので、16〜25g程度で自分の好きな量を研究してみましょう。
挽き具合にも左右されるため最初は難しいですが、どちらかを固定して美味しいところを探ってみるとそれほど時間もかからないでしょう。「18gで中挽きにしたら酸っぱかったから同じ18gで細挽きにしてみよう」といった感じ。
余談ですが筆者はコーヒーサーバーとして、理科室で使うようなビーカーを使うのがお気に入り。50ml単位で量れて耐熱、しかもなかなかオシャレという優れものなのです。気になった方はぜひ。