コーヒー好きのみなさん、カフェやコーヒーのレシピを探すとき、アプリを使うことはありませんか?
大手コーヒーチェーンからコーヒー好きの個人開発者のものまで、コーヒー関連のアプリは数え切れないほど。美味しいコーヒーやオシャレなカフェ情報などがすぐに手に入るアプリはとても便利ですね。
情報を入手するだけでなく、これからは世界のコーヒー好きがスマホアプリでつながる時代になるのかも。世界中の美味しいコーヒーとコーヒー友に出会える、新しいSNSアプリが、2018年からダウンロードを開始しました。その名も「コフュニティ(Coffunity)」。
コフュニティはコーヒーに特化したSNSアプリ
コフュニティの使い方はとても簡単。「おすすめしたい!」と思うコーヒーを見つけたら、アプリからカメラを起動して写真を撮るだけ。アプリがラベルに記載された情報を読み取って、撮影したコーヒーの情報ページを自動生成します。
自動認識されなかった情報や値段、飲んでみた感想や評価などを書き加えたら、シェアの準備は完了! あなたのおすすめコーヒーを見たユーザーに友達申請したり、コーヒーの好みがあうユーザーをフォローしたりと、活用方法はあなた次第です。
コフュニティには、すでに17万種類のコーヒーが登録されているそう。苦みや香り、焙煎度合いなど、自分のコーヒーの好みを指定して検索すると、データベースにあるコーヒーからおすすめを見つけてくれます。検索を繰り返していると、アプリが検索条件を学習し、あなたの好みにあうコーヒーを提案してくれるようにもなります。
これまでのコーヒー関連アプリとの違いは?
コフュニティの新しさは、カメラでラベル情報を自動認識してデータベース化できること、その情報をタップするだけでシェアできることです。さらに、アプリが自分好みのコーヒーを提案してくれたり、友達や他のユーザーが飲んでいるコーヒーを教えてくれたりもします。
保存したコーヒーのデータにコメントを書き加えておけば、コーヒーノートの代わりにもなって便利です。
ロースターやコーヒー生産者にとっては、商品を紹介する場にもできますね。ユーザーは世界中にいるので、国を越えたビジネスチャンスも待っているかも。
学生起業家とバリスタのカップル起業
コフュニティの拠点はエルサルバドルと米国のフロリダ。現在のところ、総勢11人で運営している若い企業です。
アプリは2018年に本格始動したばかりのためか、今のところ英語版しかなく、通貨もドル表示だけというのが残念なところ。ですが、ユーザーは北米・南米を越えて、ヨーロッパや中東など、世界各地に広がっています。ユーザーが増えることで、コーヒーのデータベースもますます充実することでしょう。
2018年4月に、米国のシアトルで開催された「スペシャルティコーヒーエキスポ」では、テクノロジー賞や出展者最高賞を受賞。コーヒー業界でも話題のSNSアプリとして取り上げられました。
世界の友達ともっと美味しいコーヒーを見つけるツール
飲み慣れたいつものコーヒーを飲むのも幸せですが、ちょっと冒険してみると、もっと美味しいコーヒーと出会えるかもしれません。また、お気に入りの美味しいコーヒーがあるなら、世界中のコーヒー好きに紹介して、新しい友達と情報交換するのも楽しそうです。
世界各地のおすすめコーヒーに興味を持ったら、コフュニティのアプリを開いてみてくださいね。