日本のコーヒーファンの間では昔から有名なグアテマラ(ガテマラ・グァテマラ)。シングルオリジンを取り扱うコーヒーショップでも人気の高い銘柄で、固定ファンも多い生産国の1つですです。

 

しかし、グアテマラってどんなコーヒーでしょうか?それどころか、どんな国だか知っている人の方が少ないのではないでしょうか。今回は、グアテマラという国について、そしてそのコーヒーがなぜ人気があるのかをご紹介します。

コーヒーの生産地、グアテマラとはどんな国?

グアテマラは、中米はメキシコの南側に位置する亜熱帯気候の国。同じくトップレベルのコーヒー生産国であるメキシコやエルサルバドル、ホンジュラスと隣接しており、その生産量は世界10とされています。海抜100m以下の広い平地から、中米最高峰4,000m越えの山岳地帯を有する急峻な国土を持っています。

 

グアテマラにおいてコーヒーの栽培は一大産業で、日本での株価や為替のように、その日のコーヒーの値段がテレビで日常的に報道されるほど。古く1969年には国立のコーヒー生産者協会(ANACAFE:アナカフェ)が設立され、生産者や加工者への技術的支援や分析を行っています。このANACAFEは、農園の地理的環境や設備などを細かに分析し、改善及びプロモーションするという力の入れよう。コーヒーの生産量も豊富ですが、コーヒー以外では、バナナや砂糖の生産が盛んな国です。

グアテマラ産コーヒーの特徴と味

グアテマラのコーヒーは、前述の通り日本では古くから知名度も高く人気のある銘柄です。産地によってかなり違いがありますが、重めなボディーとチョコレートやナッツの甘み、オレンジやリンゴのような酸味というプロファイルが特徴的です。甘みを強く感じる重厚なボディーは深入りにしても潰れないので、ブレンドベースとしてもよく使われています。また世界的に有名なウエウエテナンゴやアカテナンゴなどの地区で生産された豆には、個性を持った良質な酸味を感じやすく、浅煎りのシングルオリジンコーヒーとしても非常に人気です。

 

グアテマラで生産されるコーヒーの95%以上が水洗式(ウォッシュド)と呼ばれる処理で生産されています。水洗式ではコーヒー豆を加工する際、コーヒーチェリーの果実部分を洗い流してしまうため発酵による風味生成が少なく、果実味のある酸味がシャープに出やすい傾向があります。そのため、同じようにボディが重いとされるブラジル豆などよりも個性を感じやすいと言えるでしょう。

 

また、グアテマラのコーヒー農園のほとんどはシェードツリーを用いた日陰栽培方式を採用しています。強い日光に晒されることで発生する葉焼けを防ぐほか、生育のスピードをコントロールする狙いで採用される方式です。日陰となる木を農地内に植える必要があり、面積単位でのコーヒー生産量が落ちてしまうため、贅沢な生産方法であるとも言えるでしょう。

 

このように設備投資の大きい水洗式の加工場やシェードツリーを持つ農園が多いことから見ても、グアテマラという国でコーヒーがどれだけ大きな産業かが見て取れます。

 

グアテマラでは、高度によってコーヒー豆のグレーディングがなされており、標高約1,370m以上で栽培される豆はS.H.B(ストリクトリー・ハード・ビーン)などと呼ばれて最高ランクに位置付けられています。このように標高によってランクが別れる評価方法は隣接のホンジュラスやエルサルバドルでも同じ。高地であればあるほど日中と夜間の寒暖差が激しく、果実の生育がゆっくりと進むことにより固く締まった果実味のあるコーヒーが生産できるのです。

グアテマラ産コーヒーの特徴 〜まとめ〜

数あるコーヒー生産国の中でも、高品質なコーヒーを大量に生産しているグアテマラ。世界最高峰のコーヒー品評会であるカップ・オブ・エクセレンスへの参画も2001年と非常に早かったのも印象的。それもあってかここ数年話題の「サードウェーブカルチャー」内でも存在が非常に大きいので、日本では多くのカフェでスペシャルティグレードの豆を取り扱っています。

 

こちらの動画はグアテマラのトップレベル農園とも言えるエル・インヘルト農園が提供しているプロモーション動画です。コーヒーへの愛情だけでなく従業員の福利厚生にも情熱が注がれています。こんなステキな、南米ならではの陽気な環境で生産される高品質なコーヒー。

 

前述のとおり、日本でもスペシャルティコーヒーの銘柄として人気が高いので、次回はぜひグアテマラコーヒーの歴史と奥深さを味わってみてはいかがでしょうか。

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