紅茶

ちょっとしたブレークタイムや、友人とのカフェタイムに紅茶を飲む人も多いですよね。

 

しかし紅茶派の方の中には、「紅茶は好きだけど、飲む度になぜか毎回気持ち悪くなっちゃう...カフェインのせい?」と訴える方も少なくありません。

 

今回は、紅茶は好きだけど気持ち悪くなってしまうその原因と、その紅茶の欠点をカバーしてくれると大注目の国産紅茶の魅力についてお話ししていきます。

紅茶を飲むとなぜ気持ち悪くなる?原因はカフェインなのか

紅茶と人気を二分化するブレークタイムの定番飲み物となっているコーヒー。俗に「紅茶はコーヒーよりカフェインが多い」と言われます。果たして紅茶を飲むと気持ち悪くなる原因は、コーヒーなどより、カフェインが多いからなのでしょうか?

 

では、実際にコーヒーと紅茶のカフェイン量を比較してみます。

 

・カフェイン含有量
コーヒー  豆重量(g)  に対し 0.9%~1.4%
紅茶     茶葉重量(g)に対し 3%

 

確かに豆と茶葉の重量辺りでカフェイン量を比較した場合、紅茶の方がカフェインが多く含まれていることがわかります。では次に、「180mlカップ1杯辺りのカフェイン量」とした場合にどうなるか見ていきます。

 

・カップ1杯辺りのカフェイン含有量(180mlカップの場合)
コーヒー 約60~180mg(豆種類により異なる)
紅茶      約28~44mg

ご覧いただくと分かりいただけますが、180mlのコーヒー1杯に仮に10gの豆で淹れた場合、紅茶の茶葉で同じ10gあれば、2~3杯の紅茶を飲むことが可能なのです。

 

つまり結論から言いますと、紅茶1杯辺りは、コーヒーに比べて遥かにカフェインが低い飲み物ということになります。

紅茶で気持ち悪くなる正体は輸入時の防腐剤かも!?

こうなりますと、「紅茶を飲んで気持ち悪くなる」要因は、強ちカフェインだけではなく、別のところにある可能性も考えられます。

 

国内流通紅茶種類の95%以上は海外産茶葉

 

現在、日本のスーパーや小売店で一般に流通されている紅茶の茶葉の95%以上は、海外からの輸入品です。 紅茶の茶葉とは、非常にデリケートで、ちょっとした湿度や温度の変化でたちまち劣化してしまう特性を持っていますので、輸入時は商品の劣化を防ぐ為、酸化防腐剤や添加剤などを万全にした上でないと、茶葉の品質保持が保たれることは困難と言えます。

 

酸化防腐剤や添加剤などが入った食品を摂取すると人体に影響を及ぼしやすいことは、皆様もよくご存知かと存じますが、当然これらを過剰摂取してしまうと、吐き気など何かしらの不調に繋がりやすい事が十分に考えられます。

 

反対に、緑茶の場合は、ほとんどが国産ですので、少なくとも輸入品ほど防腐剤をそこまで散布しなくても品質保持がしやすい為、緑茶を飲んでも紅茶ほど気持ち悪いと訴える方の割合が少ないのはこういった背景であることも否定できないでしょう。

日本人向けの国産紅茶とは?おすすめブランドは?

紅茶

同じお茶でも緑茶はさほど気持ち悪くならない、紅茶だとなぜか気持ち悪くなる...もしこの原因が輸入時の防腐剤のせいであれば、もう答えは簡単です。紅茶も緑茶と同じ条件の「国産品」に変えて、ティータイムを楽しんでみるのはいかがでしょうか?

 

日本のお茶といえば、緑茶や玄米茶のイメージが色濃いですが、いま、国産の紅茶が新たなブームになってきているのです。

 

実は日本の紅茶作りの歴史は決して浅くなく、起源は明治時代までさかのぼります。 近年ではすっかり紅茶といえば輸入品の流通量があまりにも増えたため徐々にその姿は衰退していきましたが、 最近の健康志向のニーズに伴い、徐々にその生産量が拡大してきているのです。

国産紅茶、和紅茶の特徴とは?

国産紅茶・和紅茶の特徴は、気候の激しい激しい海外の紅茶と違い、四季のある日本で育った紅茶の茶葉で、渋みが少なく味わい優しい飲みやすいお茶となっています。しかも、茶葉にコクもちゃんと感じられるため、特にミルクや砂糖などを足さずにストレートで飲んでも十分に味わい深く頂けます。

 

もちろん国産のお茶ですので、ほとんどの茶葉が、無農薬栽培・無添加無防腐剤にて提供されています。 そして、わずかではありますが、銘柄によっては輸入紅茶に比べ、カフェインが低い茶葉も多く発売されていますので、健康志向で紅茶好きな方には 是非お試しいただく価値があるでしょう。

和紅茶の種類は?

和紅茶の種類は主に以下の三つが主流となります。

 

・滋納(じな)  - 低温でじっくり抽出してうま味を出す、和食、和菓子と◎

・清廉(せいれん)- 香りが良いので熱湯で素早く抽出。そのままで。

・望欄(ぼうらん)- 海外紅茶に近く渋みが強い、ミルクを入れ洋菓子とも◎

 

このように、和紅茶と言っても、淹れ方や抽出方法によって楽しみ方は様々です。和紅茶のメリットは、紅茶でありながら緑茶に近い感覚で楽しめ、飲みやすい優しい味わいのため、和菓子や和食などのお供にぴったりなところです。また、あくまで国産のお茶ですので、日本の水とも相性が良いところも安心材料になります。

和紅茶のオススメブランドとは?

現在日本で人気のある、紅茶のおすすめ銘柄(ブランド)を以下に挙げてみました。

 

■静岡県ー丸子紅茶

■長野県ーうまいんだに

■奈良県ー月ヶ瀬紅茶

■三重県ー伊勢紅茶

■鳥取県ー鳥取紅茶

■福岡県ー八女紅茶

■佐賀県ー嬉野紅茶

■宮崎県ーみやざき紅茶

■鹿児島県ー鹿児島紅茶

■沖縄県ー琉球紅茶

 

静岡や奈良は全国でも有名なお茶の産地のため、 緑茶の他に紅茶が栽培されていてもおかしくありませんが、この中で意外で注目するべきは三重の伊勢です。伊勢の和紅茶は生産量全国3位と言われるほど和紅茶の名産地とされており、非常に味わい深いお茶です。和紅茶ファンの間ではすでにその存在が知られています。

国産紅茶のまとめ

紅茶

いかがでしたか? 今回は、紅茶を飲んで気持ち悪くなってしまう原因や紅茶に含まれるカフェインの量、そして飲んでも気持ち悪くなりにくい「国産紅茶」について解説させて頂きました。

 

紅茶は、カフェインはあるものの、タンニンや、ビタミン・ポリフェノールなどを含む為、活性酸素やアンチエイジングなど美容や健康効果が大変期待できる飲み物です。

 

自分の体に合った摂取方法で、紅茶を上手に摂り入れましょう。

 

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