カフェでのバイトはおしゃれで楽しそうだし、何より仕事が楽そう! と思っていませんか?

 

お店では落ち着いた姿で仕事をしているカフェのスタッフですが、じつは裏でははいろんな苦労をしていることも少なくありません。しかしその一方で、やりがいが大きい仕事でもあります。

 

今回はカフェでのバイトのリアルな事情と、自分自身の成長にもつながるやりがいについて、某大手コーヒーチェーンで働いていたことのある筆者が解説しましょう!

 

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誰でも簡単にできる?カフェでのバイトは楽な仕事?

筆者がいくらカフェでのバイトが大変だといっても、いやいやそうでもないでしょ? とお思いの方も多いのではないでしょうか。そこで一問一答形式で、カフェでのバイトの実情をご紹介しましょう。

Q1.お客さんがあまり来なければヒマで楽?

確かにカフェではお客さんの来店状況にはムラがあることも多く、日や時間帯によっては客足が少ない場合もあります。

 

しかしカフェでの仕事は接客やドリンク作り、フードの調理だけではありません。

 

  • フロアの乱れを整理する
  • 食器類を洗う・片付ける
  • バックヤードを片付ける
  • POPを描く
  • 備品を補充する

 

など、いくらでも仕事はあります。

 

むしろお客さんが少ない隙にやってしまおう、と考えている仕事も多く、お客さんが少ないからヒマで楽ということはありません。

Q2.コーヒーはマシンが作ってくれるから楽?

筆者の働いていたカフェではイタリア製の大きなエスプレッソマシンを使ってドリンクを作っていました。しかしマシンがすべて作ってくれるわけではありません。

 

エスプレッソを淹れるのにもタンピングと呼ばれるテクニックが必要とされ、すぐにできるようになるわけではなく、ある程度の練習が必要です。さらにスチームミルクを作るのにも技術が必要。筆者の働いていたカフェでは、ミルクのフォームをきめ細かく作れるようになるまで(テストあり)、お客さんには提供できませんでした。

 

またコーヒーの他にも多くのメニューがあり、作り方をそれぞれ覚える必要があるため、決して作るのが簡単で楽ではなかった思い出があります。

Q3.体力は使わないし、あまり疲れないから楽?

レジ業務やドリンク・フード調理は体力を使わず、あまり疲れないようにみえるかもしれません。しかし実際にはずっと立ちっぱなしのため、思っているよりも肉体的に疲れる仕事です。

 

また毎日大量に納品されるコーヒー豆や牛乳など、さまざまな食材をバックヤードにしまったり。きれいなお店を保つためこまめに掃除をしたりと、立ち止まっているヒマはありません。もちろんその間には接客やドリンク作りなどもおこなう必要があります。

 

常にいくつかの作業を平行しながら動いているため、仕事が終わると頭も体もぐったりしてしまうこともよくあったと記憶しています。

カフェでのバイトは楽じゃない!でもやりがいがたくさん!

ここまで読んで「カフェでのバイトは大変なんだ……やっぱり辞めておこう」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに「おしゃれで楽そうだから」という理由だけで働くと、予想外の大変さや忙しさで辞めたくなってしまうかもしれません。

 

しかし大変さを差し引いてもカフェでのバイトはやりがいが多く、働きたいと思っている方にはおすすめの職場です。筆者が働いて感じたやりがいや、自分自身の成長につながるポイントを次にお伝えしましょう。

1.専門的な知識を実践とともに学べる

コーヒーやカフェ運営について専門的な知識を増やしたいと思っている方にとっては、実践を通して学ぶことができ、これ以上ないほどの環境です。

 

カフェでのバイトは事前の研修がしっかりしている場合が多く、まったく知識がなくても、学ぶ気持ちさえあれば知識はぐんぐん増えていきます。もちろん働きながらも多くのことを学べ、常に知識をアップデートできるチャンスに恵まれていました。

2.気の合う仲間と出会いやすい

当たり前ですが、カフェで働こうと思う人の多くはコーヒー好き。趣味や好みが似ている人とは仲良くなりやすく、気も合うことも多いですよね。

 

カフェでの仕事はひとりでの作業ではなく、みんなで協力しておこなう必要があり、親しくなれる機会が沢山あります。またカフェで働くスタッフには将来独立を考えていたり、コーヒーについて学びたい気持ちが高かったりと、意識やモチベーションの高い人たちも少なくありません。

 

筆者の働いていたカフェからも実際に多くのスタッフが独立したり、大手のカフェチェーンへの就職を決めたりしていました。お互いによい影響を与え合いながら働け、切磋琢磨しながら働ける環境だったと感じています。

3.マルチタスク能力を鍛えられる

カフェでのバイトと一概にいっても、接客やレジ、ドリンク作りや調理、フロアやバックヤードの整理など、非常に幅広い仕事内容が含まれます。

 

はじめはひとつの作業で頭も体も精いっぱいですが、慣れてくると次の仕事を考えながら手を動かせるように。 とくにドリンク作りやフード調理を担当すると、いくつもの作業を同時進行させる必要があり、マルチタスク能力が鍛えられます。

 

思い通りに仕事が進んだときには爽快感や達成感があり、やりがいを感じる瞬間です。また自分自身の成長にも大きくつながります。

カフェでのバイトは楽ではないけれど自分自身のステップアップにつながる!

楽で簡単そうにみえるカフェでのバイトですが、実際には常に学ぶ必要があり、体力勝負な作業も多い仕事です。筆者の働いていたカフェでも、予想していた仕事内容と違ったのか、辞めてしまうスタッフも少なくはありませんでした。

 

しかしスキルアップや知識を増やす機会の多い職場のため、自分自身を成長させたい! と考えている人にはもってこいの職場です。筆者自身もカフェでの仕事で多くのことを学び、今につながっていると強く感じています。

 

カフェでのバイトはこれからのキャリアはもちろん、人生にも大きくプラスになるはず。迷っているならぜひチャレンジしてみませんか?

 

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