外食産業の人手不足が取り沙汰される一方で、カフェのアルバイトは毎年人気を集めています。人気の理由としては「おしゃれ」「やりがい」「ドリンク作りの経験がしたい」などが挙げられます。そんな競争率の高いカフェアルバイトの面接で“志望動機”を尋ねられたとき、どのように自己アピールをすると好印象を得られるのでしょうか。

 

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志望動機は内容を具体的に!意気込みを相手に伝える方法とは?

 

志望動機は“やる気”を伝えることが重要です。たとえアルバイト経験がない場合でも“意気込み”や“人柄”を示すことで採用になる可能性は十分にあります。

 

×悪い例:「カフェが好きなので志望しました」

 

これですと、抽象的ですよね。“なぜ、カフェが好きなのか?”“どういった業務を頑張りたいのか?”を明確に面接官に伝えるようにしましょう。

 

 

○良い例:「コーヒーの種類やレシピを覚えたいと思い志望しました。お客様を満足させる接客も学びたいと思います」

 

カフェは調理だけではなく接客も重要な仕事の一つです。どちらの業務にもやる気・興味があることを伝えると好印象に繋がります。

 

○良い例:「カフェのコーヒーメニューや雰囲気が好きで、普段から色々なカフェに行っています。カフェに携わりノウハウを学び、将来カフェを経営したいと考えています。今はなにも分かりませんが、少しでも早く仕事を覚えるよう頑張りたいと思います」

 

志望動機は具体的であればあるほど相手に説得性を与えます。あなたがどのような人物かを明確に伝えるようにしましょう。

 

また、以前カフェや飲食店のアルバイト経験があれば、それはあなたの強い武器になります。培った経験やカフェで活かせる経験をピックアップし伝えるようにしましょう。次項ではアルバイト経験を絡めた志望動機を例文と合わせて紹介していきます。

 

以前、働いていた職場での経験を織り交ぜてみましょう

志望動機は“やる気”も重要ですが“経験”も採用への大きなファクターとなります。やはり有利なのは同じ職種でのアルバイト経験です。

「以前、○○というカフェでアルバイトをしており、接客や業務のオペレーションを学びました。○○のため辞めてしまいましたが、またいつかカフェで仕事をしたいと思い志望しました」

 

もしも、カフェのアルバイト経験がある場合は“どのような業務を行っていたのか?”“なぜ、また働きたいと思ったのか?”を伝えるようにしましょう。

では、カフェではなく飲食店経験がある場合の例文を紹介します。

 

「以前、居酒屋でアルバイトをしていました。キッチンでの仕事は正確さとスピードを、ホールでの仕事はお客様に喜んでもらえる接客を意識して働いていました。カフェは違う業種なので不安もありますが、お客様の満足を第一に考え仕事を覚えたいと思います」

 

カフェのアルバイトが未経験でも、以前働いていた場所で学んだことをアピールすると相手に好印象を与えることができます。

 

飲食店のアルバイト経験がない場合の自己アピールとは?

カフェや飲食店での経験がない場合でも、「接客が好き・興味がある」という部分をアピールしてみましょう。意外と採用者側は癖のある経験者より、素直な未経験者を求める場合があるのです。

 

「飲食店の経験はありませんが、以前から接客や調理の仕事に興味がありました。このお店のスタッフさんのように、お客様を笑顔にする素晴らしい接客を学びたいと思い志望しました」

このように、お店のコーヒーメニューや接客を褒めるのも相手に好印象を与えます。もちろん、その上で志望動機をしっかりと伝えるようにしましょう。

 

肝心なのはあなたのスケジュール。店が望む人材とは?

“やる気”や“カフェ好き”をアピールすることも大事ですが、最終的には“お店のスケジュールに合わせられるか”が決め手となります。お店のスケジュールとは“出勤日数”や“勤務時間”です。つまり、『シフトの融通が利く』という点をアピールすると相手に好印象を与えます。

「平日は17時から、土日は午前から出勤できます。また、近所ですので急なシフトなどにも対応することができます」

このように、『シフトが組みやすい人材』と思われるようにアピールしましょう。

 

アルバイトに彩られていた20代を振り返る

20代中盤。僕はアルバイトをするために生まれてきたんじゃないかと疑うくらいアルバイトをしていた。

その現状がとても嫌だったし、はやくこの無為な生活から抜け出し、専業作家になりたいと毎日考えていた。当時、文芸雑誌の公募に応募したり、出版社に原稿を持ち込んだりしてみたものの全く相手にされなかった。

 

一方、アルバイトの面接は皮肉なことに100%採用されていた。アルバイト自体は好きではなかったが、採用された瞬間だけはとても嬉しかった。

誰からも相手にされない状況で「じゃあ、明日から来てくれよ」の言葉は“必要とされている”と感じる唯一の瞬間であったし、大袈裟に聞こえるかもしれないが人間としての自信にも繋がった。

 

今、こうして曲りなりにも専業作家をしているが、アルバイト時代よりも不安を感じたり、自信を失くしてしまうことが多い。あの時代に戻りたいとまでは思わないが、採用される瞬間を味わいたいがためにアルバイトの面接に行きたいと、たまに思う。

 

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