自分の名刺に書かれている「ライター」という肩書きにいつも違和感を覚える。かといって文筆家や小説家という肩書きは偉そうだし、脚本家というのも恐れ多い。
そもそもライターという肩書きが抽象的過ぎて好きじゃない。紅茶の資格「紅茶コーディネーター」や「紅茶アドバイザー」といった具体性があり、なおかつカッコイイ肩書きがほしいものである。これら紅茶の資格はどのように取得すればいいのだろうか?
目次
基礎から紅茶を学ぶなら「紅茶アドバイザー」
生産地による茶葉の違いや美味しい紅茶の淹れ方、飲み方といった紅茶の基礎知識を学ぶのであれば紅茶アドバイザーがおすすめです。
実務歴などの受験資格がなく、2ヶ月ごとに試験を開催しているのでいつでも気軽に受験することができます。また、勉強、試験共に在宅形式なので自分のペースで受験することが可能です。試験内容は「茶葉の分類」 「紅茶の等級と各等級」「紅茶の淹れ方」「紅茶の効能」「紅茶の生産地と種類」「様々な製法」「紅茶のグレード」「紅茶の生産地と種類」から出題されます。
カフェ経営学のエキスパート「紅茶マイスター」
紅茶アドバイザーが紅茶知識に長けているのに対し、紅茶マイスターはカフェ経営のマーケティングに特化した資格です。将来カフェ経営を考えている方に特におすすめの資格になります。
紅茶アドバイザーと同じく受験資格はなく在宅で勉強、試験という流れになります。試験内容は「マーケティングの基礎知識」「開業・運営の基礎知識」「商品とサービス」「マーケティング戦略」「ティールームの企画と計画」「ティールームの内装・設備」から出題されます。難易度はやや高いので、不安な方は基礎知識をつけるため紅茶アドバイザーを先に取得するとよいでしょう。
丁寧な指導で基礎知識・カフェ経営学を学べる「紅茶コーディネーター」
紅茶の知識やカフェ開業のノウハウなどをさらに深く学びたい人におすすめなのは「紅茶コーディネーター」です。
紅茶コーディネーターに応募するとテキストとDVD、ガラスティーポット、テイスティングカップ2組、メジャースプーン、回転ストレーナー、世界の紅茶5種セットが届きます。それらを参考に在宅で勉強し、合計5回レポート提出し、実習1回をパスすれば合格です。また、分からない箇所や開業に関してのノウハウなども個別で対応してくれるのも嬉しいポイント。受験期間の目安は約9ヶ月で延長することも可能です。自分のペースでじっくり勉強し、資格取得を目指しましょう。
紅茶の資格最終関門!? 「ティーインストラクター」
最後に紹介するのは難関といわれる「ティーインストラクター」という資格です。資格のグレードはジュニア<シニア<マスターの順に取得する必要があり、シニアの受験資格は実務経験5年以上、マスターからは実務経験10年以上と真剣さと根気が問われます。勉強期間は4月~12月、在宅ではなくスクーリングで単位を修得し、期末毎に学科試験があります。
試験内容は「筆記試験」「産地別での茶葉判定試験」、「正しい紅茶の淹れ方、紅茶バリエーションの実技試験」となっています。
肩書きと仕事の向き合い方
他にも紅茶の資格はいくつかあって、趣味レベルのものから専門性の高いものまでバリエーション豊かだ。冒頭でも記したがこれら肩書き(資格)は他人に説明しやすいし、肩書きから話題も広げやすいと思う。それに比べ「ライター」という肩書きは客観的に見ると謎と怪しさに包まれているような気がしてならない。これは僕の自信の無さの表れだ。「いつか胸を張って肩書きを名乗りたい」なんて言わない。ただ、好きで書き続けたい。そんなふうに思う。