暑さ真っ盛りの夏本番がやってきました。気温が高く多湿で汗ばむ時期は、キッチンで過ごす時間もショートッカットしたくなることも。お湯を沸かしてお茶を淹れること自体がもう面倒くさいとき、加熱をせずにティーが楽しめたらいいと思いませんか。今回は、親子で手軽に楽しむことができる、オススメの水出しハーブティーをいくつかご紹介していきます。

まろやかで優しい風味! 水出しハーブティー

夏シーズンは、水出し用として企画されたティーパック商品なども多く出回っているので、紅茶や緑茶などの水出しティーを利用されている方も多いのではないでしょうか。ハーブティーだって水出しOK! 簡単に楽しむことができちゃいます。

お水でじっくり抽出したティーは、渋みを感じる成分、タンニンの抽出量が抑えられるので、まろやかで飲みやすい風味となります。全体としての薬効は湯だしのティーには劣りますが、その分作用は穏やかなので、お子さまでも薄めずにそのままお飲みいただくことができます。(湯だしのハーブティーは薬効が高いため、12歳以下のお子さまについては、大人のティーを半分くらいの濃度に薄めてから飲用します。)

水出しハーブティーのつくりかた

つくりかたはとっても簡単!ドライハーブをお茶パックに詰めて(ティーパックならそのまま)お水に入れ、好みの濃さになるまで4時間~6時間程おいてから、ハーブの入ったパックを取り除き、冷蔵庫で保管します。

ハーブティーはどれくらい飲んでいい?

ハーブティーは薬効が高いお茶なので、麦茶や水のように多飲することはオススメできません。ティーカップ1~2杯からはじめて様子を見てから、多くても1日3~4杯程度を目安に楽しむようにしてください。

ハーバルセラピストがオススメする水出しハーブティー各種

スーパーなどでティーパックとして販売されている、比較的入手しやすいハーブティーを中心に、味の特徴などをまじえていくつかご紹介しましょう。

ジャーマンカモミール


ハーブティーといえばまず「カモミール」。世界中で愛されている、リンゴのような甘い香りのティーは、ピーターラビットの絵本にも登場するほど、ヨーロッパの家庭ではお馴染みのハーブ。水出しのカモミールティーは、渋みのとれた甘さと香りがひきたつ優しい風味です。
※カモミールはキク科のハーブのため、キク科のアレルギーのある方はご注意ください。

ペパーミント

メントールの爽快感がたまらない「ミント」。欧米ではまろやかな甘さのスペアミントティーも好まれますが、スッキリ感が強めの「和ハッカ」に慣れている日本では、ペパーミントティーが主流。ス~っとした風味の冷たいハーブの水出しティーは、暑い夏に清涼感を添えてくれます。

ハイビスカス

刺激的な酸味が印象的な「ハイビスカス」。存在感のあるワインレットカラーのティーは、水出しでもジワジワすぐに色がつく鮮やかさ。視覚からも元気がもらえ、疲労回復に役立つクエン酸を含むハーブは、夏場にファーストチョイスしたいティーのひとつです。

 

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ルイボス

活性酸素を除去する酵素を豊富に含む「ルイボス」。赤褐色のアンチエイジングに役立つこのハーブは、南アフリカの特定地域のみで生育し、古くから不老長寿のティーとして親しまれてきました。クセがなく飲みやすく、水出しティーとしても気軽に楽しめます。

エルダーフラワー

マスカットのような香りが爽やかな「エルダーフラワー」。ハーブをシロップに漬けてつくるドリンク、ハーブコーディアルの材料としても定番です。黄色い色素成分のフラボノイドをたっぷり含む、小さく可憐なお花のハーブは、水出しでもしっかりとした風味です。


お水に浸けるだけの手軽さと、カラフルな色彩で風味豊かなハーブの水出しティー。この夏、親子で一緒にハーブティーデビュー!楽しみながら五感を磨いてみませんか?

ハブティーを楽しむ際の注意事項

※既往症のある方、お薬を服用されている方の飲用については、医師の指示にしたがってください。
※体質や体調、利用法によっては健康を損ねる場合もあります。十分ご注意のうえ、自己責任で飲用してください。

 

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