おうちカフェをお楽しみの皆さん。コーヒーの保存容器ってどうしてますか?
奮発して良い品質のコーヒーを買っても、正しい保存方法で保存しなければすぐにコーヒー豆は劣化してしまう繊細なもの。コーヒーを美味しく飲める期限は非常に短く、保存の環境によっても劣化の進み方は大きく異なります
今一度、コーヒー豆の保存容器について考えてみましょう。
目次
【日の当たらない場所】コーヒー豆の保存に適した環境
コーヒー豆には、焙煎によって発生した炭酸ガスが含まれており、このガスがコーヒーを抽出する際の香りや味わいに直結するとされています。焙煎直後からこのガスは徐々に抜けていくため、豆を使い切るまでの期間によって、適した保存方法が変わります。
コーヒー豆は、日光・湿気・高温・通気に弱く、これらの条件が1つでも悪いところに置いてしまうと急速に劣化するとされています。そのため日の当たらない涼しいところに置くのが基本となります。
【保存期間別】コーヒー豆の保存方法は?
コーヒーは飲み切る期間によって、保存方法が異なります。一般的にコーヒーが一番美味しく飲めるのは、焙煎してから3日~14日がベストと言われています。それ以上になる場合は、いつもと違った保存方法をとる必要があります。
【密閉容器で室温】焙煎して2~3週間で飲み切る場合
焙煎してから2〜3週間で飲みきる場合は密閉容器に入れ、室温で保存するのが良いでしょう。店頭ではコーヒー豆は通気口バルブのついたパックで販売をされていることが多いですが、あれは焙煎直後のガスを逃がしてあげるためであり、ガスの発生が落ち着いてからは密閉容器に入れることで必要以上にガスを流出させるのを防ぐことが大事です。
また、コーヒー豆は冷やすことで劣化を遅らせることができますが、冷たいままコーヒーを抽出してしまうと抽出温度にほんの少し差が生じてしまいます。室温に戻すのも手間なので、夏場や気温など高い時以外は常温保存するのが便利です。
【密封容器で冷凍庫】1ヶ月以上保存する場合
ついコーヒー豆を買い過ぎてしまった時など、1ヶ月以上保存する場合には冷凍庫保存が効果的です。新鮮なうちに密閉容器に入れて低温環境に置くことで、香りを閉じ込めたまま保存することができます。
冷凍した豆は、ジップロックなどの密閉容器に入れたまま室温になるまで置くと、いつものコンディションでコーヒーを淹れることができます。冷たいままでもそれほど変わりませんが、少し控えめなフレーバーになる傾向があるようです。
コーヒー豆の保存方法まとめ
注意したいのは、どのケースでも密閉が大事ということ。
コーヒーショップで密閉性のないオシャレな容器を使っているのは、すぐに豆を消費するからです。焙煎して日の経たない豆をすぐに飲みきってしまうならそれほど気にしなくて良いのですが、数週間かけて飲む場合は密閉容器が必須。容器はホームセンターやインテリアショップにあるもので十分です。
つまりは、購入した豆は新鮮なうちに飲んでしまうのが一番。ついつい普段行けないショップなどで大量に購入してしまった時には、ジップロックに小分けにして冷凍庫へ。ぜひお試しあれ。