すっかり私たちの生活になじんでいるコンビニコーヒー。毎朝コンビニに寄って買うのがルーティン、という方も少なくありませんよね。

 

気分を切り替えたいときだけでなく、わざわざカフェに行くほどじゃないけどコーヒーが飲みたいときなど、私たちのさまざまな気持ちに寄り添ってくれる、今や暮らしに欠かせない存在です。

 

しかし、味なんてどこのコンビニで買っても同じでしょ、とお思いではありませんか? じつはコンビニ各社ともにコーヒーには力を入れており、高いクオリティを追求しています。そのため、各社それぞれの違いやこだわりを知っているとと、コンビニコーヒーをさらに楽しめるかもしれません!

 

今回は某大手コーヒーチェーンでバリスタ経験のある筆者が、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートの大手3社におけるホットコーヒーの味の特徴やおすすめポイントについて解説していきます。

 

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コンビニコーヒーのメリットや買い方

コンビニ3社のコーヒー

コンビニコーヒーのメリットとして、まず注文から提供までの早さが挙げられます。カフェでじっくり淹れたコーヒーも魅力的ですが、時間のない朝でも手軽においしいコーヒーを飲めるのはうれしいですよね。

 

買い方も簡単。レジで注文して、カップを受け取り、マシンのボタンを押して抽出するだけ。ローソンの場合は、店員さんから直接手渡ししてもらえるので、さらにラク!

 

また、各社ともにSサイズ(セブンイレブンはレギュラーサイズ)が税込100円と、リーズナブルな価格も大きなメリット。

 

ワンコインで本格的な淹れたてのコーヒーが待たずに飲める、それがコンビニコーヒーの大きなメリットといえるでしょう。

味へのこだわりが詰まったセブンイレブンの『セブンカフェ』

セブンイレブンのコーヒー

2017年度の年間販売数利用10億杯を誇るセブンイレブンのコーヒーは、みんなが飲みやすいコーヒーです。酸味や苦味は少なく、すっきりとしたクリアな味わいが特徴。セブンカフェ専用のドリップマシンを採用し、1杯ずつ抽出しています。

 

さらに、ホットとアイスでそれぞれ焙煎方法やブレンドを変えたり、豆の香りやコクを引き出すために3パターンで焙煎したりと、さまざまな工夫が凝らされています。

 

またホットカップには間伐材を使ったり、コーヒー豆のかすを利用した消臭除菌剤を店舗の清掃に利用したりなど環境への配慮も欠かしません。

おすすめポイントは「ハイクオリティな1杯」

セブンカフェは、大手3社のなかではいわば「喫茶店」のような存在です。

 

メニューはホット・アイスのコーヒーとカフェラテのみ、とシンプルなラインナップ。しかし、コンビニコーヒーのランキングでは常に1、2位を争うほどの人気ぶりで、クオリティの高さを証明しています。

 

華やかなカフェメニューが好みの方にとっては物足りないかもしれませんが、純粋にコーヒーが好きな方にとっては、こだわりを持った1杯に満足できるのではないでしょうか?

コク深いローソンの『マチカフェ』

ローソンのコーヒー

カップにはレインフォレスト・アライアンス認証農園のマークが!

メガサイズやコラボ商品などで、常に話題となっているローソン『マチカフェ』は、豆にとことんこだわっているコーヒーです。

 

厳しい基準を満たしたレインフォレスト・アライアンス認証農園産のみの豆を、ブラジルのイパネマ農園で熟成。さらにそれぞれの豆ごとに最適な5種類の方法で焙煎するというこだわりよう。

 

エスプレッソ式の抽出なので、淹れたてにはクレマができ、自宅では再現が難しい豆本来の風味をコク深く味わうことができます。濃いめのどっしりとした味わいで、ホイップクリームなどを使った甘いスイーツとの相性もバッチリです。

おすすめポイントは「高品質で豊富なラインナップ」

マチカフェはバラエティ豊かなラインナップがポイントです。

 

カフェインレスコーヒーや紅茶・ミルク・ほうじ茶ラテ・ココアなど種類豊富なだけでなく、いずれもこだわりがあり高品質な商品ばかり。コーヒーだけでなく、さまざまなドリンクを楽しみたい方におすすめです。

 

コラボ商品も人気があり、2018年夏に発売された「リプトンフルーツインティー」は2週間分が2日で完売してしまうほど! 現在発売中の「GODIVAホットチョコレート」も濃厚な味わいが話題です。

 

さらに、ときおり登場するおしゃれな限定デザインカップは、SNS映え必須で隠れファンも多いとか!? また、マイタンブラーに直接淹れてもらうと10円引きになるのも嬉しいポイントです。

マイルドで飲みやすいファミマの『ファミマカフェ』

ファミマのコーヒー

ファミマカフェのコーヒーは、エスプレッソ式の抽出方法で、すっきりとした飲みやすさが特徴です。

 

船積み前に2回、国での受け入れ前に1回、工場受け入れ前に1回と計4回、熟練の鑑定士によって徹底した豆の選別をおこなっています。

 

4つの産地から集められた焙煎したての豆は、-2℃で急速冷凍し香りを閉じ込め、包装袋内の残存酸素率を1%以下に抑え酸化を防ぐなど、豆をフレッシュに保つための工夫が凝らされています。

 

さらに2018年秋からは、新型コーヒーマシンが順次導入され、「ブレンド濃いめ」や「スペシャルティコーヒー」など、よりグレードアップした1杯が楽しめるようになります。

おすすめポイントは「自分好みで楽しめる」

ファミマカフェにもバラエティ豊かなメニューが並びます。キャラメルラテやほうじ茶ラテ・宇治抹茶ラテなどが人気があり、なかでもフラッペは子どもから大人まで楽しめるメニューのひとつです。

 

また他のコンビニにはない、ファミマカフェならではの嬉しいポイントは、トッピングできるパウダーやソースが無料で用意されていること!ココアやシナモン・バニラ・キャラメルといったパウダーやキャラメルソースなど、お好みでトッピングすれば、オリジナルのフレーバードリンクを楽しめますよ。

あなた好みのコンビニコーヒーを見つけてみませんか?

24時間オープン

各コンビニともにコーヒーに力を入れていて、こだわりの1杯をを手軽に味わえるのがうれしいですよね。

 

ちなみに筆者の好みはローソンのマチカフェのコーヒー。青い看板を見かけると、エスプレッソのコク深い味わいを求めて、つい寄ってしまいます。

 

あなたも自分だけの1杯を探しに、コンビニへ出かけてみませんか?

 

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