サードウェーブコーヒーが一般的に浸透しつつある現在において、日本のコーヒー文化は外国人から見てちょっとだけ特殊であるということ、知っていましたか?
今回は、外国から見るとちょっと変わった(?)日本のコーヒー文化についてご紹介します。
目次
日本のコーヒー文化〜自販機で美味しいコーヒーが飲める国、日本〜
今や世界中にある自動販売機。意外にも、美味しいコーヒーが自動販売機で飲める缶コーヒーの存在は日本の特殊なコーヒー文化と言えます。
コーヒーファンからは「美味しくない」なんて言われることもある缶コーヒーですが、外国の方からすると、ミルクや砂糖で味の整えられたコーヒーが、自動販売機で買えるというのはスゴイことだそう。
特に甘党な人やエスプレッソ文化のある国の方に高評価な、日本が誇るべきコーヒー文化なのです。
日本のコーヒー文化〜アイスコーヒーは日本の文化?〜
コーヒーファンの夏の風物詩、アイスコーヒー。実はアイスコーヒーは海外ではそれほど一般的な飲み物ではありません。世界的にはコーヒーと言えば温かい飲み物であることがほとんどだそう。しかし近年ではサードウェーブコーヒーというトレンドで、日本でこぞって飲まれるアイスコーヒーを逆輸入した「コールドブリュー」がアメリカで人気を博しています。
余談ですが、独自の発達を見せるコーヒー文化を持っているニュージーランドやオーストラリアで「アイスコーヒー」を注文すると、アイスクリームの乗ったコーヒーが出てくるそうです。冷たいコーヒーを注文したい時は「アイスドロングブラック」が正解です。注意。
日本のコーヒー文化〜ホスピタリティ溢れる喫茶店文化〜
日本のコーヒー文化の中心には、喫茶店があります。最近ではカフェと区別されて「純喫茶」などと呼ばれる喫茶店。古くから自家焙煎のコーヒーを一杯ずつ抽出して提供するスタイルが多く見られました。
実は最近、海外発のカフェで一杯ずつドリップするスタイルは、この日本のドリップ文化を元にしていると言われています。丁寧に一杯ずつ抽出するというホスピタリティが、コーヒーのクオリティを追求するサードウェーブスタイルと親和性が高かったためだと思われます。
また、レストランのように席についたお客さんに注文を取りに行くコーヒーハウスというもの自体が、海外の人には珍しく映ることも多いそうです。
日本のコーヒー文化〜まとめ〜
ついついおしゃれな海外のカフェに目を向けがちですが、外国から見ると日本にも面白いコーヒー文化が存在しています。
外の物や、高品質な物に触れることが簡単になった現代だからこそ、自分たちの文化を改めて体験してみると新鮮だったり。たまたま入った純喫茶が行きつけになったりなんてこと、意外にもあるかもしれませんよ。