素敵な食器たちは、ありふれた毎日を少しだけ特別なものに変えてくれるのではないでしょうか。心の琴線に触れる食器を探すのは容易ではありませんが、星の数ほどもある食器ブランドの中から、お気に入りを探すのはまるで宝探しのようです。
本記事では、ヨーロッパを代表する食器ブランドで、過去には、皇后雅子さまのお嫁入り道具のひとつとして注目を集めたこともある「ビレロイ＆ボッホ」をご紹介します。
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目次
世界三大陶器メーカーのひとつ
ドイツの食器ブランドといえば、マイセンを思い浮かべる方も多いかもしれません。とはいえ、「ビレロイ＆ボッホ」もドイツを代表する食器ブランドで、マイセンとロイヤルコペンハーゲンと共に、世界三大陶器メーカーのひとつに数えられています。
ビレロイ＆ボッホ社は、1748年に創業しました。砲弾職人として名を馳せたドイツ人のフランソワ・ボッホが、当時、自治国家であったロレーヌ公国（後にフランス領になる）に陶磁器製造所を設立します。マリア・テレジアの庇護を受けた際には、王室御用達品として王侯貴族に愛用されました。1836年に優れた技術を持つ職人たちを擁したボッホ家とビジネス上手なビレロイ家が合併し、ビレロイ＆ボッホが誕生して現在に至ります。
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ビレロイ＆ボッホを代表する7つのシリーズ
心躍る日常を提供する、ビレロイ＆ボッホのおすすめアイテムをご紹介します。
和食器に似た雰囲気の「オールドルクセンブルク」
東洋への憧れを強く感じさせるオールドルクセンブルク。白地に青い文様が描かれた器は、和食器の染付に通じるものがあります。
控えめに描かれた草花の模様と繊細な縁取りが、上品かつ可憐な印象です。1768年に発表されたシリーズですが、現在でも多くの人々に親しまれている名作のひとつで、世界各国のルクセンブルク大使館でも使用されています。
気取らない「スイッチ3」
ビレロイ＆ボッホの代表作であるスイッチ3は、白地に青と緑で模様が描かれているのが特徴です。オールドルクセンブルク同様、東洋をイメージして製作されたシリーズですが、そこはかとなくヨーロッパのエッセンスも感じられるのではないでしょうか。
丈夫で使いやすいビレロイ＆ボッホのアイテムの中でもスイッチ3は日常使いにふさわしく、気取らず、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
気分を上げる「フレンチ・ガーデン」
食卓を明るく彩る器をお探しなら、フレンチ・ガーデンがおすすめです。このシリーズは、フランスのヴェルサイユ宮殿にある王立菜園からインスピレーションを受けて作られました。淡い黄色と緑色で彩られた白磁に、花々と果物が生き生きとしたタッチで描かれており、華やかな雰囲気を演出するのに最適です。
ひとつずつ丁寧に手描きされていますから、表情の違いを楽しむことができるでしょう。大胆な模様とビタミンカラーが特徴のフレンチ・ガーデンは、和の食卓よりも洋の食卓に合うかもしれません。「今日は、イタリアンかフレンチで」という日にはもちろん、午後のお茶の時間やコーヒーブレイクの際に使用したいですね。
耐久性に優れた「アルテサーノ」
ビレロイ＆ボッホのアルテサーノは、すっきり無駄を省いたデザインで、手に馴染む厚さが特徴です。丈夫で耐久性に優れているため、日常使いに適しているといえるでしょう。アルテサーノシリーズの中でも、プロヴァンス地方に咲く花々を描いたフラワーパターンは可愛らしく、使い勝手の良さが魅力です。
現代アートのような「ニューウェイブ」
目を楽しませてくれる、モダンなデザインが素敵なニューウェイブ。意表を突くユニークな形で、ビレロイ＆ボッホの中でも唯一無二の存在感を誇っています。
現代アートのように前衛的なフォルムですが、そこに尖った雰囲気や無機質な冷たさなどはまったく感じられません。むしろ、滑らかな陶器の地肌から放たれる温もりにより、遊び心にあふれたアイテムとなっています。
ユーモラスな「フロウ」
ニューウェイブと同じく、ひと筋縄ではいかないデザインが魅力のこちらのシリーズは、スタイリッシュかつユーモラス。なんの変哲もない白磁を、非対称のフォルムに成形して個性的な作品に仕上げています。個性際立つアイテムですが、和洋折衷、どんな料理にもいかなるシーンにも適しているため、自宅用に購入するのはもちろん、プレゼントにも最適です。
また、このシリーズは記念日やホームパーティーなどをはじめ、いつもの食卓を素敵にコーディネートしたいときにもおすすめ。清潔感あふれる真っ白な白磁で食卓を彩れば、特別感を演出できるでしょう。
コーヒーブレイクに「ニューウェイブ・カフェ」
職場や自宅で使用するマグカップをお探しなら、ニューウェイブ・カフェはいかがでしょうか。たっぷりの容量と、優雅かつ独創的なデザインのニューウェイブ・カフェのマグカップなら、コーヒーブレイクの時間が待ち遠しくなること間違いなし。
すっかり定番アイテムになった白地のカップも良いですが、毎年新しいデザインが打ち出される「シティ・オブ・ザ・ワールド」もコレクターがいるほど人気を博しています。
手に取って楽しみたい器たち
目で見て楽しめ、手に取って楽しめる器たちは、長く愛用するに適したアイテムだといえるでしょう。屋内生活を充実させれば、心が満たされるはず。お気に入りのアイテムを手に入れて、素敵な毎日を過ごしたいですね。
参照サイトURL：https://www.villeroy-boch.co.uk/
