いよいよ夏本番! 海山川、BBQにキャンプにフェスにと楽しい外遊びの季節がやってきます。コーヒー好きの私たちとしては、冷え込む山の朝の温かいコーヒーや、日差しの下のキンキンに冷えたコーヒーを楽しまない手はありません。
そこで今回は、アウトドアシーンでのコーヒーの楽しみ方について考えてみます。
目次
アウトドア・コーヒーを楽しむためのいくつかの方法
コーヒーを淹れる方法は無数にありますが、アウトドアシーンでは使用できる器具や設備が限られてしまいます。もちろんインスタントという手もありますが、アウトドアだからこそ手間を仲間と共有して楽しみたいところ。
その様々な方法の中でも外でもで美味しく楽しく淹れられる方法を紹介します。
器具を抑えてドリップしてみる
いつもはドリップ式の抽出を行う際、ドリッパーやサーバー、欲を出すとスケール(はかり)や温度計まで欲しくなってしまいます。アウトドアでは荷物が多くなることは控えたいので、工夫して可能な限り少ない器具で行えればベスト。
手順はいつもとほとんど変わらず、バーナーなどでお湯を沸かして、手挽きのミルで弾いた粉をドリップします。量などはきっちりと計れませんので、コーヒーメジャー一杯分で大体何グラムなのか、沸かしたばかりのお湯は何度くらいあるのかなどを把握しておくと良いでしょう。特に豆の量は豆のサイズによってかなり差がありますので、「この豆の場合は一人◯杯分!」と確かめることをオススメします。
直接コーヒーカップにドリップしたり、折りたたみ式のドリッパーを活用したりと様々なアレンジが可能な楽しい方法と言えるでしょう。
アウトドアでフレンチプレスを使う?
スペシャルティコーヒーで注目を浴びた「フレンチプレス」を使うという手もあります。通常のフレンチプレスはサイズが小さく一人分しか淹れられなかったり、ガラス製で持ち運びに不安があったりとデメリットが目立ちますが、実は1Lもの大容量モデルやプラスチック製アウトドア用モデルも存在します。
大容量フレンチプレスがあれば、あとは豆とミルさえあれば二〜三人分でもすぐにおいしいコーヒーを淹れることができますので非常に便利。しかしフレンチプレスの特性として、微粉が混ざってしまうので初心者さんにはウケが良くないかもしれません。
関連記事:「フレンチプレス」でコーヒーを淹れる方法。簡単なのにしっかり抽出!
実はアウトドア用! エアロプレスを使ってみる
フレンチプレスと同じく、スペシャルティコーヒーの出現で注目を浴びたのが「エアロプレス」です。
注射器のような形状をしており、コーヒー粉を浸したお湯を押し出すことによって抽出をします。
あまり知られていませんが、エアロプレスはもともとアウトドア用として開発されたため軽量かつ省スペース。ボディはもちろんプラスチック製なので取り扱いも気遣い要らず。
時間と分量さえ守れば美味しく淹れることができるので、アウトドアでも安定しておいしいコーヒーが楽しめます。
アイスコーヒーを楽しみたい場合は水出しがおすすめ
アウトドアでアイスコーヒーを淹れるには、水出しが非常に便利です。
水出しは5時間以上の時間が必要なので、日帰りアウトドアの場合は自宅で保温ポットに入れてくることになりますが、アイスコーヒーはそれほど劣化しませんので美味しく飲めるでしょう。これならサーフィンでも登山でも安心です。
キャンプの際は夜のうちにコーヒー豆を挽いて、お茶パック(100均にて購入可能)につめ、それを水を入れたポットに放り込み、クーラーボックスに入れておきます。それだけで次の日の朝にはおいしいアイスコーヒーが出来上がっていますので、朝の面倒なごはん支度を邪魔しません。
たくさんの量を淹れるのも簡単ですので、仲間にも喜ばれる上級テクです。
アウトドアでコーヒーを楽しむ:まとめ
様々な方法をご紹介しましたが、結局は楽しめることが一番! 自分なりの最適解を探してみると良いでしょう。どうしても面倒な人には、スペシャルティコーヒーのドリップバッグという裏技も存在するとか、しないとか…